鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1508回】 業種が異なる企業・お店がいきなりライバルになる時代

2015年02月16日 | 住宅コンサルタントとして
全体的に居酒屋さんが苦戦しています。

その理由は、ラーメンチェーン店、牛丼チェーン店などの異業種が
ちょい飲み市場を開拓したため、仕事帰りのサラリーマンがかなり奪われているから、
というのが一つの大きな要因です。

その他にも、ワインブームにより、居酒屋よりもワインバルなどの業態に
お客様が流れている、ということも上げられるかもしれません。

今日の日経新聞にも掲載されていましたが、
フレッシュネスバーガーもちょい飲み市場に参入するらしく、
ワインの飲み放題と生ハムの食べ放題を実験的に試したところ、
夜の部の売上が3倍になった、とのこと。

ますます居酒屋さんが苦戦するでしょう。

マクドナルドやミスタードーナツなども、
コンビニにお客様が流れることで苦戦しています。

人口が増えない日本では、
こうした異業種同士の競争が当たり前に起こる時代に突入したと言えるでしょう。

さて我々の住宅業界は、と言うと、
まだありがたいことに、異業種が本格的に参入してきていません。

まあ、リフォーム業界では家電量販店やホームセンターが入ってこられましたが、
現状は建売業者から家を購入したり、いい加減な工務店やハウスメーカーで家を建てた方を
対象に商売をされている感じです。

しかしながら、近いうち、異業種が本格的に参入してくるでしょう。

居酒屋さんの二の舞にならないよう、しっかりと準備したいものですね。
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