TENZANBOKKA78

アウトドアライフを中心に近況や、時には「天山歩荷」の頃の懐かしい思い出を、写真とともに気ままに綴っています。

桜につつまれた黒髪山・乳待坊 ここは…

2018年03月31日 | 山(県外)








乳待坊で満開の桜を見ながらお弁当を食べる。
「もう山には登らなくていいかな」と思わせるほどのうららかな日和だ。




30数年ぶりの黒髪山だ。はるばるここまで来て登らず帰るわけにはいくまい。
ちょっとインチキして、車道を行き止まりまで車で行くことにした。

登山口


見返り峠から少し行ったところにある展望所の眺め


雌岩


石仏


おそるおそる岩の先端から下をのぞくと… (赤の囲みは石仏)


そこは断崖絶壁

それを写そうとカメラを持った手を伸ばしている私の影が写っている。


天童岩(黒髪山)を目指す道の途中の岩を削った階段


踏みつけられすり減っている木の根の階段


頭部を補修した石仏(廃仏毀釈の名残?)





そして行く手に立ちふさがる天童岩、デカい!


この岩を右手に巻いて行く


鎖場





大崩山を彷彿させる梯子やロープ





ついに見えた天道岩の頂


天空の散歩道(風がある日は怖そう…両側とも崖)


頂へ続く最後の登り





きた~っ!てっぺん!


反対側


山頂からの眺め



そのまま帰路についてよかったのだが、どうしても西光密寺に立ち寄りたかった。

ひっそりとした「西光密寺」


「でっけい岩」がある池


「石とうろう」と「石仏」


「花畑」の花



「西光満寺」じゃなくて西光密寺は昔のままだった。
SUWVの同期のみんなはこれを覚えているだろうか?






38年前の大学2年生の秋、私たちが執行部になってすぐに一般参加者を募って行ったオープンキャンプ。その時の企画で、オリエンテーリングか宝探しかに使う予定だった手書きの地図である。あいにく、あの時は雨にたたられこれは使わないままになってしまったが…



地図に書いてある「石の階段」を登って乳待坊の登山口に帰る。なお、文中に括弧を使ったのは地図に書かれていた文字を引用したためだ。





乳待坊に戻る。満開の桜が「お帰りなさい」と迎えてくれた。


日はすでに西に傾いており、逆光が郷愁をかき立てる。







いまは乳待坊展望台というが、私たちがオープンキャンプのテントを張ったのはここじゃな
かったろうか。38年前なので記憶は曖昧だが…


あの時の写真

(1979年秋 オープンキャンプIN黒髪山)


あの頃はみんな若かったな。みんなの髪も「黒髪やな~」。
帰りに黒髪神社にお参りをしていくか…
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桜ザンマイ・御館山

2018年03月30日 | 諫早
上山のヤマザクラは取り立てて開花が早いわけではなかったが、ソメイヨシノは例年にない早さだ。


上山山頂からの眺め



上山の北西に位置する御館山の一部が白くなっているのが分かる。
そのアップ



通勤の途中、前方の山の中が白くなっているのが同じく御館山。



そのアップ



車を停めて、別の場所から見上げる。



これは一度行ってみないわけにはいかない。
ということで行ってみた。



境内の下に、あふれんばかりの桜。
見上げるのでなく見下ろす感じで桜、桜、桜ザンマイ…








本殿






















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日曜大工 手作り介護用品

2018年03月29日 | 畑・園芸・工芸・片付け
バリアフリーとまではいきませんが、車いすの移動をスムーズにするために段差を解消するアイテムを手作りしてみました。


廃材を見つけてきて、鉈を対角線に打ち込み2つに割りました。木の繊維にそって裂けたので左右がアンバランスです。さらに鉈をかんな代わりにして表面をならして完成しました。







かなりワイルドなスロープのできあがりです。これでもスムーズに玄関の出入りができるようになったのですが、見た目が悪いので1週間後にもう一つ作ることにしました。


今回は電動工具を持参しました。
まずは廃材を適当な長さに切り落とします。




前回は鉈でうまくいかなかったので、今回は電動かんなで削ることにしました。
というより、前回は急な思いたちで鉈しか工具がなかったのです。


ちょっと削ってみてビックリ!。古びた材木から想像もつかないような、赤みを帯びたきれいな木目が顔を出しました。そして、木の香りがあたりに漂いはじめました。



どうです、この味のある木目。




完成です。






廃材を手にしたとき重いとは思っていましたが、これほど年輪が詰まっているとは思いませんでした。その分固くて丈夫です。また、木目もとてもきれいで工芸品のようです。
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黒仁田林道から傾山へ

2018年03月26日 | 山(県外)
 6年前の平成24年10月のこと、傾山に、その最短ルートである黒仁田から登った。山登りでは苦労しなかったが、見立から黒仁田までの車道で大変な思いをした。とりわけ最深部である黒仁田林道の思い出は強烈である。

 なぜ今頃この話かというと、先日このルートで傾山に登った先輩から電話をいただいたが、アプローチの黒仁田林道のことで会話が盛り上がり、あの時のことが懐かしく思い出されたからだ。先輩の車は4駆のエクストレイルで、私のは2駆のアトレーだった。4駆でさえ大変だったという悪路をよくまあ軽のアトレーで走破できたものだと今でも感心させられる。

 この時の山行は以下の日程で、ここでは3日目の傾山について振り返ることにする。

10/6 祝子川温泉美人の湯駐車場にて車中泊
10/7 大崩山登山(わく塚-大崩山-坊主尾根) 美人の湯駐車場 車中泊
10/8 傾山登山

 遠征3日目の平成24年10月8日未明。慣れない車中泊のせいか、夜中に何度も目が覚めた。午前4時を回った頃、思い切って行動開始。朝食までに距離を稼いでおこうと美人の湯の駐車場を出発。


