鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2843回】 書面に残し、情報を共有する

2018年10月12日 | 住宅コンサルタントとして

どんな優秀なビジネスパーソンでも、ミスをすることはあるでしょう。

 

ミスが発生した際の対応は下記のようになるか思います。

 

1.お客様への謝罪、および上司や協力業者様への報告

2.そのミスに対する対処

3.ミスが発生した要因の分析

4.同じことが二度と起きないようにしくみやルールの改善

 

ここで重要になってくるのは、3と4を徹底的におこなうこと。

(もちろん、お客様への謝罪や会社への報告は当たり前です)

 

そして当事者の頭に残っているだけでなく、

書面化し、スタッフ全員で情報を共有することです。

 

ミスはしょうがないですが、

同じようなミスを立て続けにいろんなスタッフがする、ということは避けなければなりません。

 

そのためには情報の共有が重要になってくる訳ですが、

書面に残さなければ、組織内で情報の共有化はできないと思った方が良いです。

 

口頭でどれだけ繰り返し伝えたところで、

すぐに忘れ去られると思った方が良いです。

 

 

この書面に残し、それをいつでもスタッフが回覧できるようにする、

というしくみが回っていない会社が結構多い。

 

私、社会に出て最初に働かせていただいたメーカーでは、

1週間に5~20くらいの頻度でいろんな通達、連絡が出されていました。

 

商品の改善情報、発注方法や見積方法の変更、

新設部署や無くなる部署などの組織情報、

会議や行事の連絡などなど。

 

特に商品情報とその発注や見積の方法は目まぐるしく変わるので、

口頭で伝えても伝えきるのは無理なんです。

 

だから書面による通達が徹底されていました。

 

 

ミスが発生した際、皆さんの会社では対処が終了した後、

要因と改善策を書面に残し、情報を共有する文化がありますか?

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