TENZANBOKKA78

アウトドアライフを中心に近況や、時には「天山歩荷」の頃の懐かしい思い出を、写真とともに気ままに綴っています。

連理木(?)発見!

2017年05月29日 | 山(県内)
先日の九千部岳に登ったときのことです。
吹越から登山道に入ってすぐの所です。




人が足を広げたような恰好の木の根があり…



面白い形だなとしげしげと見ていたら、根っ子の部分が隣の樹と間違いなくつながっていました。



これも連理木というのか自信がありませんが、もしそうだとしたらすごい発見だなと思います。



連理木は以前本ブログで、多良岳の麓にある轟渓谷の「連理の枝」を紹介しました。
この写真がそうです。



山茶花どうしですが、よくまあ結びついたものだと感心します。
めでたいということで、しめ縄が渡してあります。

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吹越から九千部岳へ  点在するツツジが心を癒やしてくれ静かな山歩き

2017年05月28日 | 山(県内)
薫風の季節、静かに山を歩きたくて吹越から九千部岳を目指しました。(5/27)



吹越から田代原に通じる九州自然歩道はひっそりとしていました。
「えっ?こんな天気のいい日に誰もいない」と、この幸運に一人ほくそ笑みました。
今日は、ミヤマキリシマが満開の雲仙・国見岳あたりに人が集まっているのでしょう。

とにかく今回は静かに、そしてゆっくりと山を歩いて心の洗濯をすることが目的でした。

「このコースにしてよかった」と、しみじみ思いました。



点在するツツジが心の疲れを少しずつときほぐしてくれます。まるでモーツアルトの曲を聴いているように。







さらに、足下の草花が心地よいウグイスの鳴き声とともに心を癒やしてくれます。










花の中で遊ぶ虫たちも目を楽しませてくれます。







やがてコース中で最もツツジが密集している所へ






ここでお昼に  



田代原と九千部岳との分岐






これより道が険しくなる


急登を抜けると一気に視界が開ける。


山頂手前の展望岩(ヤマボウシの頃はここが特等席)



特等席からの眺め





(ヤマボウシはあと2週間先か… その頃はここも人でごった返していることでしょう)

そして山頂





向こうに見える国見岳をアップしてみると



ピンクのミヤマキリシマが確認できます。


今になって、「あっちの山もきれいだったろうな」という思いがむくむくと頭をもたげてきました。われながらなんという強欲でしょうか、人混みを避け静かな山歩きを選択しておきながら…。
でも、そんな欲が出てきたことはこの山歩きで心が回復した証です。

浩然の気を養うには静かな山歩きが一番です。



九千部岳山頂(別の角度)



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夏のはじめ

2017年05月22日 | 上山の四季
夏のはじめ。
上山の瑞々しい緑の中に、草花が清楚に花を咲かせていた。





白いツユクサ









毎年本ブログで紹介している「上山のユリ」






初夏。
街中の日差しは強いが、ここ上山の雑木林の中はひんやりとしていて、一年の中でもっとも歩きやすい時季かもしれない。
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五家原岳 中尾根コースの石楠花

2017年05月15日 | 山(県内)
この時期、中尾根コースで登るのは初めてのことだ。
職場の同僚と新緑燃える五家原岳を目指した。





途中の休憩地点



一人の時ならただの通過点なのだが、今回は初心者3人を連れていたのでここで休憩をとった。
そのことが幸いした。ここからすぐの所にある絶景ポイントを発見した。



この先は断崖絶壁の行き止まりで、視界良好の展望岩だ。南斜面なので日当たりもいい。


石楠花発見!


岩場から下をのぞくとそこにも!


この景色に、同僚も感嘆の声を上げた。
すぐさまスマホを取り出し撮影する様に、世代の違いを感じた。



ここから五家原岳まであと10分といったところ






石楠花といえば舞岳、笹岳、経ヶ岳、中岳などがメジャーコースだろうが、この中尾根もなかなか捨てたものじゃない。この周辺にも多く自生しておりひっそりと可憐な花を咲かせていた。







石楠花を鑑賞しながら歩いていたらまもなく登山道が終わった。レーダー塔のある山頂だ。



昼食後、仏の辻コースで下山。


車道のすぐ横にはフジが自生していて甘い香りが漂っていた。



ほどなく「仏の辻コース」入口



帰り見すれば…レーダー塔(五家原岳山頂)


中尾根コース - 五家原岳 - 仏の辻コース
昼食時間も含めて4時間
ロープや鎖場といった危険な所もなくファミリー向けには手頃なハイキングコースである。

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'16 多良岳のシャクナゲ情報3 -最終-

2017年05月14日 | 山(県内)
毎年アップしている多良岳のシャクナゲ。
そろそろ今年のシャクナゲも終わりに近づきました。
五家原岳から金泉寺に向けての縦走路ですが、開花が遅れていた五家原岳直下の群落が今盛りを迎えています。ここは梯子やロープ、鎖が設置されている急な下りの所ですが、北風が直接あたるからでしょうか、この縦走路の他の場所に比べてかなり遅れて開花しました。これで今年のシャクナゲも見納めです。



ロープが設置されてる険しい道の横に咲くシャクナゲ


花を見ながらも用心して下りていきます。










新緑とのコントラストがきれいです。





ここに来ると日常の忙しさを忘れ、心をリフレッシュさせることができます。まさに


 石楠花の大群落のなかに来ぬうつし世のこといかで思はむ 歌人:吉井勇



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ガネティブ?

