TENZANBOKKA78

アウトドアライフを中心に近況や、時には「天山歩荷」の頃の懐かしい思い出を、写真とともに気ままに綴っています。

シルクキャンピング(4)~ 整備編

2014年04月30日 | 
シルクですが、30数年も使っていなかったので整備しました。(昨年、9月のことです)

整備風景です。


ぺしゃんこのタイヤでしたが、一応空気は入りました。


でも、バーストが心配なのでタイヤとチューブは替えることにしました。
今時、650Bのタイヤ(太めのタイヤ)など、どこの自転車屋さんを探してもありませんでした。
卸問屋さんにもなかったので、自分でネットで探して取り寄せました。

新品のタイヤです。(あるところにはあるものですね)




ギヤと変速機です。


変速機は、往年の名器サンツアーVXです。健在でした。


ボディにはキズがありますが、ハードな使い方をしていたのでこんなもんでしょう。


同じくサドル(革製)。サイドがこすれていましたが型崩れはありませんでした。


尾灯です。当時はこんなのはありませんでしたが、安全のために付けました。点滅して後続車に知らせてくれます。




上下反対に付けてしまいましたが…、機能的に問題ありません。

あと、ブレーキと変速機のワイヤー計4本の交換とハンドルテープの巻き替えをしました。
これらは自転車屋さんにお願いしましたが、私の自転車を見て、「モノがいいですね…」と褒めてくれました。
まんざらお世辞でもなかったようです。
最後に、シルクキャンピングのカタログの切り抜き(これも30数年前のもの)と実際に使っていたときの写真です。





衣食住に加え、山の装備も積んでいました。発進時こそ重たいですが、ひとたび走り出すとどっしりと安定感抜群でした。
これで旅をしていたのだから…、若かったな…。






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シルクキャンピング(3)~ フロントバッグ

2014年04月30日 | 
前回の続きです。
赤いフロントバッグはお気に入りでしたが、30年の歳月の中で所在不明になりました。
とりあえず山用のザックを積んでサイクリングに行ったのですが…



どうもしっくりいきませんでした。
そこで、ネットで調べてみたら、なんと30年前と同じオーストリッチのフロントバッグがいまだにあるではないですか。
しかもデザインは全く同じです。これには驚きました。
ただ、残念なことにどんなに探しても赤がありませんでした。
仕方なく緑にしましたが、それでも30年前と変わらず、オーストリッチのフロントバッグが商品としてあることが奇跡です。

通販で取り寄せたバッグ。


さっそく取り付けて、ポタリングに出かけました。






最近はこの手のフロントバッグははやっていませんが、私にはこれが最高です。
もっとも、最近の自転車にはフロントの荷台など存在せず、バッグを付けるとしたらハンドルのようですが、フロントバッグは使わず背中にザックを背負って走っている人を多く見かけます。なぜ背中に?と思うのですが、それが今流のようです。
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シルクキャンピング(2)~ 学生時代編

2014年04月30日 | 
私はワンゲルでしたが、自転車を使った合宿をよくしました。
北海道の雄大な自然を、サイクリングと登山の組み合わせでまわっていました。
大学1年生の時は、羊蹄山や大雪山に登りましたがそのつなぎがサイクリングでした。
3年生の時は道東を周り、最後は北上して北方利尻山に登りました。

荷物を満載した愛車シルクキャンピングです。


これは長期の合宿を終えて、一人旅のときのもの。


3年生の秋、のんびりと五島に釣りサイクに行ったときのものです。
同期のS永とT良と一緒に3人で行きました。懐かしい思い出です。


これは一人で天山に行ったときのもので、途中の川で休憩しています。
日帰りなので荷物はフロントバッグのみです。


ブスでお湯を沸かしてインスタントラーメンを作っているところです。
フロントバッグだけでもかなりのものが入りました。
自転車の車体がボルドーでしたので赤の色で全体を統一していました…。
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シルクキャンピング(1)~ 復活

2014年04月29日 | 
昨年9月、実に30年ぶりに学生時代の自転車を復活させました。
片倉のシルクキャンピングです。



タイヤ、チューブ、ハンドルのテープ、ワイヤー(ブレーキ、変速機)を交換して乗れるようにしました。
平成25年10月6日、多良岳の広域林道を走りました。
五家原岳の中尾根登山口からシャクナゲ公園までの往復です。





登山用のザックをフロイントバッグ代わりにしてアップダウンの多い山道を走りました。
最後はへとへとになりましたが,久しぶりに風になるあの感覚を味わいました。





ここでもアトレーキャンピングが活躍してくれました。
ベッド部分が格好の収納スペースです。
アトレーとシルクの組み合わせで、一気にアウトドアの活動範囲が広がります。
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いちはつ

2014年04月27日 | エッセイ
「いちはつの花咲きいでて我目には今年ばかりの春行かんとす」(正岡子規)

毎年この時期、我が家の庭にひっそりとイチハツが咲きます。
今年もまた見ることができました。健康であったことに感謝しています。
名前の由来は、世界大百科事典によると、日本のアヤメ類ではいち早く5月に開花するので「最初に咲く」の意で「イチハツ」だそうです。



