「友の帰国に思いを馳せて」
その友は、ベトナムの若者達の自己実現に力を貸すべく、ベトナムに渡り日本語を教えていました。
でも、コロナ渦が現地の生活を「激変」させ、彼の生き甲斐を奪い取りました。
ロックダウンされた現地ですることがなくなり、彼は今、日本への帰国を熱望しています。
しかし、いくつかの障害が立ちはだかり、「1日でも早く帰国したい」と思いながらも帰国できない状況が続いています。
入国を困難にしている主な障害
①ワクチンの問題
日本政府はベトナムにアストラゼネカ製のワクチン100万回分を無償提供しましたが、彼にはその恩恵は届かず、やむなく中国製のワクチンを接種したという。日本政府はファイザー、モデルナ、アストラゼネカの3種類のワクチンしか認めていないので、帰国が叶っても2週間の自主隔離が待っています。
②スマホに「MYSOS」(入国者居所健康確認アプリ)インストールする問題
入国時にこのアプリの提示がなければ入国を拒否されるそうです。彼はスマホ不要論者でしたが、必要に迫られて購入したとのことで、この件は解決しました。
③ビザの問題
これは現在更新中とのことで、更新でき次第帰国の手続きに入るとのことでした。これまで彼は、公的証明書の取得が日本のようにスムーズに行かないもどかしさをブログで嘆いていましたが、早くこの問題が解決してくれることを願うばかりです。
④その他の問題
自主隔離のホテルやハイヤーの手配、PCR検査陰性証明書の取得など他の問題もありますが、③のビザの取得さえできればあとは先に進みそうです。
そんな彼が「帰国後に思いを馳せて」と題したブログに、帰国したら「近場の八木山に登りたい」「山とサイクリングプランの実践をしたい」「孫達と楽しく会話できるようポケモン語を…」と綴っていました。
彼の帰国を、彼の家族は勿論のこと、友人・知人みんなが心待ちしています。
そんな彼の帰国に思いを馳せて、私も新たな目標・夢ができました。
彼が近場(帰国後の拠点地から)と書いていた「八木山」を地図で調べたら、その近くに若杉山もありました。
私は、今、若杉山や三郡、宝満、四王寺山、背振の山々にとても興味をもっています。
それは先月末に行った九州歴史資料館で「九州山岳霊場遺宝」展で、それらの山々の歴史や今も
残る仏像等に強く心をひかれたからです。
私の勝手な目標ですが、九州の山岳霊場の舞台となった福岡の山々に行くとき、帰国した彼と一緒に歩く機会があればと思っています。
コロナが収束し、以前のように同期会が復活したり、英彦山のときと同じようにみんなで山にのぼれる日を心待ちにしています。
上の写真は、12月4日にあった諫早の史跡巡りの様子です。専門家の説明を聞きながら地元の神社、仏閣などを訪ねました。「九州山岳霊場遺宝」展もこの関係で知りました。そして今、福岡の三郡山系や背振山系へと興味が広がっています。
PS
Tよ、逆境にあっても健康づくりは続けていると思うけど、身体はしっかり鍛えておこう。
そして、福岡の山歩きにつきあってくれ。