シリーズ3回目です。
金木で斜陽館を見た後は駅に戻り、五所川原から乗ってきた列車の折り返しに乗車します。当初予定では、金木で次の便に乗ることも考えていたのですが、大雨で斜陽館以外を見物に回る気にもならなかったので、一旦五所川原に戻って「立佞武多(たちねぷた)」を見に行くことにしました。列車は当然「ストーブ列車」であったわけですが、行きに乗ったのでもう良いと父が言ったので、帰りは一般車に座りました。
これは津軽中里方面への津軽21形
金木駅は今でも腕木式信号が残る貴重な場所
ストーブ列車が入線してくる
旧型客車は最後尾だが、機関車は津軽21形の前に付く
津軽五所川原駅に到着し、駅を出て町の中心へ向かって雨の中を歩きます。目的の場所は「立佞武多の館」。青森の「ねぶた祭」、弘前の「弘前ねぷたまつり」は以前からよく知られていますが、「立佞武多祭り」は一度は無くなった物が、1994年に復活したものなのだそうです。元々、「ねぶた」(ねぷたも同じ意味です)は400年以上前から津軽地方で続く火祭りの慣習なのだそうですが、巨大な「立佞武多」が登場したのは明治40年頃だそうです。当時の大地主などが権威を示すために10~20mの大きな立佞武多を作ったそうですが、電線の普及で大きな物が作れなくなり、また戦後の大火で設計図や写真などが失われたため、一度は消え失せたのだとか。それが、1993年に民家で設計図が見つかり、以後少しずつ祭が復活し、本格的に復活したのは1998年だそうです。「桃鉄」好きな人は、「桃太郎電鉄16 北海道大移動の巻!」でオープニング映像を見て知っているのではないでしょうか?駅から歩いて数分の「立佞武多の館」は「リゾートしらかみ」の指定券を見せる(もしくは車内に割引券がある?)と入場料1割引になります。
立佞武多の館へ入る
有料展示室に入ると、高さ23mの立佞武多がドン!と目の前に現れる
効果音で「ドドーン!」とかつけたくなる迫力!
常設で大きいのを3体展示している模様。なお、毎年1体は作り直すのだそうで、3年ごとに変わることになる
「漢雲」と書いているが、「雲漢」と読むのだそうです。「雲漢」とは「天の川」のことだとか
これは祭りが復活する前に作られたレリーフのようです
限界まで引いてみて、ようやくほぼ全身が写る。地上23m、ガンダムもマジンガーZもこれより小さい
同じく全身。内部は最初は白熱電球だったそうですが、現在は蛍光灯とLEDを使用しているのだそうです
4階まで上ると、立佞武多が上から見られる
上から見たって迫力は変わらない。むしろ造形のしっかりさが良くわかる
エレベーターで上って、帰りはぐるぐると周りながら降りられます。そこにあった小さな立佞武多
これは奥にあった日本の武者っぽい像の裏側
中国武者っぽい像の裏側
こんなでかい物作るには金が掛かるだろうなと思ったら、原子力マネーが入っているっぽい
内部の基本枠組みの模型。巨大立佞武多は、3人の職人がデザインしているのだそうです。制作時は分割して制作し、後で組み立てるのだとか。ただ、組み立てた時にうまく合わないと、作り直しになるそうです
下の方の裏側はこんな絵になっています
この立佞武多は祭りの時には館内から「出陣」するようで、扉が開くようになっています。なお、メイン会場のあたりは、電線が埋め込まれています
一番足下を見るとこのマークが。今年作った物のようですね
この記事を見た人は、写真だけじゃ迫力は伝わらないので、是非とも実物を見に行って欲しいですね。私も来年のお祭に行ってみたいです。
この後、「あげたいの店 みわや」であげたいを食べたかったんですが、行った日が悪かったのがお店が閉まっていました。残念。代わりに駅近くの洋菓子店「カルネドール駅前通店」で喫茶店も兼ねていたので、コーヒーとロールケーキを頂きました。これはこれで美味しかったです。
五所川原駅に戻って、青森駅までHB-E300形「リゾートしらかみ」青池編成に乗車しました。今回の切符を取る段階ではどの編成が運用に入るかが分かっていなかったんですが、運良くまだ乗車したことの無かったHB-E300形に乗車することが出来ました。初代「青池編成」には3度乗りましたが、この二代目も初代以来の室内装備を引き継いでいました。
こちらは弘前からのキハ40形五能線色
遠くにライトが見えてきた
五所川原へ到着するHB-E300形「リゾートしらかみ」青池編成
1号車の車内。五所川原ですでに真っ暗だったが、車内は空席だらけ。シーズン外のためか、みな途中で降りてしまったのか
これが一般座席のシート。座席間隔はグランクラス並みというか、それ以上に感じる
枕には「RESORT HYBRID」の文字が
夜間なので、運転席はカーテンを降ろしており、前面展望は楽しめませんでした
1両だけ、4人掛けボックスがあります。ただ、今回の乗車時は人が乗った形跡はあった物の、全席空席でした
青森駅へ到着
奥羽本線は強風の影響でダイヤが乱れていましたが、定刻より若干遅れた程度で青森に到着し、宿に向かいました。