2017年05月13日 | 島原
「ガネテイブ」で検索をかけたら、「ネガティブで検索しています。ガネティブで再検索。」とでた。それはそうだろう。日常会話の中で「ガネティブ」と言ったら失笑をかうか、そっとされるかのどちらかである。
私も初めて「ガネティブ」と聞いたとき、思わず訂正してあげようと思った。ところが、この「ガネティブ」を使った御仁はなかなかのやり手でウイットに長けた人だった。もっともこのユーモアが通用するのは「かに」のことを「がね」と言う地域に限定されるが…。

私の故郷島原では「かに」のことを「がね」と言う。
その取れる産地を頭に付けて「多以良がね」や「有明がね」などと言う。
とりわけ「多以良がね」は有名だ。こんな看板が出るほどに。



こんなモニュメントも




店の看板にも




電光掲示板まで


おっと、これは隣町の有明だから「有明がね」


「多以良がね」も「有明がね」もカニの種類は同じで、豊穣の海・有明海で取れるワタリガニである。子どもの頃は今よりもっと大きな「がね」が取れていたような気がする。あの頃は、近所のふなと(漁師)さんから取れたての「がね」をもらって、自分の家で平釜と言われる大きな釜で茹でて食べていた。絶品であった。最初の看板ではないが、私的にも「日本一美味しい」カニと思っている。(個人の感想です)

そのことはさておき、表題の「ガネテイブ」だが、「ネガティブ」とはちょっと違う。
ちなみに、先ほどの御仁に言わせると
「ポジティブ」は考え方や行動が前向きで、「ネガティブ」は後ろ向き。
そして「ガネティブ」は、「がね」の横ばいにちなんで横向きという。風変わりなどと揶揄されることもあるが、遊び心を持ち合わせ人と違った視点で物事を考えようとする傾向をさすと御仁は説く。
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サラダ菜の水耕栽培

2017年05月11日 | 畑・園芸・工芸・片付け
NHKで放送された「趣味の園芸 やさいの時間」を見て、サラダ菜の水耕栽培に挑戦しました。

3/8


水耕栽培の容器はペットボトルを切って作ったものです。



約1か月の4/9






4/22







5/7





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'16 多良岳のシャクナゲ情報2

2017年05月07日 | 山(県内)
5/7 五家原岳から中岳周辺のシャクナゲの開花情報第二弾です。
縦走路の至るところにピンクのつぼみと乳白色の花を見ることができました。
全体としては四分咲きといったところでしょうか。

五家原岳から中岳方面へと順に紹介します。

縦走路最初のシャクナゲ


これからが楽しみなつぼみ



その近くの高いところ
















1週間前、一ヶ所だけ咲いていたのがここですが…

ここだけは盛りを過ぎていました。(当然)


中岳目指してどんどん進んでいきます。これぞシャクナゲロード!















経ヶ岳をバックに


















多良岳をバックにミツバツツジ






多良岳のシャクナゲは半分以上がつぼみでしたので、まだまだ楽しめそうです。
ここのシャクナゲはツクシシャクナゲといって諫早市の「市の木」に制定されています。


諫早市のホームページには次のように紹介されています。
「ツクシシャクナゲは、シーボルトが命名し世界に広めた花で、日本産シャクナゲの中で最も美しい花とされています。また昭和26年に多良岳ツクシシャクナゲ群叢が国指定天然記念物の指定を受けています。(全国で2箇所指定を受けているうちの1つ)」




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山神

2017年05月05日 | 山(県内)
シャクナゲ公園に行く途中のこと。
道脇にきれいなツツジが咲いていたので目をやったら崖の下に何か祀ってあるみたいだった。
立ち寄ろうと思ったが時間がなかったので、行きは素通りした。
どうしても気になったので帰りに寄ってみた。
すると「山神」が祀られていた。いつ頃からあるのか知らないが、石碑の文字はまだ新しい感じがした。
この道は、多良岳に登るために何度も通った道だが、これまでその存在に気づかなかった。
カーブの多い山道なので運転に集中していたからだ。
あのきれいな白いツツジが咲いていなかったら、今回も見落としていただろう。

大輪の白いツツジ



ツツジの奥の崖に何やら…






「山神」


山中での安全を祈願し手を合わせた。
吉井勇の歌が思い出された。

 「瀧を見む岩を見むとてゆくひとに荒くな吹きそ多良の山風」

 
全景


崖の下に、祖母山の天狗の岩屋といった感じの洞穴が広がっている。
もっともここは車道の横なのでビバークする人はいないだろうが…
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多良岳のシャクナゲまつり

2017年05月03日 | 山(県内)
多良岳の尾根に咲くシャクナゲはその多くがつぼみでした。
今年は桜の開花が例年より1週間ほど遅れたように、多良岳の花々の開花も遅れています。

先日の五家原登山の後、どうしてもシャクナゲが見たくなったので「シャクナゲ高原」に行ってみました。そこは国立諫早自然の家から金泉寺登山口に向かう林道多良岳横断線の途中にある日当たりのいい高原で、今、花の見頃をむかえていました。「多良岳シャクナゲまつり」の幟旗が目印です。






遠景は五家原岳の鉄塔
























案内板






駐車場
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