鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1513回】 利益改善の取組み

2015年02月21日 | 住宅コンサルタントとして
こういうお仕事をさせていただいていますと、
利益が出せる体質の会社と利益が出せない体質の会社がある、ということがよく分かります。

利益が出せる会社の条件って、何だと思いますか?

仕入れが非常に安くても、利益が出せない会社もあります。
その逆で、仕入れが普通でも、利益が出せる会社もあります。

仕入れは非常に大切なのですが、仕入れだけでは決まりません。

ポイントは、「なぜ利益が出ないのか?」という問題の本質はどこにあるのかを把握し、
その問題の解決のために手を打つことです。

住宅事業で利益を出すには、契約してから着工の期間を短くし、
更には工期も短縮することで、決算上の利益は出しやすくなります。

お客様が住宅会社を選び、着工するまでの流れをまとめると、次のようになります。

業者を決める⇒契約する⇒仕様打合せで詳細を決める⇒仕様と金額が決まる⇒着工

そして問題はどのタイミングで建築確認を出し、
更にはどのタイミングで協力業者さんに発注するか、ということなのです。

このタイミングが遅れれば遅れるほど、同じ人数で同じ契約棟数で同じ利益率でも
最終的に決算の数字が大きく変わるのです。

昨日のコンサルティングでは、この部分を徹底的にクライアント様にご提案し、
スピードも上がるし利益も改善する方法をご提案させていただきました。

お客様にご迷惑をかけることもなく、社内のさまざまなスタッフさんがより連動して、
利益が上がる訳ですから、こんなに良いことはありませんよね?

受注棟数がある一定を超えると、こういう社内業務の流れを最適なものにするだけで
収益性が大きくあがったりするのです。

皆さんの会社の業務のオペレーションはスムーズですか?
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