田切通信

旅行に写真に究極超人あ~るに飯田線田切駅

旅の食1

2006-02-08 21:11:54 | 飯田線の旅
 えー、浜松まで来たらもう飯田線の旅もおしまいなので、新シリーズ。
ちょうど浜松でウナギの話だったので、旅での食について。

 駅弁ってのは、ちょっと割高だなって感じだが、まあ、改札の中だし
仕方ないかって諦めと、旅先での浪費癖というか金銭感覚の軽い麻痺もあって、思わず買ってしまう物なのだ。ただでさえ高い駅弁に、ウナギであるから更に少し高い訳である。そこでそう気安く買って食べると言うことも出来ずに、むなしくショーケースを見て無念の涙をのむのだった。
 ウナギってのはちょっと変わった魚で、川のかなり上流部でも生息するくせに、産卵とふ化は海の、しかも特定の地域でしかしないのだ。友人の調理師の話では、現在世界でウナギの産卵場所として確認されているのは2カ所しかないとの事だ。故に浜名湖の名産のウナギも、浜名湖でふ化した物ではなく、稚魚を買い入れて、それを大きく育てているのだ。ウナギの人工ふ化はまだ実用化されていない。これが実用化されれば、養殖ウナギの値段もぐっと下がるだろう。そうすれば原料価格が下がるので、ウナギ弁当の値段も下がるかも知れない。
 そうなった暁には、貧乏人の僕でさえ、ごくたまに出かける電車旅の途中に寄った浜松でウナギ弁当を買って食べることが出来るようになるだろう。お願いですからウナギの人工ふ化技術を完成させて下さい。

 あ~、蒲焼き喰いたい。