TENZANBOKKA78

アウトドアライフを中心に近況や、時には「天山歩荷」の頃の懐かしい思い出を、写真とともに気ままに綴っています。

この一年を振り返る

2014年12月27日 | エッセイ
平成26年が暮れようとしています。

今年は1月にネットを繋いだのにともない、中断していたブログを再開しました。
本ブログは、時には過去にタイムスリップすることもありますが、元ワンダラーの視点でアウトドアを中心に近況を気ままに綴っています。

同期会で会ったときSに、
「どう、見てくれている?」と尋ねると
「うん、たまにね。写真だけパラパラと。長い文章とか読まんちゃん」と。

同期だからこその正直な意見で、
「そんなもんだよね」と、妙に納得してしまいました。

まあ自己満足の世界かも知れませんが、今のスタンスで来年も続けてみようと思っています。

今年最後のブログ(の予定)は、写真で簡単にこの一年を振り返ります。もちろん、文章は極力短めで。



愛車アトレーで雲仙の雪道を行く。そのアトレーだが、今年また車検をして16年目に突入。



多良岳の六体地蔵とつらら。デジカメを新調しマニュアル撮影に凝りだす。



夏に向けぐんぐんと栄えるオオキツネノカミソリ。多良岳の秘境ルートをあれこれ歩く。



7月の同期会。Tの帰国にあわせて博多に集う。(写真を追加しました→「同期会」)



多良岳のガイドとして、昔の仲間と経ヶ岳へ。



北アルプスの計画が頓挫し、急きょ四国の三嶺に登る。



多良岳の石仏や歴史にハマる。調べれば調べるほど奥が深い。



轟の瀧を写しているカメラマンを写す自称カメラマン。



11月、ワンゲル同窓会IN湯布院。



市のど真ん中にある緑のオアシス、上山。この一年間で70回足を運ぶ。



上山山頂(122m)から見た夕日。

今まさに平成26年が暮れようとしています。

新しい年も平和で幸せいっぱいの年になりますように願っています。
どうぞみなさま佳い年をお迎えください。
             平成26年12月27日  TENZANBOKKA78
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祝・上山70回!

2014年12月23日 | 上山の四季
本日、年間の目標にしていた上山70回を達成しました。
記念すべき今回は、ふだんは行かないつつじ園経由でゆっくりと歩いてきました。

今の時季、「花も紅葉もなかりけり」と思っていたら、いきなり燃えるような赤い樹木が目に飛び込んできました。


生きている化石と言われるメタセコイアの大樹でした。



黄葉はまだ残っていました。


その落ち葉。道いっぱいに敷き詰めたようです。



さすがつつじ園、今も花が…



つつじ園から北口に向かうと立派な檜林がありました。






北口からは愛宕社の石段を登ります。脚力のトレーニングです。



愛宕社にお参りをした後上山に向かいます。
上山山頂にある展望台。お城の形をしています。





そこからの眺め。夕暮れの諫早平野です。



西の空にきれいな夕日が沈みました。


諫早に移り住んで14年目になりますが、上山に登るようになったのは7年前からです。
富士山に登ったのがきっかけで、しばらく離れていた山登りを再開しました。はじめはそのトレーニング的意味合いが強かったのですが、最近はあまり肩肘張らずに、ゆっくりと気分転換にカメラ片手に登っています。
たかだか120mの上山に派手さはありませんが、それでも四季折々にけなげに花を咲かせ実を結んでいく草木を見ると心が癒やされます。
上山年間70回というのは、月に5、6回の無理のない程度の目標ですが、達成できたのは今回で2回目です。健康でいられたことに感謝です。
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森の「気むずかしそうなヤツ」他 

2014年12月23日 | 山(県内)
多良の森の中で気むずかしそうなヤツに出会った。



顔もだが、姿勢もおもしろい。マンガにこんなキャラクターがいたような…





上山の愛宕社の石段、いつもこの顔で出迎えてくれる。今流行のアヒル口?





多良岳の六地蔵の近くで思わずドッキリ!



実際はこんな感じのヒメシャラ。





弘法原から田代原に向かう途中にも。



思わずアップにしてみた。本来、地中にあるべき根がむき出しになっているとそれだけで艶めかしい。



山に行けない徒然に、以前撮っていた写真で遊んでみました。
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上山にリーチ

2014年12月21日 | 上山の四季

(山頂にある展望台から見た多良岳)

金曜日から体調を崩した。昨日は一日休養したがよくならない。
これはもう山に治してもらうしかないと心配する家内をよそに上山に向かった。

これは根拠のないことではない。毎日新聞に連載中の小説「劉邦」の中にも、「人には治せない疾病は山に治してもらうしかない。」(-294話-)という件がある。(浩然の気~小説「劉邦」より

