TENZANBOKKA78

アウトドアライフを中心に近況や、時には「天山歩荷」の頃の懐かしい思い出を、写真とともに気ままに綴っています。

祖母山へ⑤ 車中泊編

2021年04月30日 | 山(県外)
今回の祖母行きは急な思いたちでした。
週間天気で、土曜日の天気は曇りでしたが、その日しか空いていなかったので登る日は土曜日と決めました。
あとは登る山ですが、YAMAPでアケボノツツジの情報を調べ、祖母の神掛岩コースに決めました。

木曜日 
取り急ぎ荷物の準備をしました。


楽しそうに準備している私に、「遠足にでも行くみたいね」と連れあいの一言。

準備完了

段ボールは窓の目隠し


金曜日(前日) 
仕事(午前中だけの再任用)が終わってから大分の神原を目指して出発しました。
車中泊の始まりです。

まず、道の駅阿蘇の隣にある温泉で汗を流しました。400円

隣にはコインランドリーもあり、道の駅阿蘇は車中泊をするのにもってこいかも。
でも、本日のお泊まりはここではなく、登山口のある神原です。


夕方、神原の駐車場に到着


ここはトイレ完備



意外にも貸し切り状態でした。ラッキーです。
気兼ねなく静かなアウトドアライフを満喫できます。

日があるうちに泊まる準備をしました。


間仕切りのカーテンですが、今回は「つっぱりん棒」を使ってみました。これは簡単でグッド!



そして晩飯の準備です。


飲み物は本麒麟、日本酒、焼酎。これを三酒の神器という。


そのうち日が暮れて

ドアミラにヘッドランプを吊しただけの簡単照明
この不便さがたまらなく楽しく感じられます。
8時過ぎ就寝。


土曜日(登山当日)
4時起床 朝飯は車の中。

おにぎり1個とレーズンパン、そしてカップスープとコーヒー。
別に、「レーズンパンは見た目で損」はしていないと思うのですが…

5時過ぎた頃から車外に出て洗面、トイレ、登山準備。
この頃1台、また1台と登山客がやって来ました。



5時50分 神掛岩を目指して出発です。




初めてのアケボノツツジを見に行った「祖母山へ」を5回にわたって綴ってみました。
当ブログを訪問していただき、ありがとうございました。


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祖母山へ④ 山を下りる

2021年04月29日 | 山(県外)
山頂でステキな若者に出会いました。
彼は息を切らしながら山頂に到着するなり、「やっと着いた、バンザイ!」と、一人で喜びを爆発させていました。
その潔さにこちらも嬉しくなって、「どこから来たの?」と声を掛けました。
すると「大崩から」というではないですか。
詳しく話を聞いてみると

1日目(昨日)
上畑 → 傾山 → 新百姓山 → 夏木山 → 五葉岳 → 鹿納山 → 五葉岳 →頭巾岳 → 見立(テント泊)

2日目(今日) 
見立 → 九折越 → 本谷山 → 古祖母山 → 障子岳 → 祖母山

昨日は頭巾岳の下りで道に迷い、見立に着いたのが夜の9時だったそうです。五葉岳一帯は山の中に水がないので山中泊ができず、夜道を見立まで下ったとのことでした。ちなみに、1日目は朝の4時から登り始めたそうです。
2日目は、午後1時までに祖母に着けたらコーヒーを飲むぞと決めていたらしく、嬉しそうにお湯をを沸かしながら話してくれました。
「この後は?」と尋ねると、目の前の稜線を見ながら「大障子岩、前障子を越えて上畑に下ります」と。
「尾平に下りて林道を歩くより山道が面白いですから」とも。しかも、下山後は自宅がある山口まで帰るというから驚きです。
でも、一番驚いたのは彼の年齢でした。生き生きと話してくれる彼に「失礼ながらいくつ?」と尋ねると、「51」と言うではないですか。
「えっ~!」私は心底驚きの声を上げました。
生き生きと話してくれる彼は30歳前後に見えこそすれ、とても50には見えなかったからです。

