車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

八坂神社 in 千葉県香取市佐原

2019年11月08日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・千葉県

香取市佐原に鎮座される「八坂神社」。御祭神は『素戔嗚尊』。佐原の大祭(祇園祭)で知られます。 当初一の鳥居:正面は浜宿側にありましたが、明治初年の社殿改造の際に、現在の八日市場側に鳥居を増設。

その為、神社には二つの正門が存在し、上が「浜宿口」、こちらが「八日市場口」と呼ばれます。 どちらも正門である為、一年ごとに正門が交代するという、とても珍しい慣例がある神社です。

由緒に【古く佐原諏訪山近傍の天王台に創建、天和年間に現在地へ遷座し佐原・本宿の総鎮守となりました。今も諏訪上字天王宮に「八坂神社:奥宮」が鎮座されています】

参拝の際、拝殿の鈴緒の色が薄青色なのがちょっと気になりましたが、この色には何か意味があるのでしょうか? これまでの神社ではほぼ何処も紅白、もしくは白だったように記憶しています。

拝殿前より神域を守護されるのは、阿吽共にとても姿の良い構えタイプの狛犬さん一対。 台座に、明治廿八年建立、石工:白鳥と刻まれていますが、この形、もろに二人の好み。

阿形さんが真っ直ぐに前方を見ているのに対し、吽形さんは低く構えて下を凝視。 この姿勢はいわゆる「獅子の子落とし」の構図に使われるのですが、仔狛はいませんでした。

境内の一画には『悠仁親王殿下』御誕生記念植樹の高野槙が健やかに育っています。こうして見るとずいぶんと高くなりました。正当な男系男子の皇位継承者であられる『悠仁親王殿下』に、神の加護のありますように!!
ある一時期を境に皇室に不信感しか持てなくなった私にとって、その存在は「光」そのものなのです。

「八坂神社」の境内には、沢山の境内社が祀られており、中でも別個に本殿を持つのが「境内末社:水天宮」、船運安全、子育て守護の神が祀られます。

「境内社:豊川稲荷神社」は、愛知県の曹洞宗寺院「豊川閣妙厳寺」からの勧請。

「境内末社:琴平神社」、いわゆる「金比羅さん」の事で、海上安全の神が祀られます。

「境内末社:三峰神社」、境内案内にいわく、盗難除けの神様が祀られているそうです。

これも一応境内社になるのか・・注連縄が掛けられた碑に「大山阿夫利神社」の刻。

「火伏之神」と刻まれた碑、火伏せは関西なら「愛宕神社」ですが、関東は「秋葉神社」かな?  「神敬奉公」と刻まれた碑。意味はそのまま「神を敬い一身をささげて公の為に尽くすこと」。

境内の歌碑は『楫取魚彦』が明和6年(1769)47歳の時、夫人:雅木と大和へ旅した折のもの。

【入日さす 豊旗雲は わがこふる  よしのの山や 越て来つらむ】

「八坂神社」の例大祭「佐原の大祭」は、7月の本宿祇園祭と、10月の新宿秋祭りの総称。 お祭大好きな二人ですが、流石にここまで来るには往復で二日がかり・・・😥  でも大丈夫!!そんな私たちの為に!(観光客の為です)、祭りの雰囲気に浸れる場所がすぐ側にありました。

公式ページである程度の予備知識はありましたが、実際に見るとその迫力に圧倒されます。 明日は境内に隣接する「水郷佐原山車会館」の館内の色々を紹介します。

参拝日:2019年3月15日


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