発行人日記

図書出版 のぶ工房の発行人の日々です。
本をつくる話、映画や博物館、美術館やコンサートの話など。

戦略。

2011年08月03日 | 日記
 ローラー、と書くと、西城秀樹の声で脳内音声変換する私は古い。
 とある少女向け雑誌の1972年1月号、忘れもしない、その号の表紙はマーク・レスターであった。その本に「今度、広島から上京して歌手デビューする木本龍雄くんです。すてきな芸名をつけてあげましょう」という記事が載った。それが若かりし日のヒデキであるが、西城秀樹の話ではなく、今日は猛暑の北九州ローラー。
 博多駅のバスセンターに「しまむら」が入っていて、ちかっぱびっくり。
 JR九州特急で出かけ、黒崎と小倉の町をてくてく歩いて書店さんめぐり。小倉の駅ビルの駅コンコースに通じる三階入口のところで、アイスクリーム屋が数店臨時営業していたが、大盛況だった。
 節電ということで、どこも冷房がほどほどで、それはそれでいいんじゃないかと思う。
 
 ゆるキャラが好きだ。最近は、福岡市水道局のゆるキャラの写真をゲットしたので、近いうちにアップする。
 特に真夏のイベントでは、ゆるキャラなどの着ぐるみを見つけたら、労をねぎらわないといけない。スーパー屋上の夏休みウルトラマンショー(ショーが終わってへとへとになり、ちびっ子相手のサイン会が中止になったのを覚えている。そのとき私は試飲用のカルピスを観客の皆さんに振る舞うバイトをしていた)など、中の人は大変な暑さと戦っているのだ。
 宇部の環境イベント用キャラクターがピカチュウに酷似していると、全国で話題となっている。
 なるほど。酷似している。
 サンリオがウサギのキャラクターについてミッフィー関係者から抗議されたことがあったが、それよりも似ている。
 だが、調べてみると、平面キャラクターのときは、それほどピカチュウ的ではない。http://www.city.ube.yamaguchi.jp/script/diary/?year=2010&month=11&date=1291042800 福岡ユニバーシアードのカパプーと、ムーミンくらいには離れてくる。
 キャラクター選定のときではなく、着ぐるみ製作のときに問題が起きたようである。「そういわれてみればピカチュウに似てるかな」的キャラクターを、ピカチュウに似せよう似せようとして作ったかんじの着ぐるみなのだ。
 どういうわけで、平面のときは違っていた耳の色が顔の色と同じになったのか? 口がピカチュウになったのか。なんで着ぐるみの出来上がりをチェックして、誰もダメ出ししなかったのか? 謎に包まれている。
 ネガティブな話題として周知をはかり、結局「せんと君」のような人気者に大化けさせるための巧みな戦略……ではないだろうな、たぶん。
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