日時:2022年10月13日
テーマ:パラアスリートからのメッセージ
講師:田口亜希さん(あすチャレ!メッセンジャー、日本オリンピック委員会理事)
開催方法:ZOOMによるオンライン開催
テーマ:パラアスリートからのメッセージ
講師:田口亜希さん(あすチャレ!メッセンジャー、日本オリンピック委員会理事)
開催方法:ZOOMによるオンライン開催
25歳まで健康に暮らしてきた田口さんが病気により、突然車椅子の生活になり、今までの普通の生活ではわからなかった障がい者の生き方、思い、またパラリンピックの意義について講演いただきました。
◇田口さんがパラリンピック競技者になった経緯
大学卒業後、郵船クルーズ(株)「飛鳥」のパーサーとして勤務
25歳のときに脊髄の血管の病気により両下肢麻痺のため車椅子生活
リハビリ中にビームライフルから始め、仕事復帰後ライフル射撃を始める
その後パラリンピックに3度出場
◇パラリンピックの意義
元々パラリンピックはイギリスの病院内で、リハビリの一環として戦傷者たちが始めたものでした。
パラリンピックの父と言われるグッドマン博士の
「失ったものを数えるな。残されたものを最大限に活かせ」
という言葉で世界中に広まり、1964年の東京オリンピックにて、初めてパラリンピックも行われました。
当時の日本は障がい者=安静にするべき、という考えでしたが、パラリンピックに参加した海外の人たちは競技が終わったあと、自分たちでタクシーに乗り、食事や買い物を楽しんでいるのを見て、日本人は大変驚いたそうです。
パラリンピックを通して、能力や可能性を引き出し、障がい者と健常者の共生社会、互いにできることを補い助け合うという社会を目指しています。
現在では障がい者用トイレ、駐車場などがありますが、健常者が利用することにより、本当に困っている人が利用できないという場面も多々見られるようです。
今回の講演に参加して、あらゆる人が公平に暮らしていける社会にしていかなければならないと思いました。