旧三原郡緑町(みどりちょう)は南淡路のほぼ中央部、三原郡北東端に位置した町です。三原郡西淡町。三原町、洲本市、津名郡五色町に隣接。洲本平野と三原平野の分水界をなし、地形は北東流する初尾川流域の平地と中央部の山間地、西流する長田川・倭文川流域の平地に大別されます。町内広田地区にある敷地5,000平方メートルの「広田梅林」には、南高(なんこう)、鶯宿(おうしゅく)など300本が2月中旬ごろから3月上旬に見ごろを迎え、開花のピークとなると、一面が薄紅色と白色にほんのりと染まり、ほのかな甘い香りが漂います。「町の木:ウバメガシ」「町の花:梅」「町の鳥:ウグイス」を制定。
初尾川に架かる「宮川橋」の高欄には、町の花でもある梅が鮮やかに描かれています。
明治22年(1889)、町村制の施行により、三原郡広田村、倭文(しとおり)村が発足。
1957年、広田村大字納組・中条鮎屋組を洲本市に編入。倭文村大字倭文委文組・倭文流組・高道高組、倭文村大字高道神道組の一部を三原町に編入。
1957年、三原郡広田村と倭文村が合併、三原郡緑村が発足。
1960年、緑村が町制を施行、三原郡緑町が発足。
2005年、三原郡西淡町・三原町・南淡町と合併して南あわじ市となりました。
マンホールには、町章と、「町の木:ウバメガシ」「町の花:梅」「町の鳥:鶯」がデザインされています。
1957年8月24日制定の町章は、緑村章として制定され、町制施行後に継承されたもので、平仮名で町の頭文字「み」を図案化したものです。
撮影:2010年9月20日
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