TENZANBOKKA78

アウトドアライフを中心に近況や、時には「天山歩荷」の頃の懐かしい思い出を、写真とともに気ままに綴っています。

轟峡の思い出

2021年06月27日 | 山(県内)
40年前の轟峡の思い出です。
当時私はある町でスポーツ少年団の指導員をしていました。
若さにまかせて、夏には毎年のように子ども達をキャンプに連れて行っていました。
学生時代をワンゲルで過ごしたので、キャンプはお手のものでした。





今では禁止事項かも知れませんが、達壺に飛び込んだり、渓流で泳いだりと自然の中でのワイルドな遊びに子ども達は大喜びでした。



川原にかまどを作り、薪での晩ご飯作り



そして、夜にはキャンプファイヤー



暗闇の中、突如登場する火の子達、点火式はエィチクルンバの舞で、ワンゲル時代のキャンプファイヤーさながらです。
ファイヤーの明かりの中で、それぞれのスタンツを楽しみ、キャンプの夜は更けていきました。


先日轟峡を見に行き、昔のことが懐かしく思い出されたので記事にしてみました。
40年前のことです。


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轟峡から多良岳へは…

2021年06月25日 | 山(県内)
梅雨の中休みというより「長休み」という状態が続いています。
この晴れ間を利用して、気になっていた轟峡と、そこからの多良岳ルートがどうなっているかを見に行きました。

まず轟峡です。
昨年7月に二人が亡くなるという痛ましい崖崩れがありましたが、今なお閉鎖中でした。






渓流に下る階段は崩落


観光案内所には献花台が設けられ、花や供物が供えられていました。



林道多良岳横断線につながる「しゃくなげ林道」も「閉鎖中」


事前に市役所に電話して知ってはいましたが、今どのような状況かを確かめにさらに先に行きます。

大駐車所やトイレ、自然プールにつながる市道2号線も通行止め


当然、銀鈴渓ルートには入れません。また、その出口も入れないようにふさいでありました。




それでも「しゃくなげ林道」を確かめたくて奥へ奥へと車を走らせます。


奥の名所案内板


隠れた名所、「連理の枝」


枝がつながっています!


「連理の枝」は、道脇の木の鳥居が目印です。


そして「しゃくなげ林道」入り口


鍵がしてあり、車はここまでです。


ここから林道まで徒歩で40分ほどです。川沿いの気持ちのよい道です。

地図




駐車場のトイレ




この後は「いこいの村長崎」の様子を見に出かけました。

途中から道が分かれます。
轟峡から直通ですが、道幅は狭く、夏期のシーズン中は一方通行となります。


到着


お風呂はお休み


景色がいいところです。
堤防道路の向こうは島原です。


さて、轟峡から多良岳への道路ですが未だ通行止めです。
復旧には7月いっぱいかかるということでした。
オオキツネノカミソリに間に合うかどうかのギリギリのところです。
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切った枝の処理

2021年06月23日 | 畑・園芸・工芸・片付け
雑木を切る以上に大変なのが切った枝の後始末です。
軽トラを持たない私は、自家用車に載せて地味に捨てに行っています。

いつものように量販店を回って大きめの段ボール箱を集めてきました。



この作業は大きめの箱があるとはかどります。



この枝を折って箱に詰めます。






段ボール箱に5箱になりました。


今回は都合により軽のN-Box+になりましたが、はたして全部積めるでしょうか。


奥行きはありませんが高さはかなりものものです。


何とか全部積むことができました。






ゴミ捨てが1回で済むので助かりました。
やるなN-Box+!
今夜は一人で打ち上げです。


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梅雨の晴れ間に 雑木切り

2021年06月21日 | 畑・園芸・工芸・片付け
今日は夏至
先週末からいい天気が続いています。梅雨の晴れ間に一番したかったことは桜並木の雑木切りです。雑木を切る度に桜並木がスッキリしていくのが楽しみです。