「ありがとう。いい話を聞かせてもらい、元気をもらいました」
「こちらこそ話を聞いていただいて嬉しかったです」
お互いにお礼を言って分かれました。

彼との会話で本当に元気をもらい、帰路の足取はとても軽やかなものになりました。
その帰路の様子です。

帰路は国観峠から神原を目指しました。
分岐


国観峠までの道


国観峠に到着


峠から見た祖母山頂


少し下りたところからアケボノツツジが顔を見せてくれました。





急斜面に設けられた木の段々


ヒカゲツツジ


さらに高度を下げるとミツバツツジが彩りを添えてくれていました。


とても鮮やかです。




さらに下るとまぶしいばかりの新緑の森


やがて五合目の小屋に到着


行きとは反対側の川岸を下りました




反対側から見た滝



無事に駐車場にたどり着きました。
山頂で元気な岳人と出会い、元気を分けてもらったおかげで、帰路の足取りは軽く2時間で下山することができました。

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祖母山へ③ 山頂…変わらぬ眺め

2021年04月28日 | 山(県外)
山頂周辺の変わりように驚きました。

分岐から九合目小屋に向かう稜線ですが


スズタケがすっかり枯れていました。
前回登ったのは2009年、今から12年前ですがその時はスズタケの中を行ったのですが…

2009年の様子①


2009年の様子②


当時の面影はありません。

小屋周辺も変わり果てていました。


ゴーストタウンの様です。
その周辺も




12年前、小屋の周辺には緑がありました。

(2009年の様子③)

気を取り直して山頂を目指します。


小屋の前の指導標ですが、時間の波形表示がいいですね。
「山頂まで10から25分」
山を歩く速さは人によって違うので、この表示はグッドです。

12年前の指導標 
場所は違うかも知れませんが緑の中に建っています。

(2009年の様子④)

分岐 山頂はもうすぐ



山頂到着!



記念撮影



山頂付近の様子は変わっていましたが、山頂からの眺めは変わりません。
今も昔も、そしてこれからも見る人の心を満たしてくれます。


頂からの眺め1 大障子岩方面


頂からの眺め2 傾山


頂からの眺め3 天狗、障子岳方面


頂からの眺め4 五葉、大崩方面



(下山編に続く)
おっと、いつもの豪華ランチを忘れていました。

阿蘇と傾山が写っている…





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祖母山へ② 桃源郷を彷徨う

2021年04月27日 | 山(県外)
「彷徨(さまよ)う」という言葉はワンゲル時代に好んで使っていました。

「坊がつる賛歌」にも、「段原彷徨う山男 花の情けも知るものぞ」とあります。
その前段は、「ミヤマキリシマ咲き誇る山はピンクに大船の」ですが、祖母の山も花々でピンクに染まっていました。その桃源郷のよう尾根道をあまりの美しさにため息をつきながらゆっくりと登っていきました。

再び、メンノツラ越 
雲が引きかけていました。


ここから尾根歩きが始まります。





やせ尾根に咲くシャクナゲ


岩の隙間に根付いた松 
成長するにつれて岩を砕くのでしょうか。


アケボノツツジが見えてきました。


これはシャクナゲです。


ドッキリ!


花に戻します。





ひっそりと咲いていたヒカゲツツジ 名前からして…


大障子岩をバックに


この辺りから確変に突入


アケボノツツジとシャクナゲがあちらこちらに咲いています。














おっと…


ネジノキ?









尾根道も終わりに近づき確変終了。

繚乱の確変が「異変」に!


ナンダナンダ?


縦走路との分岐に着きました。


スズタケが全滅していました。


山頂は目前ですが、九合目小屋辺りの変わり果てた姿は目を覆うばかりでした。

(続く)

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祖母山へ① 初めてのアケボノツツジ

2021年04月26日 | 山(県外)


アケボノツツジを見ることは、退職したらやりたいことの一つでした。
ところが、退職をした昨年はコロナ自粛のために行けませんでした。
そして今年、あちらこちらから届くアケボノツツジ便りに触発されて、無性に登りたくなり行動に移しました。
私にとって初めてのアケボノツツジです。どの山にするかいろいろと情報を集めました。その手段は以前はガイドブックでしたが、今はヤマップです。これを使うと旬の山情報を手軽に入手できます。
検討に検討を重ねた結果、祖母山を選びました。
コースは神原から神掛岩(かんかけいわ)、メンノツラ越から尾根を登り山頂を目指し、下山は国観峠を経て神原に下りるというものでした。
私が持っているガイドブックや地図には、神掛岩もその後の尾根道も載っていないのですが、ヤマップの地図にはついています。ただ破線での表示だったのでさぞかし難コースと思っていたら、道標が丁寧につけてあり、迷うことなく歩きやすい道でした。その上、ヤマシャクヤク、シャクナゲ、アケボノツツジ、ミツバツツジ、ヒカゲツツジが咲き誇っていて、その美しさはさながら桃源郷を彷徨っているかのようでした。

