◆メーテルと稲村亜美と小倉
某日、小倉に行く。仕事だ。土日の電車は以前より空いてる。小倉駅のエスカレーターを降りると、かの稲村亜美ちゃん神スイングのロケ地(←見たことないひとは動画を再生してね)である。
バス停に向かって歩いていると、「北九州市からのお知らせです……」聞き覚えのあるその声は……メーテル! なんでこんなとこでバイトしてるの?(←鉄郎の物まねで読んでね) 銀河鉄道999のメーテルの声優さんがメーテル声で録音したアナウンスが放送されているのだ。楽しいなあ小倉は。
◆暗黒の現世
小倉北区の南の方、三萩野というところに行く。国道3号線と10号線が分岐しているところで、彼ら(?)が再び出会うのは、鹿児島市街照国神社前である。仕事先の窓は広く、高速バスや空港行きバスを何度も見かけたが、週末で通勤客が少ないとはいえガラガラである。3人乗っていればよし、という稼働率では、損益分岐点にはるか届かないことは想像にかたくない。
「『新しい生活様式』は『暗黒の現世』」と言った知人がいた。
こういうことか、と。
◆彩度と明度の落ちた日常
非常事態宣言と言われても、私の生活自体はさほど変わらない。大概が、本をつくり取次に出荷する日々。図書館も春と違って休まない。日常の買い物はもともとレジに並ばなくてもいい時間、売り出し日でない朝、でなければ夜になってからだったし。景気の悪化が売り上げに影響しないわけはないだろうが。
コンサートが減り、会場の席数自体も減って、脳細胞の並びが整う(と私が信じてやまない)アコースティックサウンドを聞く機会が減るのは、私の健康にどのような影響を与えるのか。配信じゃダメなのだ。情報量が足りないので感動が少ないのだ。
美術館博物館はやっているが、入場時間予約しないと入れないことがある特別展示は、案内を見た時点でゲンナリする。大勢で歓談する場所ならともかく。だが来たぞ、九州国立博物館。
こういうポスターを作っているということは、減っているんだ、お客さん。九州国博のレストランもカフェも休業中だった。
暗黒とまでは行かないが、彩度と明度がかなり落ちる日常である。
帰りに、参道の店で梅ソーダと梅が枝餅を食べて帰った。
◆初の感染者
1月下旬の特記事項は、今回はじめて知ってる人が新型コロナに罹って入院したことだ。知り合いが誰も罹っていないので、ひょっとして騙されてマスクをさせられているのでは、と思うこともあったのだが、そうではなかった。福岡県では感染者(というか、検査陽性になったことのある人)が300人に1人の計算となるので、そろそろ知った人の感染を聞いてもおかしくはない時期だったが、いきなり高熱入院ですって。お目にかかった直近はおととしの10月。本業のほかに勉強会も主宰する八面六臂の仕事師である。ともあれ、早くよくなってほしい。
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