TENZANBOKKA78

アウトドアライフを中心に近況や、時には「天山歩荷」の頃の懐かしい思い出を、写真とともに気ままに綴っています。

雲仙の紅葉 '20

2020年10月31日 | 山(県内)
秋山第4弾ですが、今回は地元なので遠征ではありません。
雲仙の紅葉が見頃だと新聞等で報じられていますのでこの週末は大いに賑わうことでしょう。
幸い、昨日の金曜日が振替休日でしたので家内と行ってきました。

雲仙 山頂は雲の中


ロープウェー乗り場


ロープウェーを使おうかと思いましたが、片道730円。
歩いても30分なので歩いて登ることにしました。(コロナの感染対策にもなるので)

登山道


どんどん高度を上げます


ロープウェー


家内が手を振ると乗っている人たちが手を振って返してくれていました。

これから向かう妙見岳


ガスの中です。
すれ違った人にきくと、普賢、国見は真っ白だったということです。

「何時から登られたのですか?」
「6時からです」
「えっ、そんなに早くからですか」

地元の方と思われましたが、雲仙の山頂付近は朝のうちは雲に覆われることをご存じないのでしょうか。この時点で10時半、今から徐々にガスは取れるのにと思いながら縦走路に向かいました。



ガスの切れ目から、時折紅葉した山肌を見せてくれます。








縦走路のあちらこちらから「わぁー!」と歓声が上がります。

国見岳山頂はガスの中


国見の取り付き点から


九千部岳がハッキリと


鬼人谷に下る頃、ガスが消え出し紅葉した国見岳が顔を見せてくれました。


普賢方面


ついに




あざみ谷を経て


まもなくゴールです。振り返ると

平成新山





仁田峠の駐車場には県外ナンバーの車が多数停まっていましたが、それを見て、九重と同じく雲仙の紅葉は広く知られているんだなということを実感しました。
今回は地元の山をゆっくりと歩いてみました。
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秋の遠征3 鹿納坊主

2020年10月29日 | 山(県外)

槍ヶ岳ではありません。鹿納坊主(鹿納山)です。

鹿川渓谷に車中泊し、もう一つの目的地である鹿納坊主を目指しました。
まずは林道を7㎞北上し宇土内へ、さらに鹿納登山口を目指し、鹿納谷沿いに車を走らせます。道路工事が進んでおり、かなり奥まで(宇土内から3.1㎞)車で行くことができました。

駐車した所、これより先通行止め(ここから鹿納登山口まで10分ちょい)


先客はジムニー(しかも車高を上げている。いいな…)


最低地上高150㎜のストリームとの差は歴然
しかし、ここまでで腹を擦ることはありませんでした。(帰りにはスピードが出て、2回腹を擦ってしまいましたが)

今回は小さなザックに変え、ピクニック気分で出発。


川沿い、木漏れ日を浴びた森 上高地の梓川沿いの雰囲気でした。


いいね…


いいね…





そして始まる尾根道
地元の山で例えると多良の舞岳の登り


尾根道を登りきると突然岩の塊が視界に飛び込みました。


なんだあれは!
あそこまで行くのか…

意外にも道は険しい


天気がよかったので遠くの山々がよく見えます。

日隠山


祖母山


進むほどに鹿納坊主が近づきます。


なんだこの道は… さながら大キレットといった感じです。


もう少しで山頂でしたが、風があたらない手頃な場所があったので昼食にしました。


カップラーメン、パン、ソーセージ、ビスケット、コーヒー(全部保存がきくもの 車中泊の関係)


食べ終わったラーメンの容器は、臭いがしないようにチャック付きの収納袋に詰めて持ち帰りました。


ばっちり!コンパクトに収まりこれならザックを汚すことがありません。

腹ごしらえを終えいよいよ頂へ









これを登るんかい… まるで槍ヶ岳





山頂!