寒波が接近していて冷えてはいたが、それでも肌に触れる野外の冷気は気持ちがよかった。汗をかかないようにゆっくりと歩いて行ったのだが,いつも以上に息が上がり足が重い。やはり体調が悪いのだ。

師走は何かと忙しくて、今月初めての上山である。それでも今年通算69回目の上山で、年間の目標にしていた70回にあと1回と迫った。ウォーキングが健康にいいのは頭では分かっているが、生来怠惰な自分を奮い立たせるために「上山年間70」という数値目標を設定したわけだ。

リーチである。よほどのことがない限り今年は目標を達成できそうである。




諫早の町並。多良岳はどんよりとしていて夜には雪になりそうな気配である。

ところで体調は…。そう簡単にはよくならない。これは年末は法華院温泉でしばらく湯治をするしかないかと思っているところである。

 
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ユリの種

2014年12月13日 | 上山の四季
前回(「結実 ~ 奇跡のユリ」)の続きです。
とっくに枯れているはずのユリの子房ですが,それでも自然と先の方が開いて種を落としていました。。





さや(子房)の中には種がいっぱい入っていました。
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結実 ~ 奇跡のユリ

2014年12月08日 | 上山の四季
あの上山のユリが結実しました。奇跡です。




これまでの流れ。


いつもの上山のウォーキングコースでユリを見つけました。8/24(→「上山で見つけたユリと茸」)




花が落ちてめしべが残っていました。8/26(→「続・「上山で見つけたユリと茸」)



めしべがふくらんできました。9/29(→「上山 なにげない風景」)



長崎がんばらんば国体に向けての除草作業でユリも一緒に刈られていました。ところが奇跡的に刈られたユリがその場に落ちていました。10/13(→「上山 『奇跡』のユリ」)



刈られていたユリを家に持ち帰り水に生けました。10/13



それから1月半後。あのユリはなんと実を結んだのです。11/29



さやの中には種がいっぱいできていました。



この種を植えて、育ててみようと思っています。
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山弁当 ~ 冬編

2014年12月08日 | 山(県内)
冬山での弁当は、天気や食べる場所に大きく影響されます。
厳しい山だったら、5個入りのあんパンとテルモスに入れた温かい飲み物などがいいようです。
寒風吹きすさぶ中でも、小さなあんパンだったら、ポケットに入れていて歩きながら食べられます。また、おにぎりやご飯系統は避けた方がよいとも聞いていました。ご飯粒は冷たくなっていて、それを口にすることで体温を奪われるからだそうです。確かに冬山は冷蔵庫の氷温室にいるようなものですから、当然ザックの中も氷点下になっています。

ところが、今回急に冬山に行きたくなり、取り急ぎご飯粒の弁当を用意しました。



タッパーに入れたご飯です。そしてお茶漬け。テルモスのお湯でお茶漬けにしたらどうかと思ったわけです。

そしてお昼、こんな感じになりました。(座禅岩にて)



「テルモスで保温したお湯でもラーメンは大丈夫だよ」と、この前のOB会の折にFさんやSちゃんが言っていたので、カップラーメンとお茶漬けにしました。
ご飯自体が冷たくなっていたので、できあがりは熱々と言うわけにはいきませんでしたが、十分にからだが暖まる温度でした。付け合わせの生姜の佃煮から甘辛い汁が溶け出しており思わぬご馳走となりました。
一人分のタッパーにご飯、そしてお茶漬けは、雪や風が厳しくない状況なら十分使えるメニューです。でも、天候悪化に備えて5個入りパンの準備もしていた方がよいと思います。非常食にもなりますので。


☆追記
温かいお湯漬けの作り方

① ご飯をお湯に浸します(1回目)。
  お湯でご飯をかき混ぜた後、お湯だけ飲み干します。ぬるま湯で水分補給です。のどが渇いてなかったらこのお湯は捨てます。
② ご飯に、梅干しや佃煮、お茶漬けの素などをのせて、もう一度お湯を注ぎます(2回目)
③ 温かい湯漬けの完成です。
④ 食後にもう一度お湯を入れてかき回すとタッパーはきれいになります。
  注:学生時代の冬山では食器は洗わずキジ紙で拭くだけだった。










さて、今回のお山はこんな感じでした。


うっすらと雪化粧した経ヶ岳(左端のピーク)



前岳に向かう途中の檜林



多良岳・笹岳・経ヶ岳



羅漢さんとつらら




前ブログで、冬の天山のことを書いていたら、急に冬山に登りたくなりました。
週末冷え込んで山が白くなっていたからです。天山も考えたのですが、遠いものですから近くの多良岳にしました。稜線部は20㎝ほど新雪が積もっていました。キュキュとバージンスノーを踏みしめながらの雪道に満足しました。


