IOTの外観を知るには良い本です。
200ページほどの数日で読み終えられる内容。
業界の方でない一般の方でも、気軽に読める程度の深さと広さ。
IT業界にいながら、枯れたシステム領域での仕事が多いので、新たなテクノロジーが作り出す
次世代のこと、進化しそうなことなどにも疎くなっていて、旧態状態で、進化している状況を
肌感覚で感じられないようなところもあって、この手の本を読むと新鮮です。
といっても、この本自体が、2016年くらいに出版されているものなので、ひと昔前の未来予測
なので、最新の動向ではないのですが。
出版されてからの6年ほど経過するので、現在の情報システム、テクノロジーが筆者が予測した
状況とどう重なっているのかの対比ができる面白味がある。
近未来を想像させてくれるような内容で、スマホ、ウェアラブルツールを個人が保持することで
様々な情報を収集して、生活、企業活動に反映するパターンが書かれていて、実現すると
面白い暮らしぶりになるだろうなと搔き立てられる。
半面、ツールやセンサー、そんなものが個人が認識していない状態で、いろんな情報を
吸い上げるような世の中になると、利用、活用する側の倫理が問われるので、慎重な姿勢で
取り組みを進めてほしいと思う。
いろいろなサービス、環境が出てきているので、最近あまり、深いところまで探りを入れる
というよりは、幅広にどのようなものなのかを理解できるよう間口を広げて柔軟な選択が
できるような状況にしたいと思い、手あたり次第の乱読。
さらっと読み終えて、読後感を感じ、内容の外観のイメージをもって、インデックス的な
ものができるとよいかなと考えています。