大津市松本に鎮座される「平野(ひらの)神社」。御祭神は『平野大明神(大鷦鷯皇命=仁徳天皇)・精大(せいだい)明神(猿田彦命=蹴鞠の守護神)』。
御由緒「社伝に、天智天皇が志賀の大津の宮に遷都された時都の三里以内に守護神として祀られたと伝えられ天智称制七年即ち白鳳元年(661)正月下旬に鎮座。藤原鎌足公の創立と伝えられる京都西洞院家の管領の社。「精大明神」(けまりの守護神)は猿田彦命で、三十五代皇極天皇の御代、京都西洞院滋野井に鎮座の精大明神を御神託により大津松本本宮狐谷に奉遷。応仁の乱で社殿等焼失したが、天正二年(1574)現在地に遷座された。」滋賀神社庁HPより
拝殿前より神域を守護されるのは、万延元年(1860)12月建立の尾うちわタイプの狛犬さん一対。蹴鞠の神社にふさわしく、阿形さんは蹴鞠を手にご機嫌なご様子。
御本殿の外縁にて神域を守護されるのは、玉眼が美しい木製の神殿狛犬さん一対。傷みも少なく、非常に良い状態なのが狛犬ファンとしては嬉しい!
さらに本殿の前より神域を守護されるのは、護国タイプを思わせる阿形さんと、たてがみを胸前に流す吽形さん。位置的に制限がある撮影は難しい。
本殿拝所の屋根に上げられた経の巻には、「桜花に「平」の文字」の御神紋。
本殿拝所に架かる「帳(とばり)」には「けまりの紋」
奉納用の絵馬にも蹴鞠に興じる貴族たちの様子が描かれています。
境内社:稲荷神社
社殿の前より神域を守護される神狐さん一対。阿形さんは玉を、吽形さんはおそらく鍵を咥えているものと思われます。
参道石段の鳥居の傍らに祀られる祠。内には綺麗に化粧を施された石仏様が奉納されています。
参拝日:2010年6月12日
神狐さん
こんなものもあるのですねエ。
赤いまえかけが
おじぞうさんと一緒ですね。
2月13日にお訪ねして以来、10日が過ぎてしまいました。自分のことだけに没頭していると、知らぬ間に時間が過ぎるのですね。
昨日は、過去の記事をゆっくりと読ませていただきました。狛犬さんでなくライオンがいたり、パルテノン宮殿のような一角があったり、珍しい時計が境内を飾っていたりと、驚くような神社の写真を見せて頂きました。
まだまだ自分の知らない世界が、たくさんあるのですね。偉人、賢人、篤志家と多くの人が神社仏閣を大切にし、支えていることを教えられました。
もう少し暖かくなれば、またお二人で近場の旅ができるのかもしれませんね。
楽しみにしています。Tononeko殿によろしくお伝えください。