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ネットvs.リアルの衝突―誰がウェブ2.0を制するか

2006年12月26日 21時54分40秒 | 読書評
ネットvs.リアルの衝突―誰がウェブ2.0を制するか (文春新書)
佐々木 俊尚
文藝春秋

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ネットVSリアルの衝突 誰がWeb2.0を制するか を読みました。
タイトルから期待するところは、ネットビジネスとリアルな世界でのビジネスの
対比、競合、融合などビジネスロジック的な比較検証をイメージしたのですが、
期待をはずしてくれました。

Winny事件のルポルタージュが半分と中国の漢字ドメイン(最上位ドメイン)での
インターネット分断の危惧、i-podに象徴される家電製品のユビキタス化に向けて
チップビジネスの現状のルポというような内容で、ネットビジネスがアメリカ、
中国、日本でもネットの覇権の争奪抗争の対象となってる的なことが書かれて
います。

読み物としては、面白く読めたが、著者の思いに固執しすぎてるような印象が
あり、全面的に共感できる内容ではないです。PC、DRAM関連の歴史的な記述が
あって、時代の経過を感じるとともに懐かしく読める部分もありました。
(年齢を感じます・・・・)

知識的になにか得るとか先々のネット社会の未来をイメージできるような内容で
はないので、この手の書籍においては物足りなさを感じます。

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