愛知県清須市土田に鎮座される「土田神明社」。御祭神は『天照大神』。境内には由緒を伝える物は無く、詳細は不明。
薄い桜色に塗られた漆喰造りの御本殿。
同じく漆喰づくりの拝殿。
拝殿前左右より神域を守護されるのは、大正二年八月奉納の浪花狛犬さん一対。私たちはこのタイプの狛犬さんを「髭オヤジ」と呼んでいます(笑)。吽形さんの足元には転がり落ちかけて必死に親狛の足に噛り付く子狛。阿形さんは毬に手を置き、笑いながら仔狛を見守っています。
頭と尾っぽを間違えた友人がいたので、念のために頭は向かって右です(笑)
狛犬さんの紹介はポーズが同じものを選んでいるので、たまには横とか後とか。見事にセットされた尾とか、流れるたてがみとか、中々お洒落。台座には名古屋市西区八坂町 石工 角田六三郎
境内の一画に奉納された石、もしくはセメント製の御神馬。戦時下の金属類回収令でこの素材となったのか否か不明ですが、それでも見事な日の丸の腹掛けを見た時は、痛い程の感動を覚えました。
こうした事実を以てして「あの戦争は間違いだ!!」と口角泡を飛ばす人がいる事を否定も肯定もしません。戦争を知らない世代が、知った風な口を利くなどおこがましいと思っています。それでもこの日の丸の赤に込められた想いに触れる時、今生かされている事の有難さに心を揺さぶられるのです。
境内を包み込むような淡い薄紅の八重の桜。今日は何故か目に染みます。
参拝日:2011年4月24日
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