新見の街歩きは新見の玄関口「新見駅前」から。ロータリーには新見藩初代藩主:関長治のお国入りを伝える 「新見大名行列」のモニュメントが来訪者を出迎えてくれます。
船川八幡宮秋季大祭に合わせて行われる無形民俗文化絵巻「御神幸武器行列」。300年の歴史をもつ新見藩初代藩主:関長治のお国入りを伝える神事。行列が通る沿道の氏子は、清めの盛り砂を作り腰を低くして敬虔に出迎えをするならわしから、「土下座まつり」とも呼ばれています。
この大名行列を題材にしたもの、市内各所で散見されますが、やっぱり梵天を持った奴さんが一番絵になるみたいですね。
「高梁川:新河合橋」親柱の奴さん
新見駅前には室町時代の中期、新見庄に実在した「祐清(ゆうせい)」と「たまがき」の像が建立されています。「京都の東寺から新見庄へ赴任した「代官:祐清」の身の回りの世話をし、祐清を慕っていたのが「たまがき」です。祐清は、年貢の取り立てを厳しく行った為、農民の反感を買い、領内見回りの途中で殺害されました。たまがきは、祐清の死を悲しみ形見分けを請う書状を東寺に送りました。この書状は、現存する中世の農村女性の書いた手紙として貴重な資料であるとして、1997年に「たまがき書状」として国宝に指定されました。」現地案内より抜粋
高梁川の土手にも書状をしたためる「たまがき」の絵があります。
新見御殿町の散策マップと睨めっこでのそぞろ歩き・・とは言え、どこに行くという確たる目的も無いままなので、訊ねた先が何処かなんて全然わかっていません😓
ここは三味線横丁と呼ばれる細い路地。
耳をすませて立ち止まれば、ほら、粋な姐さんが三味に合わせて口ずさむ小唄が聞こえてくるかも・・
御殿町通でなまこ壁の美しい建物を見て
昔の武家屋敷と思われる長屋門を見て・・
由緒ありそうな佇まいのお屋敷を見て・・
ラストは「御殿町センター」。ここで新見市の御殿町について一通りのおさらいをしたら、市内を離れ次の目的地へと向かいます。
訪問日:2013年4月23日
------------------------00----------------------
高梁川の流域のカルスト台地である阿哲台(あてつだい)を中心とする「井倉峡」。あの有名な「井倉洞」や「満奇洞」はこの先にあります。
高さ60mの断崖から落ちる「絹掛の滝」。文字通り白絹を掛けたような神秘的で清浄な美しさにしばし時を忘れ・・上流には高さ12mの「中の滝」、高さ28mの「奥の院」と呼ばれる滝もあるそうです。
絹掛の滝から高梁川沿いを進むと、岡山県指定天然記念物「井倉洞」が見えてきます。
高さ240mの石灰岩の壁面に入口があり、全長1200メートル、内部の高低差90m。1958年に初めて発見され、翌1959年には新見市によって観光地として開発が進められました。
井倉洞のすぐ横の断崖を落ちる、高さおよそ70mの「井倉の滝」。実は井倉洞内の地下水を洞外へ排水するために作られた人工滝なんだそうです。
訪問日:2012年8月8日