鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2840回】 完成現場見学会が成功しにくくなっている理由

2018年10月09日 | 住宅コンサルタントとして

住宅業界で起こっているさまざまな変化の一つに、

完成現場見学会による集客がうまくいかない、ということがあります。

 

正確に言うと、見学会そのものがダメなのではなく、

エンドユーザーの変化により、これまでの見学会の告知方法では効果が無い、

ということなのですが・・・。

 

エンドユーザーの行動パターンや情報収集のやり方の変化を捉えていると

この流れはよく分かるはずなのですが、

ユーザーの動向に関心が無い経営者、マーケティング担当者は

この変化に気づけていないので、見込客との出会いが激減しているのです。

 

見学会をヒットさせるポイントは2つ。

 

1つは少なくとも2週間、3週間のロングランで見学会をすること。

そしてもう1点は、2~3週間           前に見学会を開催する告知をおこなうことです。

 

その理由は、今の若い世代の大半の方が、

スマホでスケジュール管理を行っていることが関係します。

 

何かのイベント、友人からのお誘いがあれば、

スマホのスケジュール管理アプリやカレンダーにドンドン入れ込んでいく。

 

だから自分の休日の予定は、結構前に埋まっているのです。

 

ゆえに自社の見学会をいつ開催するのか、

という情報を早めに発信しなければならない訳ですが、

ただやみくもに自社のHPに情報をアップしたり、チラシをポスティングしても

これまたあまり意味が無い。

 

その告知のやり方にポイントがあるのです。

 

かなり前から情報発信をするということは、

日頃からいろんな方が定期的に見たくなるような

魅力的なコンテンツを用意し、それを継続的に発信することが欠かせないのです。

 

このブログも今日で2840回。

毎日更新し続けている訳ですが、

ありがたいことに定期的に目を通して下さっている方がおられます。

 

ゆえに弊社が何かイベントを開催する際には、

このブログの中で告知をすれば、ある一定の方に情報を届けられるということです。

(ここ数年、オープンで何かセミナーをやイベントを開催する、という企画をやっておりませんが・・・)

 

今のように気軽にいろんな情報を収集できる時代だからこそ、

自社のHP内やSNSで発信する情報が

ユーザーにとって有益なコンテンツとなっていないといけないのです。

 

見学会や各種イベントを成功させるには、

結局のところ、日頃からの情報発信の質の向上が欠かせないのです。

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