そこに待っていたのは360°の大パノラマ


祖母・傾の縦走路が確認できます











時計回りに1周しました。


ここが九州中の中心かと思うほどです。

目を懲らすと(カメラズームイン)右から五葉岳、傾山、遠くに由布の双耳峰が見えています。


今日はこの鹿納坊主だけだったのでゆっくりと山頂からの眺めを堪能しました。
しかも静か。この日出会ったのは3人だけです。

来た道を引き返します。
例の「大キレット」もどき


人とは出くわしませんでしたが、私の足音に驚いた動物が1匹
でも、その動物は逃げることなく静かにそこに横たわりました。
死期を迎えていうのでしょうか。のどかな日だまりの中で動きません。


一瞬、食べ物をとも思いましたが、自然の中で精一杯生きた動物でしょうから、そのままそっとしておくのが一番だと思い直し、「よく頑張ったね」と声を掛けてその場を去りました。

午後の光を浴びた黄葉・紅葉の尾根道をどんどんと降りていきます。





この日も無事に下山することができました。


そして来た道を車で帰るのですが、車中泊をした鹿川渓谷までの10㎞の林道を下るのに1時間かかりました。
下りでスピードが出て、凸凹の前でブレーキを踏むと車の腹をガリッと擦るのです。
スピードが出せません。時速10㎞でゆっくりとゆっくりと降りていきました。
ある意味、山以上に神経を使いました。

川沿いの林道(ここは道がいい所)も紅葉してきれいでした。


鹿納谷(車窓より)



こうして秋の遠征3は無事に終わりました。
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秋の遠征2 鉾岳へ

2020年10月28日 | 山(県外)
三俣に登った1週間後に、今度は一人で宮崎県の鹿川渓谷を目指しました。
そこをベースに車中泊をして、鉾岳と鹿納坊主に登ることにしたのです。

10月24日 朝6時、多比良港発の有明フェリーで長洲港に渡りましたが、鹿川キャンプ場に着いたのは11時でした。
少し遅くなりましたが、鉾岳往復は5時間半と見積もっていたので、日没までには帰れると判断し出発しました。
しかし、初めての山なので何があるかわかりません。時間を浮かすために、私としては珍しくハイペース(他の人の普通の速さ)で登っていきました。

行く手に待ち受ける鉾岳の雄姿





日の光を浴びて紅葉交じりの森が輝いていました。

雌鉾スラブの取付き点(勿論、見るだけ)



ここを過ぎると川の流れる音がだんだん近くに聞こえるようになりました。

案の定、川に出ました。


第1渡渉点です。



ここから道が二つに分かれますが滝見新道を選びました。この道を進むとその名の通り絶壁を流れ落ちる滝を間近に見ることができました。


ただ、川沿いに作った道だけに結構ハードです。はしごやロープに助けられ崖を超えていきます。



川沿いの景色



これから行く雌鉾



第2渡渉点近く



第3渡渉点



そこを過ぎると紅葉の向こうに雌鉾がポッコリと



雌鉾直下 身震いがしましたが……



雌鉾山頂に到着













来た道を引き返し雄鉾を目指します






雄鉾山頂


先ほど雌鉾で一緒だった方とまたお会いしました。


その視線の先には… さっき登った雌鉾


雄鉾はあまり展望が利かないと思っていたら、山頂を過ぎたところに見晴らしのいいところがありました。




時計は3時になろうとしていました。時間節約でお昼は食べていないのですが、きれいな景色に見とれて思いのほか時間が経っていました。帰りは寄り道をせずに下ることにました。日没までには下りないと……

危機感を持って飛ばした結果、4時半にキャンプ場到着






日没までに無事下山できたことに感謝です。
この日のお泊りはこのキャンプ場でもよかったのですが、別の場所に移動して車中泊をしました。

-続くー
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続・三俣遠征こぼれ話

2020年10月27日 | 山にまつわる話
前回の続きです。
赤川温泉スパージュで1泊し、次なる目標の大船を目指しました。

ルートは大船に近い今水登山口を予定していました。
ところが、今水登山口へは今年7月の豪雨による土砂災害復旧工事のため行けないことが分かりました。(遠征前日にTANEさん情報)
それならと、「誘われて、山・あ・る・記」で見たガラン台からのルートに変更しました。
これなら登り口が今水の近くで、お宿からも近いからです。

朝のうちは雨の予報でしたので、ゆっくりと宿を出たら駐車場はいっぱいでした。
そこで、さらに上のほうまで車を進めゲート近くの路肩に駐車しました。



さあ「大船が呼んでいる」とばかりに身支度に入ったら、家内が頭がフラフラするというのです。
「私は車で寝ているから一人で登ってきて」と。
「車の中でシュラフに入って休んでいるから遠慮なく登ってきて」と。

数年前の常念でも同じことがあったな…

家内を車に残して一人では登れないので、あっさりと断念しました。
山はまた元気な時に登ればいい。山は逃げない!

