![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/c9/dd56c1ac465d5cf37f6862db52451ca9.jpg)
「広く 永く 強く」が豪雪をもたらしている寒気団の呼称のとおり、広範囲に、長期間、強い勢力を示している。まだ数日続くという。豪雪地帯の景色とは言いづらい積雪の高さと排雪される姿を映像で見ると、ただご苦労さまですと思うしかない。
今朝は薄っすらと雪化粧、岩国城も朝日を受けいつもより輝いていた。小学校のそばを通りかかった。薄っすらと白くなった運動場で児童が楽しんでいる。元気な姿を眺めていると「おじさん見て見て」と雪玉を持た子がブロック塀の内側から差し出す。白い玉、土を混ぜ込んだ玉、頭より大きな玉、広げた手のひらに白い雪だけ乗せているなど、20人くらいの児童が声を掛けて見せてくれた。こんなことは初めて、何か喜びが湧いて来た。
雪が融けて出来た水たまり、そこに張った氷を割って「おじさん すごいじゃろう」と持ってきた男の子は頭に乗せて走って輪の中に入って行った。土混じりの雪ダルマらしきものを数人の児童が取り囲んで何か話している。駆け回る様子を女性の担任教諭がタブレットで撮っている。上から下から正面からクラスの記録を撮る姿に今を感じた。児童は1年ですと教えてくれた。
母校の小学校だが、在学中にこんな時間があっただろうかとさかのぼるが思い出せない。冷たくないか、寒くないかと聞いてみた。手袋を見せながら大丈夫という。雪が少なければ少ないように児童らは楽しんでいる。先生の「教室に戻りましょう」の笛の合図に駆け出して行った。土混じりの雪だるまは運ばれて行ったがどうなるだろうか。
(今日の575) 雪丸め差し出す子らの輝く目