道の駅宇目にて朝食



朝飯を終え、洗面やトイレを済ませた頃夜が明ける



「ととろ入口」でR326と別れ、傾山を目指す。



ここを右折して林道に入る



ここは左折



たいしたことないな…



と思っていたら、徐々に、もう勘弁してといいたいくらいに道が悪くなっていく。



車道ではこれまでに経験したことのないような凸凹凸凹が続く。
途中、原野をピョンピョンと跳ねているカモシカを見ることができた。めったに見られない光景が続くが写真どころではない。


40分後駐車場に着く。先客があった。ほう、レガシーか、やるもんだな…



駐車場より先の道は、ここまでのそれよりよさそうだったので行けるところまで行くことにする。



そろそろ身の危険、イヤ車の危険を感じたので道の脇に車を停めることにした。やった、レガシーに勝った!
(何、レガシーはアトレーなど相手にしてないって…)



ここまで来ればしめたもの、30分ほどで九折越に到着する。











九折越小屋






間近に見える傾山









登頂を終え再び九折越 ここで鹿を発見






水場



気持ちのいい森林の中を下っていくとあっという間に車を停めていたところに着く。






 このルートは、昼食休憩も入れて4時間も見ておけば十分である。この日は下山後、日之影町の道の駅「青雲橋」で1泊する予定だったが、時間に余裕があったので諫早に帰ることにした。

日之影町 → 高千穂 → 高森 → 大津 → 玉名 → 長洲 ~(フェリー)~ 多比良 → 諫早

 傾山に登ってその日のうちにわが家へ帰れたのはひとえに黒仁田林道とそれを走破してくれたアトレーのおかげである。この山行きを境にアトレーへの愛着が増していく。

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春の多良岳 マンサクとホソバナコバイモ

2018年03月25日 | 山(県内)
久しぶりの山の話題です。
多良岳に10か月ぶりに登りました。
春の多良岳といえばまずはマンサクです。そこで座禅岩から多良岳への縦走路を歩きました。
このルートのマンサクは例年遅咲きだからです。

はたして


残っていました。感激です、私が来るのを待っていてくれました。
というか、ここは北風がもろに当たるので開花が遅れるのです。




この稜線上には座禅岩をはじめ休憩に適した平らな岩場が複数ありますが、その一つを選んでランチランチタイムに。



本日の豪華ランチ「特製のりタル弁当」



この景色を見ながら食べていたら



突然、ラーメンも食べたいという衝動に駆られ急きょ作ることにして…
弁当を半分食べた頃にラーメンができあがり、本日のランチは高カロリーランチとあいなりました。



久しぶりに多良岳に登ったら、お地蔵様のエプロンが新調されていました。



少し照れぎみにうつむいていらっしゃるように見えます。


このお地蔵様の高台もマンサクの絶景スポットですが、ここは盛りを過ぎていました。




役行者様もおめかしをされニッコリと微笑んでらっしゃいました。



そして、ホソバナコバイモ









「やっぱり山歩きはいいな」とつくづく思いいながら多良岳をあとにしました。




「多良岳さらば また来る日まで」
次はヤマシャクヤクとシャクナゲの咲く頃に…

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安勝寺の鐘楼建替 ⑩ 落慶

2018年03月24日 | 諫早
H30 2月17日 これ以前にできあがっていたかも知れないが、この日門をくぐると足場が撤去されていた。そこには解体される前と同じ鐘楼の姿があった。

























ついに「安勝寺の鐘楼は諫早市民の財産。後世に残そう」という思いが実現した。
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安勝寺の鐘楼建替 ⑨ 年末・年始

2018年03月24日 | 諫早
平成29年の年末には間に合わせたいということだっが、復旧工事は思いの外時間がかかったようだ。

H29 12月23日








H29 12月27日





除夜の鐘に間に合うか気がかりだったが、この日実家に帰る。

年が明けて平成30年1月4日 諫早に帰ってきてすぐに安勝寺を訪ねる。



新築ならこんなに時間はかからなかったろうが、元の状態に復元するというのは大変なことだったのだろう。この工事に携わっていっらっしゃる全ての方のご苦労に対し敬意を表します。
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安勝寺の鐘楼建替 ⑧  工事に彩りを添える紅葉・黄葉

2018年03月24日 | 諫早
2か月ぶりの安勝寺。師走というのに紅葉・黄葉の盛りだった。

H29 12月2日


紅葉


黄葉



そうだった。安勝寺は時鐘楼だけでなく紅葉の名所でもあったのだ。ところで復旧工事は…







あとは瓦を葺くだけのようだ。

外壁




石垣



彩りを添える紅葉



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安勝寺の鐘楼建替 ⑦ 蘇る「墨染めの衣」

2018年03月23日 | 諫早
H29 10月7日 本明川の対岸から見えるブルーシート。おっ、やってるやってる。



この前訪ねた時は柱と梁だけだったが、外壁に杉板が貼ってあった。





おお、これぞこれ、この色!安勝寺の外壁は「墨染め衣」と称されるこの色だった。
次に訪ねたのは2か月後の師走。いよいよ完成か。 - 続く -
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安勝寺の鐘楼建替 ⑥ 組み合わされる新旧の木材

2018年03月22日 | 諫早
H29 9月23日 


遠目にブルーシートが見えてくる。あそこが工事中の安勝寺だ。土台の石垣ができてから1か月、工事はどこまで進んだろうかとワクワクしながら門をくぐる。



柱が組まれていた。
よく見ると所々に真新しい木材が使われている。







H29 9月30日 1週間後


垂木




季節はこれから秋に向かうが、この分だと「正月には地震からの復興の鐘を響かせたい」という願いが叶えられそうだと確信したのだが…
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