さて、車をUターンさせなければいけません。
登るのが最後だったので、私たちが降りる頃には近くに停まっている車はいなくなる計算で行けるところまで行ったのですが、これはピンチです。
私はバック走行が大の苦手なのです。

恐る恐る下って行ったら、かろうじてUターンできる場所を見つけました。



赤い車の手前で、何度も何度も切り返してUターンに成功しました。


その後、くじゅう花公園を観光し、ゆっくりと帰路につきました。
大船の紅葉は来年の楽しみです。
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三俣遠征こぼれ話

2020年10月22日 | 山にまつわる話
42年ぶりに三俣に登った時の裏話です。
当初私一人で行く予定で、車中泊の準備をしていました。
日帰りもできるのですが、せっかく九重に行くので、三俣と大船に登ろうと2泊3日の計画を立てていたのです。

車中泊の装備
洗面アイテム+洗濯アイテム+食器洗いセット


それぞれ小袋に入れていたものを1つの袋に入れ、ポリバケツに入れます。


このポリバケツは洗濯、洗い物のほかに、洗面器の代わりにもなる優れものです。

炊事セット


食料



準備は万端でしたが、出発予定の土曜日が雨で1泊2日に計画変更
さらに前日になって、これまで何度も一緒に行こうと誘っていた家内が、体力に自信がないとの理由で二の足を踏んでいたのですが、せっかくだからと急遽一緒に行くことになりました。

私一人なら車中泊も、テント泊もノープロブレムなのですが(むしろそっちのほうがワクワク)、家内にはちょっとハードかなと思い、宿を探すとかろうじて1軒だけ宿が見つかりました。その宿は「赤川温泉スパージュ」。食事なしの素泊まりだけのシステムでしたが、GO TO トラベルの割引は使えて二人で5000円ちょいでした。バンガローや山小屋より安く、温泉と1000円の地域振興商品券のおまけ付きでした。


錦秋の三俣山については前回紹介したので省略します。


無事に山を下りて、前日に予約したお宿に向かいました。

まずお風呂。家族で貸し切りの露天風呂です。


そして食事、近くにコンビニ等もありませんでしたので、車中泊用に用意していた食材をそのまま使いました。

温めるだけのおでん


一緒にレトルトのサバのみぞれ煮も温めます


まるでテントの中のようです

「佐藤のご飯」は宿の電子レンジでチンしました。


出来上がり! 豪華車中泊定食


皿はラップを敷いているので汚れません。
また、ご飯のパックをそのまま食器として使うので洗い物はとんどありません。


泊まったお宿











宿の前の広場でキャンプをている家族も2組ありました。

朝からも露天風呂に入り、次なる目的地大船を目指しました。

 -続くー
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42年ぶりに三俣へ 紅葉のまっただ中を歩く

2020年10月19日 | 山(県外)
42年ぶりに三俣山に登りました。
大学1年の新入生歓迎ワンデリング以来です。
いろんな思いもありますが、今回は三俣の紅葉についてレポートします。

紅葉シーズンの日曜日ということもあって、車の多いこと。
長者原はどこもかしこも満杯、大曲周辺は路駐の車、車、車で溢れていました。




これぞこれ、42年ぶり、間近に見る三俣の勇姿



これぞこれ、重いキスリングを背負い(背負わされて)トボトボと登った岩ごろごろの道



そして一息ついたスガモリ小屋



42年前、ここにキスを預けて三俣にピストンをかけました。キスリングの重さから解放され、飛ぶような速さで山頂に駆け上がったのを覚えています。さながら大リーグボール養成ギブスから解放された飛雄馬のようでした。

