赤穂市(あこうし)は兵庫県の西南端、岡山県との県境に位置する市です。相生市、上郡町、海上で姫路市に、更に県を跨いで岡山県備前市に隣接。播磨灘に注ぐ名水百選の「千種川」の河口に広がる平野地に、赤穂城を中心とした城下町の名残が残る市街地と、古い港町の町並みが美しく、牡蠣の養殖が盛んな坂越、瀬戸内海国立公園に一画を成す「御崎」などで知られます。古くから塩田(揚浜式塩田・入浜式塩田・流下式塩田)が栄え、生産された塩は「赤穂の塩」として全国に流通しました。東有年地区には、縄文時代後期(約3500年前)から室町時代(約600年前)にかけての遺構や遺物が数多く発見された「沖田遺跡歴史公園」があり、兵庫県指定文化財に指定されています。
市街地は「忠臣蔵」として有名な赤穂事件ゆかりの地であり、毎年12月14日には赤穂市最大の催しとして「赤穂義士祭」が催されます。「市の木:桜」「市の花:ツツジ」を制定。
キャッチフレーズは「人が輝き 自然と歴史・文化が薫るやさしいまち」
1889年、町村制の施行により、赤穂郡赤穂町・坂越村・塩屋村・尾崎村・新浜村・高雄村・有年村が発足。
1936年、坂越村が町制を施行、赤穂郡坂越町となる。
1937年、赤穂郡赤穂町が、塩屋村・尾崎村・新浜村を編入。
1951年、赤穂郡赤穂町が坂越町・高雄村と合併、赤穂市が発足。
1955年、赤穂郡有年村を編入。
1963年、岡山県日生町大字福浦を編入、現在に至っています。
マンホールには、雁木文(がんぎもん)の中に「市の花:ツツジ」と「市の木:桜」、それに千種川の清流がデザインされています。
雨水マンホール
上記と同じデザインですが、左下に「旧上水道」の文字があります。
元和3年(1616)に千種川から敷設された「赤穂藩上水道」は、城内だけでなく城下各戸に給水され、神田上水、福山上水と共に、日本三大上水道として、市内各所にその遺構が残されています。
消火栓に描かれているのは、仮名手本忠臣蔵の「大星由良之助」がモデルとなった『ゆらのすけ』。袖に雁木文(がんぎもん)の柄の羽織を着て、吉良家討ち入りの合図となる陣太鼓を叩く姿が可愛くデザインされています。
赤穂市駅前に立つ『大石内蔵助』。いざ討ち入りの采配を振るう姿で、駅に降り立つ人々を出迎えてくれます。
昭和26年9月1日 制定の市章は「「赤穂の赤」を図案化し、光芒は塩の結晶と躍進を表したものです」市HPより
市章はありませんが、上記に「AKO CITY」の文字が刻まれた消火栓。
市章付き側溝蓋
赤穂観光マスコットキャラクター『陣たくん』。大石内蔵助が鳴らした山鹿流の陣太鼓がモチーフ。衣装は勿論討ち入り時の火事装束です。
坂越の町中で見つけた「兵庫県高砂市」の越境側溝蓋、なぜか高砂市では見つけられなかった・・😅
撮影日:2010年8月9日&2010年8月17日
当然ながら、支線である赤穂線の誘致に躍起になったそうです。
神戸と姫路間を並行する私鉄の山陽電鉄が赤穂伸延を企図した際も、国鉄の機嫌を損ねてはとこれに反対。
あくまでも国鉄誘致にこだわったとか。
でも赤穂線のお陰で、小一時間のバスを耐えれば、姫路方面にも岡山方面にも手軽に行くことが出来ました。
誰にとって何が幸いするか(笑)
今でも田舎の義姉たちにとって赤穂線は重要な交通手段です(⌒∇⌒)