TENZANBOKKA78

アウトドアライフを中心に近況や、時には「天山歩荷」の頃の懐かしい思い出を、写真とともに気ままに綴っています。

浅草のカーニバル

2015年08月31日 | お出かけ
甥っ子の結婚披露宴に出席するため東京に行ってきました。
観光はしないつもりでしたが、期せずして浅草サンバカーニバルに出くわしました。
慣れない都会での電車移動でヘトヘトに疲れていたのですが、あのパレードを見たらたちまち元気になりました。祭はすごい!人を元気にするパワーを持っている。ましてやあの露出度の高い踊りは…


たくさんの人だかり、何だ何だ…?


人をかき分け近づいてみると…、Oh!


いいね…


山車も登場!祭だ、祭だ…


祭はフンドシに限る。いいね…


ミステリアスな山車







サンバのリズムにのって華やかなパレードが延々と続き、もうブラボーの連続でした。ただ、とにかく人が多くて見るのに苦労しましたが、中にはこんな特等席で見物する人も。公衆電話がロイヤルボックスに見えました。



カーニバル見物ですっかり元気になったので、浅草の町をぶらりと歩いてみました。





















演芸場の近くにあった鯨料理の専門店。その看板に思わず座布団一枚!
「鯨(げい)を喰って 芸を磨け」とは。


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九周一周自転車旅行

2015年08月16日 | 
お盆に親戚が集まりましたが、その中で、今年二十歳になった甥っ子が自転車ではるばる鹿児島からやって来たものですから、その話題で大いに盛り上がりました。

(甥っ子の自転車)


(8段×3段の24段変速)


自転車は、処分に困っていた知人から2万円で譲り受けたそうですが、自転車やサイクリングの知識が全くないまま友人と二人で九州一周の自転車旅行を思い立ったそうです。帰省先の関係で、友人とは諫早で別れたそうですが、友人の自転車はママチャリだったそうです。鹿児島を発ち、宮崎からは山越えで大分入りをしたというからかなりかなりハードな旅だったようです。私も学生時代に、ワンゲルの合宿ではありましたが自転車で旅をしていたものですから、甥っ子の初めての自転車旅行の話を興味を持って、おもしろおかしく聞かせてもらいました。

話のあらましは次のようなものです。

見知らぬ人にたくさん声を掛けてもらい親切にしてもらったこと
道の駅では一緒に写真を撮らせて欲しいと何人からも声を掛けられたこと
「自分も若い頃九州一周をしたんだよ」と、話をしながら昔を懐かしんでおられたこと
たくさんの差し入れをもらったこと

単純に道を尋ねただけに、「泊めてやれなくてごめんね」と申し訳なく謝られ驚いたこと
佐賀では公園で野宿をし、たくさんの蚊に刺されたこと
自転車に泥よけが付いていないので、雨の日に、後輪からの跳ね上げで背中が泥だらけになったこと
転倒して足や肘に擦り傷を負ったこと
パンクしたときに、サーファーのお兄さんが鮮やかな手つきで修理をしてくれたこと
実はこのお兄さんは自転車屋さんで、甥っ子が素人であることを素早く見抜き、パンク修理のノウハウ等を伝授してくれたこと


甥っ子にすれば初めての大冒険で、行く先々での出会いや体験の一つ一つが新鮮で、感動に満ちたものであったことが彼の話から伝わってきました。真っ黒に日焼けしたその顔は、昔の面影を残しながらも一回り成長した二十歳の若者のそれになっていました。


山がそうであったように、自転車旅行も昔とはスタイルが変わっています。一番のちがいは荷物の積み方です。昔はキャリアにバッグを付けていたのですが、今はザックに詰めてそれを背負って自転車を漕いでいます。



それはさておき、この後の旅程は、島原外港からフェリーで熊本に渡り、3号線を南下して水俣、串木野を経て鹿児島に帰るとのことでした。トンネルも多いので、安全のために甥の自転車にテールライトを付けてやりました。これは昔はなかったのですが、後続の車にその存在を知らせる上で効果的なアイテムで、私も最近自分の自転車に付けています。


(センサーが付いていて、暗くなると自動で点灯あるいは点滅するすぐれ物)

元気に出発する甥っ子と目を細めて見送るおじいちゃん


真夏のアスファルト道を汗だくになってペダルを漕いでいく…、若いっていいな!
私も30数年前の自分を思い出しながら見送りました。


私の頃の自転車旅行のスタイル(36年前・北海道にて)
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車のバッテリー交換

2015年08月14日 | 
久しぶりに乗ろうとした普通車のバッテリーが上がっていました。軽乗用車からブースターケーブルで引いてみましたが、バッテリーの容量が異なるのか全くダメでした。これではカーショップにも行けないので自分で交換することにしました。前回のバッテリは3年または6万キロ保証という割といいヤツをはめていましたが、3年と2か月でダメになりました。(保証期間内だったら交換してもらえたのかな…?)
原因は、セカンドカーというほどのシロモノではありませんが、父から譲り受けた軽のアトレーにばかり乗っていたからです。普通車の方には、北アルプス行き等もあって2週間ほどまったく乗っていなかったのです。

ネットで取り寄せたバッテリー。今回のは2年保証で、値段も前回の3分の2ほどの手頃な品物。


ビフォー


アフター 交換完了!