今回は第1弾で、神掛岩までを紹介します。

神原の登山口から新緑の中を歩き出しました。朝の6時です。


すぐの所にある「御社の滝」 「おんしゃ」ではなく「おやしろ」と読むそうです。


五合目の小屋に到着


中はとてもきれいでした。


この小屋を直進すれば国観峠を経て祖母山頂ですが、今回は先に神掛岩に行くので小屋から左に進みました。
すぐに木の橋がありました。

岩伝いに行くのですが、行く手に横たわる木に滑り止めの溝が刻んであり感激しましたました。
「なんと親切な…」


アップ


神掛岩までの地図 (看板を加工しました)


神仙滝


ヤブツバキ


このあと谷を登っていくのですが、看板の地図には書いてありませんでしたが、ここからヤマシャクヤクゾーンに突入します。


朝露を浴びた純白の花


少しずつ増えてきました。


看板有り


そのうち、谷の斜面にヤマシャクヤクが広がりました。






谷を登りきったところが「ブナの水源」ですが、そこいらはヒメシャラの群生地でした。


その中で、他の木に抱きついているヒメシャラを発見!


アップ

「ほっといてくれ」という木の声が聞こえてきそうです。

メンノツラ越に到着


ここから神掛岩を目指して下りていきますが、すぐにシャクナゲの歓迎を受けました。
「ありがとう、シャクナゲ君」


色鮮やかなミツバツツジ君も


そして、そして夢にまで見た本物のアケボノツツジ君


これが人生で初めて見るアケボノツツジです。遂に長年の夢が叶いました。

花に見とれながら歩いて行くと目的地の神掛岩が見えました。


神様が腰掛けたという岩の前にもきれいなシャクナゲが彩りを添えてくれていました。


私も神様のまねをして岩の先端に腰掛けようと思いましたが…


足がすくみ残念。私は高所恐怖症…

初めてのアケボノツツジ

私にマジマジと見つめられ、ほんのりとピンク色に顔を赤らめていました。

今回はここまで。
この先山頂を目指すのですが、そこはアケボノツツジとシャクナゲが咲き乱れる桃源郷でした。(続く)
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上山大周回 諫早の山

2021年04月20日 | 上山の四季
いつもの上山(諫早の中心部にある122mの山)ロングバージョンです。約8㎞で歩きごたえがありました。


スタートはサイクリングロード。道脇のツツジが目を楽しませてくれます。


この花壇は老人会がお世話をされています。


運動公園に到着。ジョギングコースを歩きます。


ここを右へ。


シャクナゲ


藤棚

甘い匂いが漂っていました。


この登山口が南口です。


三十三段雁木?


上山山頂!
多良の山々が見えます。


ここを下って北口を目指します。


下った所にある池。


北口の駐車場🅿️


この石段を登り愛宕山を目指します。石段はなんと263段もあります❗


登りきりました。
愛宕山山頂の三の鳥居と石造宝殿。


下って西口を目指します。


西口到着。
再び山頂を目指し折り返します。


先ほどの愛宕山が見えています。


山頂への近道


本日2回目の山頂!
このあと、ツツジ園経由で東口を目指します。


「イノシンに注意」の看板。
私は一回だけイノシンに遭遇しました。


分岐


キレイに除草されていました❗
先週はブッシュ化の一歩手前だったのに…、感激です。


ツツジ 多くは盛りを過ぎていました。


「マムシに注意」の看板。
除草されていたら安心です。


東口に到着。
やった!登山口の東西南北を制覇❗


帰路。
こんもりした所は新道弘法山です。


同じくこんもりは茶臼山です。


ゴール🏁

2時間20分、7.8㎞。
今回初めてスマホの万歩計を使ってみたら10840歩でした。
消費カロリーも表示されていましたが、294kcalでした。
缶ビールと日本酒一杯飲めば元に戻るほどの数値です。
でも、気分転換と足腰のトレーニングになったからよしとしましょう。

今回は写真も本文作成も全てスマホで行いました。だいぶ慣れてきました。



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植木鉢野菜づくり

2021年04月18日 | 畑・園芸・工芸・片付け
カボチャとキュウリの苗の区別がつかない初心者です。
前回のブログでそのことを話題にしたのですが、貼る写真も間違っていたので慌てて貼り替えました。

少しは勉強せねばと図書館にいって野菜づくりの本を仕入れてきました。



これだ!実家には畑がありますが、今住んでいる諫早には畑がないので、植木鉢で野菜を育てることにしました。
植木鉢なら実家に使っていないのがかなりの量残っているからです。

さあ、植木鉢で野菜を育てるぞ。「コンテナ」ならぬ「植木鉢野菜づくり」の始まりです。

移植を待っている苗たち。


まず、植木鉢の準備をします。


本で仕入れた知識を実践。鉢底石を台所用ネットに入れて敷いてみました。


それに発酵牛糞やら培養土を入れて出来上がりです。
ナス


キュウリ 今なら、カボチャと間違いません。


ピーマンだけは狭い花壇の一角に植えました。


完成!