前岳に向かう雪の稜線と私がつけた足跡



前岳山頂

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天山追想3 忘れ得ぬ思い出

2014年12月07日 | SUWV
忘れ得ぬ天山の思い出、三話。

第一話 「初めての天山歩荷」

 天山歩荷に初めて挑んだのは、2年生の夏だった。話には聞いていたけどあれほど苛酷なものとは思わなかった。バス停から1時間ほど歩いた神社ですでにバテていた。炎天下の歩行で、水を飲んでも飲んでものどの渇きがおさまらなかった。みかん山の横から小径に入ったくらいから、一人大幅に遅れてしまった。2年生でサブリーだというのに全く情けない話である。水ポリの水はすでに飲み干していて、林の中を流れていた小川にうつ伏せになって、水をがぶ飲みしたことを覚えている。


第二話 「早朝の天山で見たものは…」

 学生時代は毎年、月見をしていた。あるときは校舎の屋上で、あるときはボックスの横で。
そのときのではないが、ボックス横での酒飲みの様子を写した写真がある。


よく見ると、コッフェルやブス、そして一升瓶を持ってほほえむ○女史の姿が。照明はボックス間に細引きを渡し、蛍光灯を吊している。

 あの頃は、中秋の名月などは、みんなで酒を飲むための大義名分に過ぎなかったのだ。何かの話で盛り上がり、翌朝天山に登ることになった。まだ夜が明ける前に、8合目までは車で行き、そこから登ったのだが、山頂にはすでに先客がいた。あのときの驚きは、映画「剣岳・点の記」で、剣岳初登頂の快挙を成し遂げたと思ったら、先人が登った痕跡を発見し愕然とした主人公のあの驚きと似ている。
「どうしてこんな早くに人がいるのか?」
尋ねてみたら、中秋の名月を一晩中眺めながら、山頂で夜を明かしたという。その人の横には傘と一升瓶。傘は夜露をしのぐためのものだったという。花鳥風月と言うが、世の中には風流を愛する人がいるものだといたく感心したのを覚えている。


第三話 「真冬の天山で」

 雪が降ると今でもワクワクし、雪山に登りたくなる。(喜び回る犬と同じか…)
社会人2年目の冬、友人二人を連れ、車で雪の天山に向かった。川内の集落を越えたところでタイヤにチェーンを巻き、8合目を目指した。すべて予定通りと思われたとき、車が動かなくなってしまった。道は舗装などしてなく、石がゴロゴロしていたのだが、雪に隠れていた大きな石に車が乗り上げてしまったのだ。エンジンを吹かせども空回り、友人等に押してもらうけれどもびくともせず万事休すと思ったときに、下から悠然とパジェロが登って来た。そのパジェロに引っ張ってもらってなんとかピンチを脱出することができたが、もしパジェロが来なかったらと思うとぞっとする。若い頃の苦い思い出だ。


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天山追想2 ~ 全体ワンデリング

2014年12月06日 | SUWV
1981年、9月のこと。
それまで有志で、各パートごとに行っていた秋のパーワンを全体でやろうということになりました。山は天山。例によって小城の天山宮前バス停から天山、彦岳を越え清水観音までを1泊2日の行程で歩きました。

川内分校で休憩。前ブログ「天山追想~老い出しワンデリング」は、私が1年生の時のことですが、このときは4年生でした。




8合目、今回はここにテントを張りました。












清水の滝

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天山追想 ~ 老い出しワンデリング

2014年12月06日 | SUWV
学生時代幾度となく登った天山。

今回は、真夏の天山歩荷ではなく、みんなで楽しく登った老い出しワンデリングの紹介です。
「老い出しワンデリング」は、卒業される先輩(後輩の場合も?)との送別登山です。登る山としては作礼山が多かったのですが、この時はみんなで天山に登りました。
(作礼山だとバンガローがあるのでテントを持って行く必要がなく、その分荷物が軽くなります。この「老い出し」は、新歓登山」とは逆で、卒業生が重いキスを担いで登ります。)

今は、前回のブログのように8合目まで車で行きますが、あの頃は麓の小城町の天山宮前バス停からテクテクと登っていました。


5合目(?)、川内分校の校庭にテントを張って1泊。

懐かしいテントがずらり。当時最強のテントだった「ウインパー」、大人数が泊まれた「カマ天」、「リー棒」…

翌日、8合目の池の前で記念撮影。我先にと記念撮影はにぎやかでした。



  若さとりえの目立ちたがり屋
  記念写真はまともじゃないさ
  他人押しのけ前出て跳ねて
  ともに現(うつ)そか 明日の夢

   (「佐大ワンダラー」相良正哉・阿比留千代磨作詞より)

        






写真には当時、4年、5年、6年の大先輩方のお顔も。大先輩方は山も酒も強かったな…。

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