先日、難攻不落と思われていたトゲだらけの木を切れたので自信を持ちました。
今回はそのトゲの木の奥にある木です。



けっこう枝が栄えています。


作業の前に仕業点検


特にチェンソーは念入りにオーバーホールです。

切りくずが溜まってオイルの出口をふさいだら大事です。

はじめに、脚立を使って高いところの枝を切り落とします。


次に、脚立を梯子状にしてさらに高いところの作業をします。


おおかたの枝は落としました。


枝を落としたら青空が見えました。






幹を切り倒す前に枝の後始末をしていたのですが


電動鋸の刃が吹っ飛びました。


刃の取り付け部分がゆるんで外れてしまいました。
作業前に確認していたのですが、ハードな使い方をしていたので震動で緩んだようです。



鋸がトラブったのでこの日の作業はここまでにしました。


翌日(今日6/21夏至)
枝の後始末の続きからです。


枝の整理は長丁場なので、蚊取り線香を焚き、椅子に座って作業します。



箱詰して出荷するわけではありません。
枝のだいたいの長さをそろえるために箱を使っています。箱の底にはあらかじめロープを渡しており、一定量になったら縛ります。

こんな感じです。



枝の処理が終わり、いよいよ幹を切ります。

本体(?)を残し、上の方の幹を1本ずつ切り倒し


最後に本体(土台?)部分です。
太いので、怪我をしないように細心の注意を払いながら切っていきます。





地上から50㎝ほど出ていますが、私の鋸では無理です。ここまでです。

とりあえず幹を一カ所に集め本日の作業はここまでです。


ナントいうことでしょう。
先日来作業しているところに太陽の光が当たっているではありませんか。

これまで全く日が当たらなかったところです。トゲトゲの木と今回の木と2本除去したらこの変わりようです。
また、この現場に面したお家の方からも「おかげさまで、とても明るくなりました」と感謝されました。
桜やツツジもきっと喜んでくれていることでしょう。


ビフォー


アフター


満足です。

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危険な雑木を切り倒せ プロジェクトZ

2021年06月18日 | 畑・園芸・工芸・片付け
桜並木の下にはツツジ園がある。
そのツツジ園に生えた雑木が成長し、今では桜の木を圧迫している。

そんな雑木の中に、簡単に人間を近づかせない危険な雑木があった。
数年前からその木の存在は知っていた。エリアのボスのような木である。
この後はボスと呼ぶことにしよう。

ボスの枝が栄えるのつれ、その周囲のツツジたちは枯れていった。
人にかわいがられているツツジではあるが、日が当たらない枝は枯れるという自然の摂理には逆らえない。

でも、ボスには誰も手が出せなかった。
これまで近づかないようにしていたが、枯れゆくツツジのあまりの惨状に、ついに挑戦者は上がった。
ああ、また頭の中で中島みゆきの「地上の星」が流れ出した。

「危険な雑木を切り倒せ」プロジェクトZ(zouki)の始まりである。


ツツジ園の中で不気味に佇むボス


周囲のツツジ達は枯れている


ボスの陰で日が当たらないからだ。

ボスには誰も近づくことができない。
なぜなら、ボスの幹は大きな鋭いトゲで覆われているからだ。



しかも年々増える。緑のトゲは今年生えたものだ。




しかし、ツツジを再生させると意を決した挑戦者はひるまなかった。
まず、防御のための革の手袋を用意した。



これで手は守れるが、よろけて幹にからだがあたれば大けがをする。
細心の注意を払いながら作業は進めなければならない。
どの作業もそうだが、少しの油断が大けがにつながる。

まず脚立に登り、上の方の枝を落とし、次に幹を切った。
幸いなことに、2mを超えたところの枝や幹にはトゲが生えていない。






次はいよいよ本丸のトゲに守られた幹だ。
作業する部分のトゲを切り払はなければチェンソーを入れることができない。

焦らず一つひとつ確実に進め、ついに幹は切り倒された。


ナイスファイト
自分にではなく、切り倒した木に語りかけ、敬意を表した。




「次の世は、どこかの広い山の中に生えておいでね」
そんなことを思いながら後片付けに入った。



桜とツツジを保護するために、雑木との戦いはまだ続く。
(「ヘッドライト・テールライト」が静かに流れている)
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雪平鍋の修理 匠の技

