車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

博物館明治村4丁目~Ⅴ~ in 愛知県犬山市

2016年08月15日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・愛知県

明治29年(1896)に尾西鉄道が開業するにあたり、アメリカのブルックス社から購入した「尾西鉄道蒸気機関車1号」

「「2B1」と呼ばれる前輪2軸、動輪2軸、従輪1軸のタンク式。大正14年(1925)に尾西鉄道と名古屋鉄道が合併した際に名古屋鉄道の所有になり、その後は新潟県の信越線二本木駅に隣接する日本曹達株式会社内の工場専用機として使用され、入替作業に従事しました。」公式HPより

明治10年(1877)、東京都蒲田から神奈川県川崎間の六郷川に、日本最初の鉄道複線用鉄橋として架けられた「六郷川鉄橋」。今は歩道橋となった鉄橋の間から見えるのは、広大な入鹿池のさざなみだけです。

展示機関車のすぐ近くに建つ「ハワイ移民集会所」。明治22年(1889)頃、キリスト教組合派の牧師であった『岡部次郎』により、ハワイ島ヒロ市ケヤベ街のワイルック川のほとりに建てられた教会です。正面入口の上にペディメントを飾り、妻壁の中央に三角形の屋根換気口を開けています。

アメリカ・ワシントン州シアトル市に1907に建てられた「シアトル日系福音教会(旧シアトル住宅)」。当初はアメリカ人の住まいでしたが、昭和5~14年代(1930~)に日系移民の所有となりました。アメリカに渡り語り尽くせない苦難の年月を経て手に入れた夢の一軒家・・しかし第二次世界大戦が起こり、彼らは家を追われ日本人強制収容に閉じ込められる事になります。

「歩兵第六聯隊兵舎」は、名古屋に置かれていた東京鎮台第三分営が、明治6年(1873)に名古屋鎮台に昇格した時に新しく編成された部隊です。名古屋城大手門の右手にある二之丸跡に兵営が設置され、営庭を取り囲むように兵舎が配置されていました。

「明治村へ移築されたのは第十中隊で、兵舎は約7割程度に切り縮められました。外観は漆喰壁に上げ下げ窓が並び、素朴な印象を与えます。しかし、構造はとても頑丈で、外側の柱はすべて土台から軒まで達する太い通し柱とし、壁の下地になる木摺(きずり)を斜めに打っています。」公式HPより

内務班の部屋には、現在も木製のベッドた机が展示され、当時の様子が再現されています。

ズラリと立てかけられた銃を前に思わず足が止まり、今この時の平和が幾多の日本人の命の上にある事に深く感謝し、黙とうを捧げてきました。

明治11年(1878)、名古屋城内に置かれた陸軍鎮台の附属病院「名古屋衛戍(えいじゅ)病院」。「衛戍」とは陸軍の駐屯のことを言います。正面玄関部分は、桟瓦葺きで緩い勾配のむくり破風、柱は胴部に膨らみをもたせた円柱が使われています。

建物は木造平屋建て、周囲に吹き放ちのベランダをめぐらせています。明治村には、管理棟の半分と病棟1棟、それらをつなぐ渡り廊下が移築されています。

建物に収蔵されている医療用X線装置「ダイアナ号」。洋風の名前ですが、実は大正7年(1918)に開発された高性能の国産機。我が国での医療用X線装置の本格的な普及に大きな影響を与え、海外にも輸出されました。どうせなら「アマテラス」とか「カグヤ」とか命名したら良かったのに(-"-)

明治23年(1890)、皇室から下賜された渋谷の御料地と建設資金10万円をもとに。宮内省技師『片山東熊』の設計によって建設された「日本赤十字社中央病院病棟」。分棟式の木造病棟9つのうちの1棟が明治村に移築されています。

「病院はドイツのハイデルベルク大学病院を模したレンガ造2階建ての本館が正面に構え、その背後に木造病棟が並び、それらが廊下で環状に結ばれていました。ハーフティンバーとドイツ下見板張りの外壁や、繊細な軒飾りや小壁の透かしが、建物の印象を柔らかいものにしています。」公式HPより

明治十年の西南戦争の折、敵味方の区別なく傷病兵の救護に当たった「博愛社」。日本政府がジュネーブ条約に加盟した時、「博愛社」は「日本赤十字社」と名を改めました。

病室内は清潔で、ふと振り向けばそこに静かに横たわる人の姿が見えるようで・・母の話でしか知らない「愛染かつら」の白衣の天使が、今にもドアをノックしそうです。

「桐や竹、鳳凰を浮き彫りにした彫刻の額は、病院の正面を彩っていた彫刻で、本館の破風に掲げられたものでした。意匠は、日本赤十字病院の立ち上げに一役買った、昭憲皇太后(明治天皇の皇后)のかんざしの意匠をもとにしたといわれています。」公式HPより

食事休憩も無しで見学してきた4丁目、明日からは異人館を中心とした3丁目の紹介です((^^;)

訪問日:2011年6月4日

 

 


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