車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

柳井街歩き~其の一 in 山口県柳井市

2024年06月25日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・山口県

白壁の町並みに赤い金魚がふ~わりと泳ぐ・・。ずっと、ず~っと昔、旅のパンフレットの中に見たその光景の中に、現実の私が立っている😍。

2013年4月、春の日差しは時に汗ばむほどの陽気で、私たちを出迎えてくれました。笹の葉に吊るされた金魚提灯の可愛い事💕 長旅の中の一日、お天気に文句は言えないけれど、やっぱりお日様の下は何もかもキラキラと輝いて見えます。

「柳井市古市金屋伝統的建造物群保存地区」、昭和59年に全国で20番目の重要伝統的建造物群保存地区として選定され た、古市金屋地区の白壁の町並み。こんな素敵なシチュエーションにも拘らず、愛妻の為にマンホールを探して歩くご亭主殿。 とりあえず予定の物はGetしたので、もう大丈夫ですよ~😊

という事で、無料開放されていた「しらかべ学遊館」。興味深い民俗資料の展示に、金魚提灯。その場に居られた地元の方が、巨大金魚提灯を持たせてくれて、記念撮影までして下さいました😍。

お話を伺うと丁度町屋を修理中で一服していたとか。話の流れで「四階楼」の保存修理工事をされた聞き、しばらく四階楼の素晴らしさに話が弾みました。棟梁の話に興味津々の二人に、工事の様子を見ていくかとお声掛けを頂き、恐縮しつつも厚かましく、棟梁の後に😀

この竹組は、何と床の間の裏側。人目に触れない場所でありながら、職人の拘りがこんなにも見事な仕上げになったと話してくれる棟梁。

微妙に曲線を描く天井の梁。こんなに丁寧に内部を見学できるなんて、恵まれすぎて心配になる、根っから小心者の二人😅 11年も昔の事なのに、今でも思い出すと心が温かくなります。

二階からの眺めも見せて頂きました。

このあと柳井の名産「甘露醤油」の話になり、そこから、醸造元の「重枝醸」に出向いて建物内部の見学迄させて頂き、もう何とお礼を言って良いのやら🙏

調味料でさえも苦手が多く、好き嫌いの激しい私ですが、お醤油の良い香りは嗅ぎ分けられるくらい好き(笑)

甘露しょうゆは、一度出来上がった醤油に、もう一度こうじを加えて再仕込みしたもので「とろみと濃厚な旨味」が特徴。時の藩主吉川公にも愛されたそうで、その伝統の味は市内に残る2軒の醤油蔵で今も守られています。そんなこんなで、「甘露醤油菰包み300ml¥750」。お刺身大好きなご亭主殿には最高のお土産になりました。

さぁ、予定外の幸運で思いがけなく時間が過ぎてしまいましたが、重伝建地区の街歩き、再開です。

柳井市が作成した保存地区の概要には「本町通りに面してたつ町家は妻入、本瓦葺、二階建で、漆喰壁の大壁造を基本とする。中に平入りのものが混じるが、前面の庇の軒線はそろい、町並みに統一感をあたえ、また2階壁面に開く窓は、建ちの高い建物の正面の意匠を調和よいものにし、漆喰壁の白壁に深い陰影をつけ、大壁造の重厚な町家をひきたたせている。」

昔の「引き札」が沢山展示されているお店がありました。ガラス越しなのでまともに見られるのはこれくらいかな? 酒類特約販売の青井商店さん。酒屋さんの引き札なのに可愛い坊ちゃん&嬢ちゃんにペットの仔犬。今なら三角メガネのヒステリックおば様に絶対に糾弾されそう💦

「初日の出に和船、遠方に汽船が見える」と説明付き

呉服太物・小袖を商うお店の引き札は、恵比須:大国様。滅茶苦茶繁盛してそう感が凄~く縁起良さげ😆😆

どこのお店にも、どの建物にも欠かせない金魚提灯、おや?あの金魚君。壁にくっついている・・・?!

と目を凝らして見れば、なんと!ご亭主の大好きな鏝絵の金魚😲

これでも結構端折っている柳井の白壁重伝建地区。まだまだ終わりません💦

訪問日:2013年4月19日

 

コメント (3)
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