昨日、私にとって大きなイベントが終わりました。
結婚式での主賓挨拶です。
人前での公式なスピーチが苦手な私に取りましては、かなりのプレッシャーでしたが、
新郎新婦とご両家のために頑張りました。
何とか無事に役目を果たすことができました。
緊張感から解き放された開放感もあって、ビールを飲み過ぎました。
昨晩は会場のホテルに泊まり、今日の昼に我が家に戻りました。

出迎えてくれたイチハツが輝いて見えました。



いちはつの元気はつらつ輝けり大役終えて帰りし我が家 (天山歩荷)
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上山の四季 藤の花

2014年04月23日 | 上山の四季
これも4/20の上山です。
ピンクの桜もですが、上山の山肌の所々に紫の花を見ることができます。
藤の花です。



これは登り口にある公園の、藤棚です。満開です。藤の甘い香りを漂わせていました。





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紅桜

2014年04月21日 | 上山の四季


前回の「楊貴妃」に色は似ていますが、花が少し小ぶりです。
「紅桜」と言うそうです。
楊貴妃も紅桜も撮影したのは4/20(日)です。1週間前が見頃でしたが、カメラを持って行っていませんでした。
ソメイヨシノが散って、もう桜は終わりと思っていたので…、油断していました。

身近なところに、いろいろな種類の桜があり、少しずつ開花時期が異なることを知りました。







場所は上山の登り口です。
本ブログ2/13「北風の中 凜として」で、天に向かってじっと北風に耐えていた木立がこの桜たちです。よかったらあの写真と見比べてください。
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ピンクの絨毯 楊貴妃

2014年04月20日 | 上山の四季


ソメイヨシノは「雪の道」でしたが、今回は「ピンクの絨毯」です。

桜シリーズは完結したつもりでしたが、外国の人が日本の桜にあこがれるという話を聞いて、あらためて身近な桜に関心を持つようになりました。

ここはいつものトレーニングコースです。
ピンクの絨毯を敷いたように桜の花びらが散っていました。
ここに、こんなピンクの桜があったことに、今更ながら気づきました。





少し時季を過ぎていますが、このゴージャスな桜はその名も「楊貴妃」という種類だそうです。
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「花見」 学生時代編

2014年04月09日 | SUWV


前回、ブログを綴りながら、遠い昔の学生時代の花見を思い出しました。
そういえば当時の部誌に「花見」のことが書いてあったなと探してみたところ…、ありました。

記事を書いたのは、花見の武勇伝を持つD助君です。
私たちが3年生の時の新入部員です。
我が,SUWVでは伝統的に、新歓コンパの前に神野公園で花見をしていました。
神野公園まで走って行き、そこでトレーニングをしてから狂宴、失礼、饗宴が始まります。
入学したばかりの1年生は、酒に対して自分の限度が分からず、たいてい飲みつぶれます。
(分かっているやつも…つぶします)
その様子をD助が次のように綴っていました。
昭和55年度版「木霊」-第8号-に掲載されたものを紹介します。


「『花見について…』  D助

私にとって、ハッキリ言って思い出したくもない恐怖の日。その実態とは…
まずキツーイ(当時はマジできつかった)トレーニングが終わり、桜なんてとうに散り去った葉桜の下に席を作った。まずビールで乾杯。その後自己紹介!
「アテンションプリーズ!」
私は、□□出身、教育学部1年□□D助デース。
とまァこんな具合に。そこまでは良かった。問題は、その後なのだ。

何杯飲まされただろうか?
途中M池が、気が狂ったように走り回っていた。
E谷は、何くしゃ訳のわからんことを、わめいていた。
M村は、ダウンしていた。
僕は、自分では今思い出すことができないが、…略… ○○○を連発していた。
そして、みじめにも、恥ずかしげもなく、気がつくと、下宿で寝ていた。後で聞いたけど、H田さんとT福さんに連れられ、そして、靴下まで脱がせてもらったそうな…。
記憶にありません。」

実は、この花見など、次に始まる恐怖の「新入生歓迎コンパ」の序章に過ぎませんでした。
古きよき時代でしたね。

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葉桜

2014年04月06日 | エッセイ
「雪の道」から始まった桜シリーズ、最終回は「葉桜」です。
桜は、満開を過ぎるとはらはらと散り始め、若葉が少しずつ桜の花びらと入れ替わります。
「二分葉桜」、「三分葉桜」、…と若葉が増えていきますが、これはこれで味があります。














今日4月6日。今年最後になるだろう花見の準備をしている人たちです。



ブルーシートは、花見の場所取りです。ピークを過ぎているのでシートだけで十分です。
(ピークの頃には、新人さんがそこに座って番をします)


最後に、満開の桜…、には見えませんよね。

地面に散った花びらが、桜の枝の影に花を咲かせています。(完)

PS そういえば、学生の頃は神野公園で花見をしていましたね。
「アテンションプリーズ!」 今は昔…。
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