2021年06月16日 | 畑・園芸・工芸・片付け
連れあいから鍋の柄の修理を頼まれました。
「もう寿命だから買い換えよう」と言ってもあきらめきれないようです。

これまでも何度か柄が外れて、そのたびに柄を回転させ、木ねじの位置を変えて止めていましたがもう限界です。



似ているけど別の場所


さらに別の場所


木がスカスカになっていて木ねじが利きません。



結婚したときから使っているので30年を越えています。

「買い換えよう」
「 … 」

思い入れがあるのでしょうか、しょうがないな…
匠 tenzanbokka の始動です。


材料は、先日ツツジの手入れで切り落としていた枝を使うことにしました。


柄にあう太さの枝を選んでいます。


鋸で1mmほど切り込みを一周入れて


小刀で削ります。




柄の反対側も削って丸くします。


こんな感じかな



これから微調整に入ります。
とりあえず鍋に差し込んでつかえるところに蛍光ペンでマークします。


外してマークしたところを削ります。


少しずつ削ってこれを何度か繰り返します。






そして


やっと入りました。


完成です。木ねじで止めなくていいほどピッタリときつくはまっています。


柄は天然素材で楕円形ですが、持ったときに手にしっくりいく向きではめています。
匠の技です。




見ての通り、雪平鍋の模様が摩耗で消えるほど使い込んだ代物ですが、修理された鍋を手に喜ぶ連れあいの顔を見るとこちらも嬉しくなりました。



おまけの画像  -鍋の蓋-

一つひとつに合った鍋の蓋を作っています。(15年ほど前のこと)



雪平鍋は左右に出っ張ったところがあります。

そこで鍋の蓋も匠の手にかかると


「ナントいうことでしょう…」ピッタリです!



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吾妻岳からのヤマボウシ

2021年06月15日 | 山(県内)
雲仙のヤマボウシといえば九千部岳が人気ですが、今回は吾妻岳に登りました。
またしても平日の午後からです。

いざ出発 登り口の大きなヤマボウシが出迎えてくれます。


登ってすぐの所にある馬頭観音


この梯子をこえるとすぐに山頂です。


山頂付近にある岩場ですが


そこから眺めは最高!


九千部岳、そしてその奥には雲仙の山々

鳥甲山




九千部岳


平成新山と普賢岳


山頂はブッシュで展望か利きません。(これは昔から)


その先にある吾妻観音まではなだらかな稜線歩きですが…


四半世紀前はこの辺に木立はなくとても見晴らしがよかったのですが、今はまったく景色が見えません。
変われば変わるものです。
その頃の名残のモノがポツンと


矢印の先はどこもブッシュで景色は何も見えません。

先ほど「四半世紀前」と書きましたが、実はわが家は、毎年正月に子ども達を連れてこの吾妻岳に登っていました。そのときの様子です。


(平成5年1月1日)

変われば変わるものです。
でも、大崩山のように山頂のブッシュが消えていくよりは健全でいいですね。

ブッシュの中、所々にある岩場から顔を出すと


千々石方面
橘湾が午後の日差しを浴びて輝いていました。


ほどなく吾妻観音に到着 ここは景色がいいところです。


雨水の貯水タンク






来た道を引き返していたら


抱き合っているように見える木を発見


じゃまをしないように、そおっと立ち去りました。

そして下山


のどかな牧場風景。そう、田代原は昔から牧場なのです。

道沿いは雑木が伐採してありました。


山頂同様に雑木が成長したら道路の見通しが利かなくなるので伐採するわけですが、ヤマボウシには赤テープが貼ってあり上手に残してありました。

景観を損なわないように、また、牛の放牧に影響を与えないように、そして交通安全にと、いろいろなことを考慮しながら道路の整備がなされていました。




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プロジェクトQ キュウリ救出作戦

2021年06月13日 | 畑・園芸・工芸・片付け
ある日、急にキュウリが実らなくなった。
初めてキュウリを栽培する筆者は何が何だか訳が分からず戸惑うばかりだった。
ことの経緯を振り返ろう。

