みやしたの気まぐれblog

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残念ながら、原発は悲観すべき状況

2011-03-16 23:06:28 | 日常
福島第一原発の事故はかなり悲観すべき状況になってきた。
これほどの放射能が発生しているにもかかわらず、東京電力も政府も具体的な鎮圧策を出せないままでいる。
11日の時点で、ここまでの悪化を予想していなかったのだろうが、それにしても対応が遅いというか、実質今日は何もしていない。

首都圏における放射能の数値は、未だ安全なレベルではある。
しかし、福島県内の原発20km地点の数値は、すでにX線検査の数値に近づいている。これは屋内待避ではなく、30km以上に待避すべきだ。また、50km圏内の人は待避できる準備始めるべきだ。

X線写真の撮影は何も1枚だけ撮るわけではない。一般に健康診断では胸部1枚、胃を1枚程度だろうが、例えばこの間私が右手にひびを入れた際、最初の検査で2枚、回復後に2枚撮っている。これだけで4枚なので、もっと複雑な骨折や、複数部位の骨折ならもっと枚数を撮影する。それでも健康被害までは至らない。CT検査も年間で何度も受ける人がいる。その人が必ず癌になるわけでもない。RI検査とかPET検査は放射性物質自体を体に注射する(半減期の小さい物を使うが)。そういう検査もあるくらい、放射線と言うのはある程度受けても人体への影響は少ない(ただし長時間受けることは全く良くはない)。だから、今の時点なら、20km圏内でも外に出ても大丈夫だと言える。今のうちに待避すべきなのだ。

しかし、現状の東京電力および政府の対応には全く期待できない。もはやこれはチェルノブイリよりも性質が悪い。
酷く冷たいことを言うが、この状況に至っては、日本国の大地と人民を守るために、犠牲者を出してでも放射能を止めるべきではないか。そうしないと、いずれもっと多くの人が死ぬことになるかもしれない。今はそう言う状況に近づいていると思える。

原発について自分に何も出来ないことが歯がゆい。
これだけ書いても、所詮私は放射線の専門家でもなく、医療に多少知識があるという程度に過ぎない。
この国の大地が汚染されていくことを、ただ見ているしかないのだろうか。
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