車中泊って何?・・・今はそうでもありませんが、最初の頃は良く聞かれました。考えて見れば無理もないです。なんと言っても我が家の車は軽のワゴン車。それでどうやって車内で寝られるのか?しかも大人が二人!!
でもね、これが工夫次第で何とでもなるもので、充分に手足を伸ばして二人寝られるのです😄。で、その工夫を考えるのが又楽しいのです。と言っても初めての車中泊は決して今のように快適なものではありませんでした。でもとにかく楽しかった!
あれから11年・・・記憶の中の思い出がまだ確かなうちに、初めての車中泊にまつわるアレコレ・・時々の旅の思い出と一緒に書き残そうと思いたちました。
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2010年4月3日~4日の一泊二日、初日は伊勢市内~二見ヶ浦、翌日は伊勢神宮等々・・・・車泊が出来る場所をネットで検索、何度もビューで確認し、「音無山駐車場」に決定。朝からお弁当を作り、6時半に出発、高速に乗ったら、さぁいよいよ😄😊
第二名神から伊勢自動車道へ、松阪ICで一般道に降り、マンホール収集をしながら二見ヶ浦まで。初めて見るわけでもないのに、目に移る景色が新鮮で、何を見ても感激、感嘆😅 思わず鼻歌でも飛び出しそうなこのスカッと晴れた空の色、車泊デビューには最高の日和。
立ち寄った地域は、この後のご当地マンホールと合わせて紹介の予定なので、軽く流します。伊勢街道沿いに、まずは斎王宮跡が残る明和町、満開の桜が私たちを出迎えてくれます。
春だというのに、家の玄関に注連飾りを見つけてちょっとビックリしたり、それもこれも含めて、とにかく何でも素敵に見えるのが車中泊の魔法😊
小俣町、御薗村、伊勢市と順調にマンホールを見つけながら、狛犬さんに会う為に神社も参拝。伊勢市に残る歴史的建造物に感動し、行く先々の満開の桜に感動し、目に映る全部に感動し😊 その心の端には、「初めての車泊で来た特別な場所」という意識があったのは、確かです。
そんなこんなを詰め込んで、ついに!今夜の車泊地「音無山駐車場」に到着。驚いたことに、多分お仲間さんだろうと思われる車が、既に何台か居るではないですか!
何もかもが初めて尽くしの二人にとって、同じ目的の人が居ると言うのはそれだけで心強いもの。心配していたお手洗いも清潔、道路を挟んでコンビニもあり、車泊地選び、まずは成功です。
駐車場所を確保したら、心ゆくまで夕焼けに染まる夫婦岩を堪能。どんなに遅くなっても、歩いていける場所に今夜の寝床があるのですから😊
そして早朝、日の出に染まる夫婦岩を見に行くのも、近くに居るので、至極容易なのです。海から直接の日の出は雲に邪魔されましたが、それでもこんなに素晴らしい朝を迎えました。
内宮駐車場から内宮まではほんの数十分、駐車場が確保できたら、ゆっくりと参拝。この日は横綱の土俵入りの奉納があると言う事で、既にかなりの車が入っていました。
普通に家からなら、参拝を諦めるか、数時間待ちの列に並んでいたところ。なのに、思いもかけない神事を見ることが出来たりと、初めての車泊は、ラッキーが続きました。
車中泊という手段を知り、これなら私のペースに合わせて、好きなように旅が出来るのでは・・
そうと決まれば、まずは我が家の車で車泊が出来るように、あれこれ工夫が必要です。なるべくお金を掛けずに、ネットの情報から自分たちに合うものを探し出し、一から十まで手探りの手作り。今から思えば何ともお粗末な装備だったと思います。この夜も、予想外の車内の寒さに、車の幅に合わせた布団は、ご亭主殿が巻き込んでしまうし、仕方なく、わずかな着替えやタオルを体に掛けて寝る始末😥、それだって今なら笑い話。
そうそう、真夜中に多人数らしい車泊車が入ってきて、子供の大声で起こされてしまいました。眠い頭でぼんやりと、帰ったら近所の100均で「耳栓」を買いに行こう・・
アクシデントも有ったけれど、間違いないのは、この旅が本当に最高だったとい言う事。だって私たち、すっかり車中泊の虜になり、これ以降から今日まで、どれだけの場所を尋ねたか。
今回の不自由さは、次の改善点。あれをこうして、これをこうして・・楽しい悩みは尽きません。以来、我が家の死蔵品を引っ張り出してきては、これ車泊で使えるかな?が、定番になりました。回を重ねるごとに少しずつ改善された車泊装備、明日は一番最初の装備について書く予定です。
最後に、宿の豪華な食事には及びもつきませんが、初めての車泊で食べたお弁当😄 😊 4月の初めの車中、熱々だったポットのお湯はぬるくなり、お握りも固く冷たくなっていました。でも多分、私たちの記憶の中では、最高に美味しいお弁当だったと思います。
訪問日:2010年4月3日~4日
私達は歩きですが、同じコースを観光しながら、マンホール蓋を撮りながら伊勢神宮に向かいました。
同じ景色を見た方がいる事が、こんなにも嬉しいものだと、改めて知りました。