スタッフがある一定以上の組織になると、
経営者が気をつけなくてはならないのが、社内の空気。
より良い家をお客様にお引渡しをするために、
スタッフがお互いが協力しあって、仕事を進めていかなくてはなりません。
仕事は自分一人では何もできず、
自分の仕事を受けて次の工程を対応してくれるスタッフに引き継ぐもの。
駅伝のタスキをつないでいく感じです。
だから、次の工程の人にタスキを渡す際、
受け取りやすいように渡してあげることが理想です。
思いやりがある人ばかりで組織が構成されていると、
社内の空気は本当に良くなります。
しかしながら、
「自分はこんなに仕事をやっているからタスキを手渡すことは無理。
あなたが取りに来て!」
というように、自分中心で相手の立場に立って行動できない人がいると、
組織の空気は一気に悪くなります。
どれだけ仕事ができようが、組織の空気を悪く人がいると、
ある一定以上、組織は大きくなりません。
だから経営者は、組織を大きくしていこうと思うのであれば、
「協調性と思いやりが大事だ」
「後工程の人がやりやすいような仕事の依頼をしよう」
というような行動や考え方の基準をつくり、
それらを言い続けなくてはなりません。
こういうことが重要であるということを理解せず、
社会に出てしまっている人もたくさんいるのです。
仕事ができれば、何をやってもいい、なんていうのは、傲慢そのもの。
皆が気持ちよく仕事ができるような言動、立ち振る舞いができる人が一流です。
組織の空気を悪くする人になっていないか、
自分自身をチェックしたいものです。