鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1519回】 差別化のポイント

2015年02月27日 | 住宅コンサルタントとして
人口が減少していく日本において、市場は縮小していきます。

市場が縮小する中、売り手の数は変わらない訳ですから、
当然ながら数ある同業他社に対して、しっかりと差をつけなくてはなりません。

同業他社と差別化しなければならない訳ですが、
この差別化戦略において、経営者のセンスが出ると思います。

経営のセンスが無い経営者は、価格による差別化をはかろうとしたり、
同業他社が全くやっていない、非常に難易度の高い部分で差別化しようとします。

でも価格による差別化というのは、すぐに限界が来ます。
価格で勝負することは、中小企業にとってろくなことにはなりません。

また同業他社が誰もやっていない部分での差別化ですが、
これは難易度が高すぎると共に開発に時間がかかり過ぎるのです。

スピードが重要な現代、この手法を選ぶのは、リスクが高いと思います。

ではセンスのある経営者はどういう差別化を選ぶのか?

私は「誰もができるのに、市場の誰もがやっていないこと」での差別化だと思います。

もっと分かりやすく言うと、お客様が求めておられることを
他社が真似できないくらい徹底して磨き、レベル的に真似ができないところまでいく、
ということです。

「何を」ということではなく、「深さ」で差別化することです。

皆さんの会社は、同業他社とどう差別化していますか?
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