標高約200mの城山にその美しい姿を見せる「岩国城」。初代岩国領主『吉川広家(きっかわひろいえ)』によって慶長13年(1608)に作られた山城。
吉香公園から城山山頂までは、全長412mのケーブルに架かった30人乗りのゴンドラ「岩国城ロープウエー」で約3分。たかが3分・・・されど3分・・と逡巡する私には目もくれず、とっとと往復券を購入して不敵に笑うご亭主殿💦
そんなこんなで(笑)、ぴったりと後ろに張り付き、やって来たゴンドラに嫌も応もなく乗り込まされ😭
ゴンドラからの素晴らしい眺め(ご亭主どの撮影)なんぞ、目に入る余裕もなく・・🙏
無時たどり着いた山上駅、乗り合わせた方との記念写真の写しあい。ひきつった笑顔で、折れそうなほど柵を握り締める私、不敵な優越感で笑うご亭主殿😅
ご亭主殿の「やった!!」顔の、まぁ、小憎らしい事(笑)
でも大地に足を付けて、自分の目で見る春霞の岩国城下の美しさは、また格別の趣なのですよ。
山頂駅から岩国城までは、徒歩で約10分。舗装された道路の右手に、慶長13年(1608)の要害築城時に造られた「大釣井 (おおつるい)」を発見。この付近は「水の手」とよばれ、城の水場として重要な場所と位置付けられていました。
1995年に発掘、修復、復元された「旧天守閣跡の石垣」。
程なく、昭和37年(1962)に再建された「岩国城模擬天守」が見えてきました。
築城当初は3層4階の桃山風南蛮造りだった岩国城は、完成からわずか7年後の元和元年(1615)、幕府の一国一城令により破却され廃城に。模擬天守は、錦帯橋付近からの景観を考え、旧天守台から南に50mの所に、古図面をもとに再建。
たとえ模擬天守とは言え、城は城😊 館内には武具や、往時を偲ばせる鯱なども展示されており(しかも撮影OK)、岩国の歴史の一端に触れる事が出来ました。
天守閣最上階物見から見下ろす城下の眺め。眼下には錦帯橋、右手に見えるのは錦城橋。
お天気が良ければ、はるかに瀬戸内海の島々や四国が見渡せると言う・・ああ、きっとあの辺りが瀬戸内海に違いない。
床面に描かれた古地図と見比べながら、今いる場所を再確認するご亭主殿。
模擬天守を後に山上駅へ・・またあの恐怖の数十分が・・(いや!!僅か3分です)
「古式穴太積(こしきあのうづみ)」を丁寧に説明してくれるご亭主殿😊。でもこうやって見ると石垣に悪戯をしているみたいですよ💦
山上駅の近くにあった「からくり時計」。毎時15・35・55分に作動して、鵜飼の人形とテーマ音楽が流れるそうですが、一度も遭遇できませんでした。
山上駅の近くからご亭主殿が写してくれた写真。左手前の鳥居は「白山比咩神社」、道路を隔てて岩国山麓駅と岩国美術館の建物。高所からの画像は、ある意味貴重(笑)なので「有難うね😊」
改めて見上げる「岩国城ロープウエー」。どうでも良い情報ですが、現在のゴンドラは2010年12月25日、約24年ぶりに新車に交換されたもので、開業以来3代目の車両だそうです。
訪問日:2013年4月20日