田切通信

旅行に写真に究極超人あ~るに飯田線田切駅

田切冬掃除2006-4

2006-01-17 21:04:15 | 飯田線の旅
 駅前の2階デッキに上がり、ベンチでカップ麺をすする。このデッキは駅の建て替えに伴って新設されたもので、かつてはここが駅前の噴水広場だった場所だ。OVAそのままの噴水とベンチなどがあって、僕も春~夏場の暖かい時期は、わざわざ最終便で乗り付けてベンチで野宿をしたものだ。
 薄暗い駅前のベンチで、胡散臭い成人男子が2人でカップ麺チリトマト味をすすっている姿は、今にして思えば他人には不気味だったろう。一歩間違えばホームレスの方そのままだ。

 豊橋から飯田方面への始発は朝6時。それに合わせて改札をくぐりホームに向かう。こんな早い時間でも、けっこう乗車客が多い。それでも、2人でボックス席を占領できた。大荷物を棚に上げて席に落ち着くと、おもむろに缶ビールを出してぐびぐび始める。僕らは電車旅となると、常になにがしかの酒をちびちび飲んでいるので、ほろ酔い加減で旅をするのもまた楽しいものだ。夜行のMLながらでの夜更かしが効いたのか、程なく僕も宇宙局長も、うとうとし始める。所々意識がなくなりつつ、終点の天竜峡駅に向かった。
 雨はそれほど強くないのだが、止む気配はない。飯田線沿線では基本的に屋内型の娯楽施設がないので、雨は大敵だ。しかも今回の旅は、飯田駅周辺を見て歩くのが第1の目的であるから、なおさら雨は痛い。
 終点の天竜峡に到着すると、ホームの向かい側に次の列車が待機している。あまり待ち時間もないので、駅で一度外に出ないでそのまま乗り換えた。現時点でこの先どうするのか、細部の予定は特に決めていない。
 最近は「旅の前に詳細に予定を組んで、その通りに実行する」という行為を一切やらなくなった。実に行き当たりばったり、その時の気分や状況で予定をころころ変えてしまうのだ。
 この雨だ・・・さあ、どうしよう。