車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

矢田(やた)八幡宮 in 岡山県和気町矢田

2021年11月26日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・岡山県

岡山県和気町矢田に鎮座される「矢田(やた)八幡宮」。御祭神は『応神天皇』と思われます。

由緒「本神社の由緒は寛文年中に蓮生寺と称する寺があった。寛文下文の制で、備前藩主池田光政により蓮生寺を癈して、現在の所に社殿を造営し、蓮生寺の僧を還俗させて八幡神の祀官とした。」岡山神社庁HPより

境内の一画にはいささか場違いにも思える、町指定文化財「善照寺石造九重層塔」。室町時代の作と考えられ、花崗岩製で塔身は2、04m。「善照寺の住僧が還俗した後に、善照寺境内から現在地の矢田八幡神社境内に移したもので、上二層が欠損しているが、美麗である」と記されています。

境内入り口より神域を守護されるのは、昭和三年建之の備前宮獅子の阿形さん・・。そうなのです。阿形さんが見つめる先にいる筈の吽形さんは、神を敬うことを知らないどこかの馬鹿によって盗まれていました。

宮獅子や狛犬さんで特にお気に入りとか、外に境内等の枚数が無い時は同じ形の獅子さんを並べる事が有りますが、こんな理由で同じ狛犬さんの画像を並べるのは悔しい!

参道の先には立派な随身門があり、どうやら内には随身様がおいでになる様子・・覗き込ませて頂いて思わず絶句!!門内には、ずいぶんコッテリと化粧された随身様と神殿狛犬さんが、神域を守護されています。

どうですか!神殿狛犬さんのコッテリ化粧!!たてがみは黒く塗られ、お顔は肌色に、体は赤と青の原色・・・😲 これ・・本当に禰宜さんや氏子さんの承認の元で彩色されたのかと、思わず疑ってしまう筆さばき。

参拝を終えた後、兄や義姉から小さな神社での備前焼の狛犬の盗難が、ここ最近頻繁に起こっている事を聞かされました。町外れの、防犯カメラの無い小さな神社を狙っての犯行は、理由の如何に問わず絶対に許されるべきものではありません。

神域を守護される神獣を盗むと言う行為自体、普通の日本人の感性としては考えられない事です。神獣は、神の使いであり、神が鎮座される場所を守護するもので、美術品ではありません。立派な石組みの台座に広がる空間を見ていると、無性に悲しく・・腹立たしく・・。(後に傷つけられた状態で返却されたというニュースを聞きました。罰当たりな犯人に相応以上の神罰が下っていますように!)

参拝日:2011年8月17日


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