日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

思わぬこと

2013年06月25日 | 生活・ニュース
            

 図書館への近道として利用する裏道。その裏道は自動車が来れば歩く方が立ち止ってやり過ごす。傘をさしているとそれを傾けて車を通す。それが自分の身を守ることになる。こんな裏道が一方通行のバイバスになっている。そんなことで利用車は多いが離合には難儀をされている。急がば回れ、危ない近道より遠くても安全な道を、いい諺だ。

 そんな裏道を通り過ぎてT字路を曲がった。と、十数歩向こうに頭を抱えてうずくまっている女性がいる。車による事故、病など悪いことを思いなながら声をかけた。「有難うございます。頭を打ったのですがもう大丈夫です」という声は以外に明るい。殴られたのでなく打ったという、周囲に打つようなものは見えない。女性はこう話してくれた。

 買い物の帰り、いつもここに腰を掛け、ひと休みしている、と指さしたのはある施設の外壁が「コの字」型に窪んでいる場所。見ると、腰かけるには丁度よさそうなブロック2段の高さで、荷物も置ける窪みになっている。話は続く。ひと休みしたので帰ろうと立ち上がった時、頭を上部に当てたという。私も似たような経験はあり、たぶん「思いっきり」コンクリー天井にぶっつけられたのだろう。「恥ずかしいことですが、初めてではないんです」と話された。

 コの字型の窪みは資源回収の日、雨除けできるので新聞や本など紙類が積まれているのはよく見かける。その用途以外に一時休憩場所とは「言いえて妙」、設置者の思惑は何か知らないが、地域の人が開発した腰かけの場所は想定外だろう。

 現役時代、特に化学プラント勤務のときは「危険予知」を厳しく教えられた。装置、操作、行動などで不安全個所や行動はないか、それが災害抑止と身の安全に役立った。しかし、慣れるとそのことがおろそかになる。そこで繰り返し訓練を行う必要があった。今は毎日、ひとつひとつ気を配ることが必要だろう。頭を打った女性と分かれた後、わが身に言い聞かせた。
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