交換したバッテリー


その保証書、保証期間をわずかに過ぎていました…

ところで、その保証書をよく読んでみたら、充電で回復する場合は「保証適用除外事項」としてありました。でも、放電して上がってしまったバッテリーは電極を硫酸鉛の皮膜がおおい性能が落ちるといわれているので交換した方が安心です。


ふだんよく乗っているアトレー(型は古いがお気に入り)


夏場は山やトレーニングだけでなく、通勤等もアトレーにばっかり乗っていました。これがもう1台の車のバッテリー上がりの原因なのですが、軽ワゴンは荷物は詰める、小回りはきくで何かと便利です。荷室の赤色のザックが土を詰めたトレーニング用の歩荷です。跳ね上げ式のバックドアは雨の日など雨よけになってとても助かっています。
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上山のユリ・2015

2015年08月11日 | 上山の四季
昨年シリーズでお伝えした上山のユリの2015年版です。

昨年の夏、除草作業でバッサリ刈られてしまったユリですが、地下の根が生きていて今年も花を咲かせそうです。順調に大きくなっています。


7月15日 去年と同じ場所に見つけました。





8月8日 少し大きくなっていました。


根の方で見つけた蝉の抜け殻


つぼみもふくらんできました。




これは別の場所で写したクツクボウシ。
ツクツクボウシといえば夏の終わりに泣くのですが、今年は例年より早い気がします。

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ヤマモモが…

2015年08月10日 | 上山の四季
北アルプス遠征が終わり、久しぶりに上山に登ったら驚きです。
山頂付近にあった大きなヤマモモの木が切り倒されていました。







斜めに生えていたので、倒木の危険ありと判断され切られたのでしょうか…、ショックでした。

【切り株】






【在りし日のヤマモモ】





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北アルプスへ (7) 明鏡止水   

2015年08月08日 | 山(県外)
8月2日(日)
いよいよ最終日、朝食前にゆっくりと大正池を散策しました。

朝の大正池


湖面に焼岳が満月とともに映っていました。湖面は鏡のよう…


カメラを持って多くの人が集まってきました。


さわやかな朝、そしてこの風景。心がどんどん浄化されるようです。
まさに明鏡止水、湖面には「逆さ穂高」






大正池は今からちょうど100年前に、焼岳の噴火によって一晩でできた池(湖?)だそうです。池と言っても絶えず梓川の水が入っているので湖面は波打っわけですが、なぜか朝の時間帯に、このように水面が鏡のようになるときがあるそうです。


朝食後は、10時40分のバスの発車時刻まで、ゆっくりと上高地を歩きました。


河童橋の近くで… 毎日ここで穂高を描いているという吉田康(日展会友)さん。




清流


上高地ビジターセンター


小梨平キャンプ場


ここにも穂高の絵を描いている方がいらっしゃいました。
「上高地を描き続けて56年というアマチュア画家の渡辺勝夫」さん。


小梨平キャンプ場に4月下旬から10月中旬までテントを張って絵を描いているそうです。
「上高地 渡辺様」で世界各地から届いた郵便物を見せてもらいました。




吉田さん、渡辺さんともに仕事は息子さんに譲って好きな絵に専念されているそうです。
「出会いが6割、絵が4割」とは渡辺さんの言葉ですが、その言葉通りに見ず知らずの私たちにいろいろなことを話してくださいました。またの再会を約束して上高地を後にしました。


新島々駅に向かうバス いよいよ上高地ともお別れ、「穂高よさらば、また来る日まで…」


名古屋に向かう特急「ワイドビューしなの」の中で お弁当



JRは全席指定にしていた 余裕の大人の旅…
なのに慣れていない 早め早めにホームに向かってしまう
ホームにキスリングを並べて座り込み、自由席の順番取りをしたのは遠い昔のこと

山小屋泊まりで行った北アルプス常念山脈の旅
テントやシュラフを担いで登ったのも遠い昔のこと

山は昔のまま…。 しかし、登る人の様相は大きく変わっていた
色とりどりの華やかな出で立ち ウェアーから身に付けている小物までブランド物
「破れズボンにドタ靴履いて」汚い格好で登っていたのも遠い昔のこと

しかし山は変わらない
あえぎ苦しみ、汗をダラダラ流してでも登りたいという魅力に満ちている
「えっ~」と思うような高齢の方も多くいらっしゃった
そして今をときめく「山ガール」も
彼女たちと話ができたことも良かった
みなさんしっかりした考えの持ち主だということが会話や行動から伝わってきた
ふだんは仕事に追われ一生懸命の毎日を生き、まとめて取れた休暇を使って山を楽しむ
山に来ている多くの方がそうだろう、そして私もその一人

山は変わらない、今も昔も
そこを訪れる人の心も変わらない、今も昔も
そしてこれからも

明鏡止水
山を映す湖も 山に登る人の心も





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北アルプスへ (6) 上高地散策   

2015年08月07日 | 山(県外)
8月1日(土)
予定では蝶ヶ岳ヒュッテから長塀山を経て上高地でしたが、一日早く下山したものですから、安曇野から電車とバスを使って上高地に向かいました。