5月31日 記念すべきキュウリ第1号が実った。苗を植えてから実に40日後の出来事だった。


筆者は欣喜雀躍、食卓に並べる前に何枚もの写真を撮った。
2本目は少し曲がっていたが味は天下一品と親ばか丸出しで連れあいと分け合っていただいた。

3本目も当然実るものと思っていた。


ところが、写真の3本目はそれ以上大きくなることなく枯れた。
筆者はこういうこともあるんだなとあまり気にとめなかった。

4本目も同じようにしぼんで枯れた。


5本目も


やがて花が落ちだした。


ここにきて筆者は慌てた。園芸の知識はないが何か大変なことがキュウリに起きていると。

ネットで検索した。
いくつかの原因が考えられることが分かった。
水不足、肥料不足、日照不足…

肥料不足が原因なら、書いてあることが難しすぎて私の手には追えない。
水不足と決めてかかることにした。
そもそも植木鉢で育てようとしたのが間違いだったのだろう。
苗が小さいうちはそうは思わなかったが、苗が生長するにつれ植木鉢が小さく感じられるようになった。

苗を植えた時の写真



植木鉢では深さが足りず、キュウリが実をならせるのに十分な水を蓄えることができないのだろう。おまけに底の方には水はけがいいように鹿沼土まで入れていたのだ。

このままではキュウリが全滅してしまうと筆者は立ち上がった。
プロジェクトQの始動だ。(ああ、中島みゆきの「地上の星」が頭の中で流れる…)

まず、植木鉢に土を補充した。
表土を増やすことで土の乾燥が抑えられるのではないかと考えたからだ。

しかし、キュウリの立ち枯れは止まらなかった。

次に、植木鉢の下に水受けを置いた。


鉢の底に常に水がある状態にした。
これは根腐れの原因となるかも知れないが、枯れていくキュウリの実を救うのはこれしかないと強硬手段に出た。

これが功を奏したのかは分からないが、復活の兆しが見られた。


そして本日、6月12日。


2本目のキュウリから間が空くこと実に12日、記念すべき3本目が収穫できたのだ。

次なるキュウリも元気に育っているのを見て、筆者はキュウリ救出作戦・プロジェクトQの成功を確信した。


終わってみればあっけないが、キュウリを助けることができ安堵の胸をなでおろす。
筆者の頭の中には、あの「ヘッドライト・テールライト」が静かに流れていた。
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梅ジャム

2021年06月12日 | 畑・園芸・工芸・片付け
梅ジャムをつくってみました。

5/30 実家の梅の実を収穫




一日の野良仕事を終え充実感に包まれていた午後6時。
なにげに開いたTANEさんのブログで、「庭の実のなる木の様子…」の一文が目に飛び込んできてハッとしました。すべての仕事が終わったつもりでしたが、梅の実をちぎるのをすっかり忘れてしまっていたことに気づき、慌てて収穫しました。

それから1週間


すっかり色づきフルーティーな匂いが漂うようになっていました。
実は、何かと忙しくて放っておいてしまったのです。梅酒をつくろうと思ったのですが、レシピを調べたら梅は青い方がいいみたいに書いてあったので、急きょ梅ジャムに変更しました。ジャムづくりはイチジクのときの経験があるのでスムーズにいきました。

準備


梅の重さを量り、砂糖の量を決めます。


完熟梅1㎏に砂糖300g(別のレシピには600g)です。

水洗いしてヘタを竹串で取ります。


梅に包丁で切り込みを入れて準備完了です。


鍋を火にかけて


泡やアクをすくいながらグツグツと煮詰めて出来上がりです。


熱湯で殺菌した容器




完成です。



酸っぱいジャムになりました。
パンには不向きですが、ヨーグルトにかけると梅ジャムのフルーティーな酸っぱさがアクセントになってなかなかのものです。
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雲仙のヤマボウシ

2021年06月11日 | 山(県内)
6/9 毎日新聞朝刊


「雲仙・ヤマボウシ見ごろ」とありました。

さっそくその日、午前中の仕事を終え、職場からそのまま雲仙へ向かいました。
コースは吹越登山口から九千部岳です。

梅雨の晴れ間というよりも一気に夏が来たような暑さでしたが、登山道は木々に覆われ冷んやりとしていました。



ほどなく分岐に到着


マスクの落とし物?


コロナ渦ならではの落とし物でしょうが、気をつけたいものです。不繊維マスクは簡単には土にかえりません。

ブッシュの中を登りますが、所々展望が利く岩場があります。


さらに登って






九千部岳山頂着


晴れてはいるものの少しもやがかかっています。




この週末は雨が降りそうですが、例年ですと休日の九千部岳は、雨の中でも多くの登山者で賑わいます。


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