以下、次回。
金木で斜陽館を見た後は駅に戻り、五所川原から乗ってきた列車の折り返しに乗車します。当初予定では、金木で次の便に乗ることも考えていたのですが、大雨で斜陽館以外を見物に回る気にもならなかったので、一旦五所川原に戻って「立佞武多(たちねぷた)」を見に行くことにしました。列車は当然「ストーブ列車」であったわけですが、行きに乗ったのでもう良いと父が言ったので、帰りは一般車に座りました。
これは津軽中里方面への津軽21形
金木駅は今でも腕木式信号が残る貴重な場所
ストーブ列車が入線してくる
旧型客車は最後尾だが、機関車は津軽21形の前に付く
津軽五所川原駅に到着し、駅を出て町の中心へ向かって雨の中を歩きます。目的の場所は「立佞武多の館」。青森の「ねぶた祭」、弘前の「弘前ねぷたまつり」は以前からよく知られていますが、「立佞武多祭り」は一度は無くなった物が、1994年に復活したものなのだそうです。元々、「ねぶた」(ねぷたも同じ意味です)は400年以上前から津軽地方で続く火祭りの慣習なのだそうですが、巨大な「立佞武多」が登場したのは明治40年頃だそうです。当時の大地主などが権威を示すために10~20mの大きな立佞武多を作ったそうですが、電線の普及で大きな物が作れなくなり、また戦後の大火で設計図や写真などが失われたため、一度は消え失せたのだとか。それが、1993年に民家で設計図が見つかり、以後少しずつ祭が復活し、本格的に復活したのは1998年だそうです。「桃鉄」好きな人は、「桃太郎電鉄16 北海道大移動の巻!」でオープニング映像を見て知っているのではないでしょうか?駅から歩いて数分の「立佞武多の館」は「リゾートしらかみ」の指定券を見せる(もしくは車内に割引券がある?)と入場料1割引になります。
立佞武多の館へ入る
有料展示室に入ると、高さ23mの立佞武多がドン!と目の前に現れる
効果音で「ドドーン!」とかつけたくなる迫力!
常設で大きいのを3体展示している模様。なお、毎年1体は作り直すのだそうで、3年ごとに変わることになる
「漢雲」と書いているが、「雲漢」と読むのだそうです。「雲漢」とは「天の川」のことだとか
これは祭りが復活する前に作られたレリーフのようです
限界まで引いてみて、ようやくほぼ全身が写る。地上23m、ガンダムもマジンガーZもこれより小さい
同じく全身。内部は最初は白熱電球だったそうですが、現在は蛍光灯とLEDを使用しているのだそうです
4階まで上ると、立佞武多が上から見られる
上から見たって迫力は変わらない。むしろ造形のしっかりさが良くわかる
エレベーターで上って、帰りはぐるぐると周りながら降りられます。そこにあった小さな立佞武多
これは奥にあった日本の武者っぽい像の裏側
中国武者っぽい像の裏側
こんなでかい物作るには金が掛かるだろうなと思ったら、原子力マネーが入っているっぽい
内部の基本枠組みの模型。巨大立佞武多は、3人の職人がデザインしているのだそうです。制作時は分割して制作し、後で組み立てるのだとか。ただ、組み立てた時にうまく合わないと、作り直しになるそうです
下の方の裏側はこんな絵になっています
この立佞武多は祭りの時には館内から「出陣」するようで、扉が開くようになっています。なお、メイン会場のあたりは、電線が埋め込まれています
一番足下を見るとこのマークが。今年作った物のようですね
この記事を見た人は、写真だけじゃ迫力は伝わらないので、是非とも実物を見に行って欲しいですね。私も来年のお祭に行ってみたいです。
この後、「あげたいの店 みわや」であげたいを食べたかったんですが、行った日が悪かったのがお店が閉まっていました。残念。代わりに駅近くの洋菓子店「カルネドール駅前通店」で喫茶店も兼ねていたので、コーヒーとロールケーキを頂きました。これはこれで美味しかったです。
五所川原駅に戻って、青森駅までHB-E300形「リゾートしらかみ」青池編成に乗車しました。今回の切符を取る段階ではどの編成が運用に入るかが分かっていなかったんですが、運良くまだ乗車したことの無かったHB-E300形に乗車することが出来ました。初代「青池編成」には3度乗りましたが、この二代目も初代以来の室内装備を引き継いでいました。
こちらは弘前からのキハ40形五能線色
遠くにライトが見えてきた
五所川原へ到着するHB-E300形「リゾートしらかみ」青池編成
1号車の車内。五所川原ですでに真っ暗だったが、車内は空席だらけ。シーズン外のためか、みな途中で降りてしまったのか
これが一般座席のシート。座席間隔はグランクラス並みというか、それ以上に感じる
枕には「RESORT HYBRID」の文字が
夜間なので、運転席はカーテンを降ろしており、前面展望は楽しめませんでした
1両だけ、4人掛けボックスがあります。ただ、今回の乗車時は人が乗った形跡はあった物の、全席空席でした
青森駅へ到着
奥羽本線は強風の影響でダイヤが乱れていましたが、定刻より若干遅れた程度で青森に到着し、宿に向かいました。
以下、次回。