鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1507回】 全ての人をターゲットにしない

2015年02月15日 | 住宅コンサルタントとして
時代が進化するほど、お客様の目は肥え、求めるモノのレベルが上がります。

一昔前に通用していた商品やサービスが通用しなくなっていきます。

そこにライバル企業のレベルアップが重なると、一気にお客様から必要とされなくなります。

数年前の勝ち組が、負け組となる典型的なパターンです。

こういう流れに適応しようとする際、ポイントとなることがあります。

それは「全てのお客様をターゲットとしない」ということ。

特定のお客様に絞って、その分深いレベルで商品やサービスを開発することです。

全ての方を対象とした商品やサービスは、どの部分をとっても中途半端となり、
自社を特徴づけるポイントが弱くなり、結果競合と同質化してしまうのです。

住宅で言えば、住宅を求めるお客様の感性が上がってきています。

住宅がファッション化してきている訳です。

ですから、どのテイスト、雰囲気が好きなお客様をターゲットにするかで、
商品のデザイン、名刺やパンフレットのイメージも変わってくるでしょう。

こういう時代になればなるほど、ターゲットが広い商売の展開をすると苦戦するのです。

大手ハウスメーカーさんの大半が苦戦しているポイントはそこかなぁと思っています。

皆さんの会社は、どんな方をターゲットにビジネスを展開していますか?
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