車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

神崎(こうさき)神社 in 千葉県神崎町

2019年10月06日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・千葉県

神崎町神崎本宿に鎮座される「神崎(こうさき)神社」。 御祭神は『天鳥船命(あめのとりふねのみこと)、大己貴命、少彦名命』。配祀『面足命(おもだるのみこと)、惶根命(かしこねのみこと)』

一の鳥居の前にあって神域を守護されるのは、昭和10年建立の江戸流れの狛犬さん。 思わず二度見してしまいそうなユーモラスなお顔は、多分横に大きく広がった口の所為。

仔狛も含めてこの狛犬さんのお顔・・・つい最近、千葉のどこかで見た・・そうだ、銚子駅!  桃電に登場する「貧乏神」に似ていると思ったことは、くれぐれも内緒にして下さい😓

御由緒に【創建年代については不詳であるが、社伝によると白鳳2年(673)に常陸と下総の境界にある大浦沼の二つ塚からこの地に影向し遷座したものという。現在地は、小松村字神崎の双生山と云ったらしく、当社は、三代実録記載の子松神(小松神)であるという。明治維新に際し、「神崎神社」と改称。】

参道は広大な森に包まれており、神社全域が「神崎の森」として、天然記念物に指定されています。

参道石段の左右より神域を守護されるのは、下界を見下ろすように身構える狛犬さん一対。 基本的にこの形の狛犬さんはご亭主殿も私もかなりお気に入り。嬉しくて小さくガッツポーズ😊

ここで気になったのは、親狛が見下ろす崖下に、這い上がろうとする仔狛が居ない事です。 獅子山という程の高さではないので、獅子の子落としの構図では無かったのかもしれませんね。

拝殿の付近では、私達の参拝が早かった所為か、関係者らしき方たちが清掃の真っ最中。 そんな早朝に参拝に来た私たちを見て殊勝と思ってくれたのかどうか・・、いろんなお話を聞くことが出来ました。でもメインはやはり大きく聳えるご神木の事😄

「神崎神社」の拝殿横には「天然記念物:なんじゃもんじゃの木」が空を覆うほど大きく枝を広げています。 名前の由来は、延宝二年(1674)に『水戸光圀』が参拝した際、あまりにも立派な木であった為「この木は何というもんじゃろうか」と自問し感嘆したとか・・ それ以来「なんじゃもんじゃの木」と呼ばれるようになったと、傍らに詳しく書かれています。 十三メ-トルの幹まわりも凄いのですが、樹齢約二千年と聞かされ、更に言葉をなくします。

【ここはこうざき森の下、舵をよくとれ船頭どのよ、主の心と神崎森は、なんじゃもんじゃで気が知れぬ】江戸時代、利根川を航行する船人たちの目印として唄われた「なんじゃもんじゃの木」。その樹勢は衰えることなく神域を見守っています。

「なんじゃもんじゃの木」に気を取られてしまいましたが、目的は一応狛犬さんがメイン。こちらの短足胴長の狛犬さんは、石段上がってすぐの境内の片隅に奉納されていたもの。 奉納された年代は不明ですが、かなりの長い時間をこの境内で過ごされたのだろうと思います。

「境内社:三峯神社」、秩父・三峯山と同じく『伊弉諾尊・伊弉册尊』をご祭神とします。

「境内社:地主稲荷」、古くよりこの地に祀られる『稲荷神』を祀ったものと思われます。

三つ並んだ祠には、それぞれに「鹿嶋神社」「香取神社」「かまど神社」の御名。

かっての神仏混合の時代の名残と思われる、「聖観音(しょうかんのん)」の祠もあります。

神崎神宿の「八坂神社」は正徳二年(1712)の創建とされ、古くは「天王様」として親しまれていました。 西側参道に鎮座されるこの「八坂神社」が、「神崎神社」の境外社なのか否か、詳細は不明。

石碑は一の鳥居の近くにあった石碑、刻まれた文字は大きく欠けて判読できません。 それでもきちんと碑として建立されている様子は、何か意味のあるものだろうと思えます。

参拝日:2019年3月16日


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ご当地マンホール in 千葉県... | トップ | 妙法山:神宮寺 in 千葉県神崎町 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

神社仏閣・名所・観光・千葉県」カテゴリの最新記事