鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4783回】 「teaching営業」はもう終わり

2024年02月03日 | 住宅コンサルタントとして

今、家を建てようと動いている方は、

所得が一定以上の方が大半です。

 

所得が高い方というのは、

基本的に頭が良い人の比率が上昇します。

 

頭が良いから、ビジネスの世界で活躍し、

高い収入を得ているのです。

 

頭が良い人は、当然ながら情報収集能力、

更には情報分析能力が高いのです。

 

自分たちが家を建てるのに、

とにかくいろんな情報を収集しているので、

情報武装されているのですね。

 

こういうお客様は、

もう既に自分たちが知っていることを

営業マンからレクチャーされると、

うざく感じてしまいます。

 

特に感じがあまり良くないオッサン営業マンや、

コミュニケーション能力が不十分な営業マンだと

なおさらうざいのです。

 

なので住宅業界で長らく一般的であった、

ティーチング型の営業をいきなりやってしまうと、

お客様の希望とズレているので、

お客様の印象は良くないのです。

 

それよりも、今のお客様が心地よいと感じるのは、

 

「どこまで自分たちの要望を分かってくれるのか?」

 

「自分たちでは気づかなかった、

もっと良くなるプロの提案をしてくれるのか?」

 

という対応です。

 

すなわち、

 

「ひょっとして、こういうの、お好きですか?」

 

「だとしたら、こういう設備は絶対に必須だと思います!」

 

という接客なのです。

 

こういう接客を初回で出来て、

かつお客様に好印象を持っていただくことが出来ると、

良い関係性が構築でき、次につながっていきます。

 

teaching型の営業は、今、動いているお客さまには

初回接客時点だと正直、ほとんど刺さりません。

(信頼関係がしっかりと構築出来た後は効果ありですが・・・)

 

お客様の層に合わせて、接客スタイルを変えていく必要があるのです。


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