穂高駅前にあった道祖神


穂高神社 電車の待ち時間が合ったので立ち寄りました。穂高駅から徒歩5分。



今回は思わぬ形で時間ができたので、ゆっくりと上高地を散策しました。


大正池と焼岳


河童橋


梓川右岸の河童橋明神自然探勝路からの景色





明神池


明神一之池 赤い小舟に巫女さんが…




明神館 目の前の山が明神岳


帝国ホテル 


上高地自然研究路


田代湿原


田代池


大正池 湖面にゆれる穂高連峰


(続く 次回このシリーズ最終回)

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北アルプスへ (5) 一ノ沢への下山   

2015年08月07日 | 山(県外)
7月31日(金)の午後
常念岳登山を無事に終えて、一ノ沢を目指して下山を始めました。
コースタイムでは3時間でしたが、歩けども歩けどもたどり着かないといった感じの長い長い下山でした。



クルマユリ




シモツケソウ








胸突き八丁 






大滝ベンチ


山の神 ここまで来れば後500m


午後5時前、無事に下山しました。常念小屋で電話してもらっていたタクシーは既に来ていました。そのタクシーの無線を使って、穂高駅周辺で泊まれるところを探してもらいました。
急な宿泊で、なかなか空いたところがなく、穂高温泉郷の「常念坊」という所に泊まることになりました。



「久しぶりの…」と言っても2日入らなかっただけですが、無事に下山できたことに感謝しながらの温泉は最高でした。(まだ続く)
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北アルプスへ (4) 常念岳ピストン  

2015年08月06日 | 山(県外)
7月31日(金)
常念小屋から常念岳、蝶ヶ岳を経て蝶ヶ岳ヒュッテの予定でしたが、この日に下山することにしました。妻の体調が少し持ち直したので、一ノ沢に下る前にカラ荷で常念岳に登ることにしました。その時の様子です。

常念小屋と横通岳  ゆっくり、少しずつ少しずつ高度を上げていきました。


ガレ場の登り  カラ荷だけどきつそうです。


その岩、よく見ると縞模様が…、昔は海の底だったということ?




しみじみ槍を眺める


北穂、そして大キレット


雷鳥 岩場と同じ色に…


ガンバレ!


最後の登り


常念岳山頂からの眺め① 【大天井岳方面 遠く立山、白馬も…】


常念岳山頂からの眺め②  【南岳、中岳、大喰岳、そして槍ヶ岳】


常念岳山頂からの眺め③  【穂高連山】



常念岳山頂からの眺め(おまけ) 【槍ヶ岳アップ】


雄大な眺めを堪能し、下山開始




こうして無事に常念岳ピストンを終えました。


(常念乗越にて 妻の体調が心配でしたが、山が元気にしてくれたようです)

これから、一ノ沢に向けての長い下りが始まります。(まだまだ続く) 
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北アルプスへ (3) 計画を断念…  

2015年08月05日 | 山(県外)
7月30日(木)
この日は常念岳を越えて蝶ヶ岳ヒュッテの予定だったが…

未明の常念小屋


午前4時、山頂でご来光を見ようと、懐中電灯を頼りに登り始めていた人も少なくなかった。
やや遅れて、近くでそれを見ようと体調を崩した妻と小屋を出る。

何人もの人が既にスタンバイしていた。






槍ヶ岳の山頂に朝日があたり、静かに山の夜があけていった。


「雲一つない絶好の…」と言うよりも、こんなに遠くの山々がクリアに見える日が年に何回あるだろうかと思えるようなアルプス日和…。


午前6時半、あまりにも青すぎる空が恨めしかったが…、計画を断念する。
私はこれまで自分が好きなように生きてきたが、その罰があたったのだと思った。今回は自分が好きなことをがまんして、これまで迷惑をかけた家内のために一番近いルートで下山することにした。ただ、下山するにしても1200mを一気に下らなければならない。まずは、山小屋の横にある信州大学医学部の診療所に連れて行きドクターに診てもらった。
頭痛、吐き気、全身の倦怠感を訴えるのだが、一番困っているのは吐き気で、ご飯も食べることができないでいる。これでは下山もままならない。そこで、吐き気止めを処方してもらい、山小屋のチェックアウト(?)ぎりぎりの8時半まで部屋で休ませてもらった。山の朝は早く、7時も過ぎればほとんどいなくなり静かな時間が流れていた。その静寂の中で、何度も「あなた一人で常念岳に登ってきたら」と言う妻の言葉が蘇ったが、「それはできない」と自分に言い聞かせていた。


はたしてチェックアウトの8時半。薬が効いたのか「だいぶ元気になった」と言う妻。しかし、それは一時的なものであって蝶ヶ岳への縦走は無理、一ノ沢への下山は変わらない。ただ、妻の体調もいくぶん回復したのでカラ荷で常念岳にピストンすることにした。そう思わせる外の天気であった。




(続く)

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