TENZANBOKKA78

アウトドアライフを中心に近況や、時には「天山歩荷」の頃の懐かしい思い出を、写真とともに気ままに綴っています。

天山歩荷の道に

2024年12月26日 | SUWV
最終回から1年9ヶ月経っての追記です。

新春に皇居で行われる「歌会始の儀」に、天山歩荷の歌を詠進していました。
(お題は「夢」)

砂と夢背負ひ登りし天山のあの日の道にまた帰り来ぬ


歌に込めた思いは以下の通りです。

学生時代の天山歩荷
山頂までの長い道
背中には砂を詰め込んだ重いキスリング
汗をダラダラ流しながら登ったアスファルトの照り返し道
山道では喘ぎながら一歩、また一歩
それでもあの頃の私たちには大きな夢があった
背負っていた砂以上の とてつもない夢が

就職してもしばらくは登っていたが
いつの間にか仕事に熱中
山への憧憬は心の片隅に

そして迎えたセカンドライフ
天山歩荷のあの道に
また帰ってきたんだと…


ところで、入選者を伝える新聞記事ですが
「歌会始 入選10人決定」の見出し
本文を読むと10人の筆頭に
「長崎県諫早市の」
一瞬ドキッとしましたが…

別の方でした。


私たちにとって天山歩荷の道は特別です。
今年の1月、先輩のO塚さんから誘いがありました。

「来週佐賀に用事があって、29日に天山歩荷の道を辿って見ようと思っています。S一郎と二人ですが、お知らせまで」

メールをもらい、「天山歩荷の道」に懐かしさがこみ上げ、ぜひご一緒させてもらおうと思ったのですが都合が悪くなり私はいけませんでした。

先輩の登山レポートでは、廃校を過ぎての山道が葛と棘のヤブになってしまっていたということでした。
今は八合目まで車で行く人がほとんどなのでしょう。


天山歩荷の歌
皇居「松の間」で詠み上げられるのを夢見ていたのですが…

拙歌をもう一首
老いてなほ夢中になれる吾が好きあの頃の夢今も追ひつつ



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