突然だが旅と言えばビールなのだ。自分が運転して車で動くときは1滴のアルコールも飲まないのだが、電車旅となると話は別で、(僕以外の誰かが運転する車でも同様)だらだらと酒ばかり飲んだくれているのは、このブログを読めば承前のとおりなのだ。で、この「だらだらと」というところが要諦で、あまり強い(アルコール度数の高い)酒だと、飯田線や夜行列車などに長時間乗っている間を通してほろ酔い気分でいる訳にはいかない。前後不覚なほど酩酊しては旅行にならないからだ。だから自然と弱い酒を飲むことになるのだが、その第一の選択肢がビールとなる。ただ、ビールには利尿作用があるので、あまり大量に飲むとトイレが近くなる。それは通路やデッキまで満員状態のMLながらなどにあっては大変困った事態なので、夜行ではビールを避けて抑えめに缶チューハイを飲んでいる。
少し昔にビールは税法上の税率が高く売価が高くつくので、それを押さえて安くするため発泡酒というものが開発された。原料の麦芽の使用割合を下げて、その他の原料を使用することで、ビールにより近い味を出しつつ、ビールではない酒となった。当然ビールではないので税率が低く、その分が確実に販売価格の下落となって消費者、特に家計を預かる主婦層に大歓迎された。開発に当たってはビールと同等の味を出すのにヘビーユーザー(つまりは大酒飲み)にアンケートを採ったり、綿密な市場調査を行ったりと、かなり苦労したように聞いている。このヒットを受けて税収の減った政府は、このままじゃいかん!と言うので発泡酒の税率を上げる手段に出た。おかげでビールとの価格差が縮まり、それほどお得感はなくなった。そこでメーカーがさらに打った逆襲の一手が、最近人気の「その他の雑種」に分類されるビールもどき酒だ。こいつは原料に全く麦芽を使っていない。では何を使っているのかというと「大豆タンパク」で、考えようによっては豆腐や納豆の遠縁の親戚筋に当たる。もうこうなると、発泡酒でさえなく、税法上は「その他の雑種」となり発泡酒よりさらに税率が低い。当然のように販売単価が安いというわけだ。
では僕は、旅では何を飲んでいるかというと「ビール」なぜかというと発泡酒やその他の雑種はまずいからだ。こだわりがあって・・なんて言うんじゃなく、確実に後味が甘くてまずいのだ。開発に苦労したメーカーさんには申し訳ないが、原料が全く違うんだから、味が違って当然で、それ自体をどうこう言う気はない。ビールっぽい味が好きで、より安い方がいい人はその他の雑種を飲めばよろしい。僕はそれほど頻繁に飲まないので、せめてたまに飲むときは割高でも旨いビールを飲みたい。そうでなければビールもどきなどで我慢せずに、おとなしく缶チューハイを飲む。
さて、飯田線でビールと言って思い出されるのが、今や伝説の「中部天竜ビール調達事件」だろう。詳細は明日の夜に。
少し昔にビールは税法上の税率が高く売価が高くつくので、それを押さえて安くするため発泡酒というものが開発された。原料の麦芽の使用割合を下げて、その他の原料を使用することで、ビールにより近い味を出しつつ、ビールではない酒となった。当然ビールではないので税率が低く、その分が確実に販売価格の下落となって消費者、特に家計を預かる主婦層に大歓迎された。開発に当たってはビールと同等の味を出すのにヘビーユーザー(つまりは大酒飲み)にアンケートを採ったり、綿密な市場調査を行ったりと、かなり苦労したように聞いている。このヒットを受けて税収の減った政府は、このままじゃいかん!と言うので発泡酒の税率を上げる手段に出た。おかげでビールとの価格差が縮まり、それほどお得感はなくなった。そこでメーカーがさらに打った逆襲の一手が、最近人気の「その他の雑種」に分類されるビールもどき酒だ。こいつは原料に全く麦芽を使っていない。では何を使っているのかというと「大豆タンパク」で、考えようによっては豆腐や納豆の遠縁の親戚筋に当たる。もうこうなると、発泡酒でさえなく、税法上は「その他の雑種」となり発泡酒よりさらに税率が低い。当然のように販売単価が安いというわけだ。
では僕は、旅では何を飲んでいるかというと「ビール」なぜかというと発泡酒やその他の雑種はまずいからだ。こだわりがあって・・なんて言うんじゃなく、確実に後味が甘くてまずいのだ。開発に苦労したメーカーさんには申し訳ないが、原料が全く違うんだから、味が違って当然で、それ自体をどうこう言う気はない。ビールっぽい味が好きで、より安い方がいい人はその他の雑種を飲めばよろしい。僕はそれほど頻繁に飲まないので、せめてたまに飲むときは割高でも旨いビールを飲みたい。そうでなければビールもどきなどで我慢せずに、おとなしく缶チューハイを飲む。
さて、飯田線でビールと言って思い出されるのが、今や伝説の「中部天竜ビール調達事件」だろう。詳細は明日の夜に。