高度が上がるにつれ、九重の山々がその勇姿を見せてくれます。



ほどなく西峰到着。



本峰に向かう途中



本峰からの眺め







南峰に向かう途中からの眺め





南峰からの眺め


向かいに大船、そして眼下に坊がつるが…  



法華院山荘も
  




いろいろな思い出が蘇ってきます。学生時代のこと、社会人になってからのこと…
頂でしばらく感傷にひたっていましたが、我に返り下山開始。

紅葉に染まる南峰を下る




このルートは遠回りになりますが、人が少ないのがなによりでした。
下りてきた南峰をふり返ると…




季節外れのミヤマキリシマも



ゆっくりし過ぎて日もだいぶ傾いていました






無事に下山
三俣がすっかりと夕日に染まっていました



42年ぶりの三俣山
紅葉の美しさもですが、いろいろなことが思い出されるメモリアル登山となりました。
元気に登れたことに感謝です。
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祝・上山登頂1000回!

2020年10月12日 | 上山の四季
ついに上山登頂1000回を達成しました。
上山は諫早市内というか諫早の中心部にある標高122mの山です。
2006年より登り初めて、昨年(2019年)末で880回でした。
あと120回、今年中に達成できると思っていましたが、その日が今日でした。

ちりも積もれば何とやら、1000回は大きな節目になるので祈念の横断幕を準備していました。




そして今日の上山、道端にはたくさんの水引が咲き、お祝の彩りを添えてくれていました。



山頂の展望台



記念撮影(遠景は多良岳)



これは偶然ですが、展望台にはこんなメッセージがありました。(誰かが忘れていったのでしょう、たぶん)



これも何かの縁で、セカンドライフの指針をいただいたようです。
花束は人生の記念日にいただいたものです。



これからもボチボチとマイペースで歩いていきます。

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実りの秋 神嘗祭の練習…

2020年10月08日 | 畑・園芸・工芸・片付け
わが家の裏の畑にも、ささやかな実りの秋が訪れました。



サツマイモ


白ネギ(収穫はもっと寒くなってからです)


ハブ茶


ゴーヤ(これはもうすぐ終わりです)





わが家の実りの秋、そのメインはサツマイモです。試しに掘ってみました。


まずまずの実入りです。






袋に分けているのは、ご近所さんへのお裾分の分です。



そしてわが家では、堀りたてのイモを家内がふかしてくれました。


写真を撮ろうとしたら、鍋の底いっぱいあったイモがなぜか消えていました…?



自分が作ったサツマイモはの味は格別でした。


実りの秋に感謝です。
昨日、わが家の神嘗祭をするために地元の酒蔵にお酒を買いに行きました。

諫早で酒をつくっている杵の川酒造


いろんな種類がありますが




この時期限定のお酒を2本買いました。


神嘗祭は今月17日ですが、今日その練習です。


実りの秋に感謝で、お酒がすすみます。
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お月見2020

2020年10月05日 | その他
今年は二日続けてお月見をしました。
まずは10月1日の中秋の名月、上山山頂で見ようと夕方から出かけたのですが、時間を誤りました。
西の空に日が沈んだというのに、月が昇ってこないのです。二日前にはそれはそれは大きな月が昇っていたというのに…



あきらめて山を下りていたら月が見えだしたのですが、後の祭り、結局自宅のベランダから眺めたのです。



お月様にズームイン!



今年は例年と変わった月見をしようと思っていたので、翌日は実家の庭から見ることにしました。
夏前に苦労して剪定した庭木の間から昇る月を眺めたかったのです。

庭にテーブルとイス、テーブルにはお酒、そして車中泊モードの車をスタンバイさせ準備完了。
これぞこれ、アウトドア風の月見をしたかったのです。



いつでも横になれるベッド


酒をちびりながら月を待つ私


きた~!




十六夜の月明かりに照らされた庭木(写真は逆光で暗いですが)を肴に酒を飲み、酔いが回ったら車で横になり、静かな月見を楽しみました。
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