発行人日記

図書出版 のぶ工房の発行人の日々です。
本をつくる話、映画や博物館、美術館やコンサートの話など。

原稿書かずに、格安で、自分だけの本を1,000冊つくる方法?

2021年02月02日 | 本について
◆本をつくりたいなら
 近ごろ、Facebookを見てると、よく見る自費出版のご案内広告。大手版元も見かける。たぶん読書関連のグループメンバーに配信しているのだと思う。
 版元の仕事を6文字であらわすと「原稿の商品化」である。
 本を大手出版でつくるとこのくらい。これだと1000部刷っても1冊あたりの値段が、だいたい書店での実売価格くらいである。つまり「依頼者が自分の本全1000冊を本屋さんで自分で買った場合」のお値段が設定されている。
 それでも大手出版のクオリティーとブランドがついているのはよいことだと版元は思う。本は出したもの勝ちである。だがこのお値段は敷居が高い、自費出版でなかなか利益が出るものではないが、それにしても直売でさえ原価割れするというのはつらいと思われるなら、書店で品質の良い地元本の業者を探し、相見積もりを取れば、ずっと安くできる。

◆オリジナルブックカバーで、原稿書かずに自分の本が作れる?
 のぶ工房は、装丁大好きすぎる装丁家がいるので、カバーのみ作って欲しいというリクエストにもお答えできる。本屋さんで売られているのに遜色ない(だって売る本をつくってるから)オリジナルカバーが作れる。例えば、本なり手帳なり辞典なりアルバムなり、何かの記念品として、本の体裁を持つものを配るとき、オリジナルのカバーをつけることができる。

◆記念品に書店品質を
 〇〇会社〇〇周年とか、〇山〇夫古希記念とか、冠婚葬祭の記念品とか。好きな言葉をタイトルにすることもできるし、写真やイラストも入れられる。〇〇周年など、記念誌をつくるところもあるが、それほどのことはしないときも、記念品にオリジナルカバーがついていると楽しいのではないかと思う。ご相談どうぞ。これなら原稿書かずに、格安で、自分だけの本を1,000冊つくれる(………というのかな?)。


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