この1枚は、合宿解散後の1枚である。
利尻島に向かう前の稚内港と思われるが…(定かでない)
典型的な「カニ族」である。
当時の北海道には「カニ族」や「エビ族」がたくさんいたが、私は正統派の「エビ族」であった。
(注 「カニ族」はキスリングを背負って旅する人のこと。大きなキスリングがカニの甲羅に見えることからこの名がついた。「エビ族」は自転車で旅する人のこと。当時はドロップハンドルが主流で、背中が前屈みに曲がることからこの名がついた。)
【合宿ノート】
-前略-
「が、誘惑に負けてしまった。テントを張るのはずぶぬれは目に見えているので、ない金をはたいて民宿にする。民宿『山田』-。
車で北海道をまわっている三人と相部屋。ビールを少し飲ませてもらい、ばんめし。イカのさしみ、クロイオの吸い物(食べ放題)、同じくフライみたいな…。イカのみそ煮、カボチャ、ワカメの酢につけたやつ、etc。めしを7杯、オニは6杯食べた。
今日はお祭。民宿の表にはステージができていて、僕の出番を待っている。-のど自慢大会-
地元の人たちがカラオケをバックにやっている。旅の想いに、とびいりとして出演。司会者がいろいろと前口上をやって僕を紹介した。何を歌お-かな-。北海道だから函館の人がいいかな-、が前奏がないとちょっと。結局『あなただけを』を歌うことにした。う、う、う、少し歌って忘れてしまった。えーい、色々ごまかして手拍子がないだの、それ行くぞだので、思い出してステージでとんだりはねたり。酔っ払いのおじちゃんが喜んでいる。
ステージからとびおりて帰ると、何と、係の人が封筒をくれた。げっ、1000円も、もうかってしまった。わ-い、わ-い。
つまみを買って、先の三人とともにホワイトを飲んだ。」
以上、ノートを活字に直したが、阿比留さんの直筆の原文の方が味があって面白い。写真を拡大すると原文で楽しめます。
利尻島に向かう前の稚内港と思われるが…(定かでない)
典型的な「カニ族」である。
当時の北海道には「カニ族」や「エビ族」がたくさんいたが、私は正統派の「エビ族」であった。
(注 「カニ族」はキスリングを背負って旅する人のこと。大きなキスリングがカニの甲羅に見えることからこの名がついた。「エビ族」は自転車で旅する人のこと。当時はドロップハンドルが主流で、背中が前屈みに曲がることからこの名がついた。)
【合宿ノート】
-前略-
「が、誘惑に負けてしまった。テントを張るのはずぶぬれは目に見えているので、ない金をはたいて民宿にする。民宿『山田』-。
車で北海道をまわっている三人と相部屋。ビールを少し飲ませてもらい、ばんめし。イカのさしみ、クロイオの吸い物(食べ放題)、同じくフライみたいな…。イカのみそ煮、カボチャ、ワカメの酢につけたやつ、etc。めしを7杯、オニは6杯食べた。
今日はお祭。民宿の表にはステージができていて、僕の出番を待っている。-のど自慢大会-
地元の人たちがカラオケをバックにやっている。旅の想いに、とびいりとして出演。司会者がいろいろと前口上をやって僕を紹介した。何を歌お-かな-。北海道だから函館の人がいいかな-、が前奏がないとちょっと。結局『あなただけを』を歌うことにした。う、う、う、少し歌って忘れてしまった。えーい、色々ごまかして手拍子がないだの、それ行くぞだので、思い出してステージでとんだりはねたり。酔っ払いのおじちゃんが喜んでいる。
ステージからとびおりて帰ると、何と、係の人が封筒をくれた。げっ、1000円も、もうかってしまった。わ-い、わ-い。
つまみを買って、先の三人とともにホワイトを飲んだ。」
以上、ノートを活字に直したが、阿比留さんの直筆の原文の方が味があって面白い。写真を拡大すると原文で楽しめます。