(一番左はあじさい)


リビングからの眺め



盆栽ならぬ植木鉢野菜もとても可愛らしく感じられます。
成長が楽しみだな…




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カボチャとキュウリ

2021年04月17日 | 畑・園芸・工芸・片付け
相田みつをの詩に「トマトとメロン」というのがありますが、トマトとメロンならその苗を見分けることができます。
カボチャとキュウリならどうでしょうか。自分では大丈夫と思っていたのですが、いざ植える段になってどっちがどっちか分からなくなってしまいました。

1週間ほど前、野菜の苗を買っていました。(写真の他にあと3本)


その日のうちに2本は鉢に植えました。


さて問題です。この2つの鉢は何を植えたのでしょうか。

正解は、左がミニトマト、右が韮です。

カボチャは島原の畑に植えようと思って他の苗と一緒に放置していました。

そして1週間経った今日。この二つはカボチャとキュウリなのですが、どちらがカボチャだったか分からなくなりました。



農家さんや園芸になれた人ならすぐ分かるのでしょうが…


思案のあげく、苗を買った店に尋ねに行きました。


苗売り場の専門スタッフがいらっしゃらなくて、仕方なくレジの人に聞きました。
しかし、「レジの人で大丈夫かな…」との失礼な思いは、ものの見事に打ち砕かれました。
その方は私の車まで来て、苗を見るなり即答です、しかも品種まで。

自分の失礼な先入観を恥じいるばかりでした。


こちらがカボチャ


「九重栗」という品種だそうです。

そしてこちらがキュウリ


キュウリは葉っぱの先がとがっているので、見たらすぐ分かるそうです。

みなさんはご存じだと思いますが、私はそんなことさえ知らない若葉マークなのです。
カボチャは実家の畑に、キュウリは諫早で鉢植えします。
うまく育つやら…

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家庭内料理教室

2021年04月16日 | その他
ブリの照り焼きを作りました、いや、正確には作らされました。
「簡単だからあなたが作りなさいよ」と、半ば強制的に連れ合いから作らされました。

「まずブリの切り身を醤油につけて30分ねかせます。」


「その間にタレを作るのよ」
醤油、みりん、砂糖を混ぜ合わせます。


「フライパンに油を引いて焼きます。」
「はいはい」
言われるままです。


「焦げ目がついたら裏返して」
「はいはい」


「さっきのタレを絡めるのよ」
「オッケー」



おおっ、いい感じ。そして、いい匂い。

「お皿に盛りつけて」


おお、それなりにできた!



「ね、簡単だったでしょう。」と.。
連れ合いは私が料理できたことに、そして私は自分でも作れたことに満足しました。

「これからは男の人も料理ができないと困るでしょう」

確かに、いつまでも二人とも健康でいるとは限りません。
将来、私が一人残されても困らないようにと家庭内料理教室が始まったのです。




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多良岳のヤマシャクヤク '21

2021年04月15日 | 山(県内)
平日ですが、午後から多良岳を歩いてきました。
ヤマシャクヤクの開花が気になったからです。
今年はとりわけ桜が早く咲きました。そして我が家のイチハツも。この分では多良岳のシャクナゲやヤマシャクヤクも今が見頃ではと急に思い立ったわけです。

車で一気に五家原岳まで行ったので、「山登り」と言うよりも今回は「山歩き」でした。

駐車場でまずは腹ごしらえ。


駐車場から1分で山頂


意外や意外、恒例のシャクナゲ撮影スポットですが


毎年経ヶ岳をバックに写すのですが、シャクナゲのシの字もありません。
蕾どころか花の芯も…

中岳への途中、日当たりのよいやせ尾根にに赤い蕾がぽつりぽつりと




中岳山頂


ミツバツツジ


この稜線の途中からヤマシャクヤクの咲く斜面へ


夏に向け順調に茂っているオオキツネノカミソリ


森に眠るガリバー?


そしていつもの花園に




ここは静かなヤマシャクヤクが咲く森




私と同じ花園の訪問者


この花を写していました


花の名前は教えてもらったのですが… 思い出せない…

さて、多良岳のヤマシャクヤクですが。半分は盛りを過ぎていました。まだ蕾のものもありましたが、見頃は今週末まででしょうか。
また、シャクナゲの生育状況は例年通りでしたが、花の芯が極端に少ない気がしました。
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