坂の上の雲〈5〉 (文春文庫)司馬 遼太郎文藝春秋このアイテムの詳細を見る |
坂の上の雲 5巻目を読んだ。
日露戦争の真っ只中を描写。その凄惨さが際立つという印象でこれまで太平洋
戦争の凄惨さは、教育やドキュメントなどで強いインパクトがあったが、日露
戦争というもののものすごさを感じる。
203高地を占領する為の日本軍の奮闘が詳細に記述されている。
この戦闘の描写は、困難な事象に対処する為の方策というか準備、手段という
ものを意識させられる。ビジネスであり、周りで起きている問題にしても
解決、難局を乗り越える為の方策というものが重要で、それを指示、実行する
組織、個人の、思考と実行力が事の成否を決めるということを痛感させられる。
ストーリーが戦争という凄惨なものであるので、ビジネスに当てはめるという
のは少し軽いような感じもするが、事に対する対処の仕方としてひとつの
モデルとしてとらえることも良いかと思う。