2023年7月8日(土)箕面市立メイプルホールにて、「第26回みのおの子どもを育てる大人たちの学習会」が開催されました。
時折小雨の降る中でしたが、多くの方がご来場されておりました。
箕面の子どもたちの子育て・教育をともに考える場として開かれたこの学習会では、「アフターコロナの子育て・教育で大切にしたいこと」をテーマに、2部構成での各種催しが行われました。
第一部では、「This is 箕面の教育2023」と題し、箕面市立第二中学校の生徒による、地域や学校の取り組みとして「喫茶in二中のとりくみ」についてのプレゼンテーションが行われました。
朝食を食べない(食べれない)子どもに、学校で朝食を食べる機会を作ろうという取り組みで、朝食を食べるきっかけになればという小さなところから、廃棄食品をなくしたいといったSDGsを意識した大きな課題まで、その取り組みに対する成果を、ハキハキと大きな声で発表していました。
これまでの26回の学習会史上で初めてとなる、生徒による発表だったそうですが、「人の役に立ちたい」という動機が会場中に伝わるくらい丁寧なプレゼンテーションでした。
また、教育委員会の方から、今後の部活動の在り方についての情報共有も行われました。
部活動の地域移行によるメリットやデメリット、地域移行の難しさを語られており、よりよい「地域クラブ」となるよう今後も模索を続けるといった趣旨の共有となりました。
第二部では、各校区からなる同志による寸劇、箕面市教育委員会統括スクールソーシャルワーカーの西野緑さんによる講演が行われました。
寸劇では、学校や家庭の中の具体的なシーンを取り扱い、その中で子育てや教育に対する問題提起をされ、西野さんの講演の中で、大人や地域がどのように子どもとかかわっていけばよいかを提案していく、といった内容でした。
子どもと一緒に何かをする(楽しむ)ことで子どもが安心できる関係性を構築する、、大人が問題解決をするのではなく、本人自ら問題を認識し、子どもが主体的に行動できるように支援するような関わり方をする、などアフターコロナの中で、「子どもの最善の利益」を一番に考えた行動とはどういうものなのか、というテーマについて、貴重なお話を聞かせていただきました。
改めて子どもとの向き合い方を考えさせられる、気が付けばあっという間の2時間でした。
学校や地域の方々と連携して、みんなで子どもを見守っていく大切さを共有できた、有意義な機会だったと思います。