業績を継続して高めていくには、もちろん営業力の向上も必要です。
しかしながら、拠点が3拠点、5拠点、10拠点となっていくと、
営業マン個人の教育だけでは数字が上がっていきません。
また、お客様の支持を得られる新商品を出し続けても、
ある一定のレベルで成長は止まってしまいます。
商品力は業績を高める上で重要ですが、
商品力だけでは業績は上がらない。
住宅会社として成長していくために最も重要なのは、
どう考えても経営力です。
経営力とは、会社全体を俯瞰して見ながら、
改善すべきところにすぐ手を打って実行していくことです。
スタッフの採用や教育。
営業・設計・工事・コーディネーターの業務の効率化。
新商品の開発。
出店。
HPやSNSへの対策。
ブランディングのための各種施策。
資金調達。
社員さんのモチベーションや愛社精神のアップ。
などなど、挙げればキリがありませんが、
これらをタイムリーにやっていくことが経営力です。
年間18棟前後受注できる力がある会社があったとして、
そこで頭打ちの会社は、欠けているのは経営力です。
そういう状況なのに、
「自分たちが成長できないのは営業力不足だから・・・」
という問診をしてしまうのは、完全な医療ミスなのです。
住宅のFCやVCが行き詰るのは結局のところ、
本部が商品や集客のサポートしかできないからです。
最も重要なのは、経営的課題を解決するお手伝いをすることなんですけどね・・・。
業績が頭打ちの時、十分に分析をせず、
その原因を営業のせいにすることだけは避けたいものです。