2年ごとに恒例の、高校合唱部のOB会に出席してきました。
6期の先輩から現役70期までが集まって、想い出の歌を歌いました。
近況報告の時間に、上海で働きながらコーラスをしているという後輩が、
「上海では 『ひとつの朝』 も 『かもめ』 も、言論統制があって歌えないんです」
という話をしてくれました。
『ひとつの朝』 は、私が3年生の時のコンクールの課題曲。
「表参道高校合唱部」 のドラマの中でも流れていた名曲ですが、
最後に自由を求めて、という歌詞があります。
『かもめ』 は、たまたま、4月の地元合唱団の演奏会で歌うんですが、
ついに自由は彼らのものだ、という歌詞があります。
この “自由” という言葉がダメなんですって。
日本に生まれて、何の疑問も制約もなく、これらの歌を歌えることが幸せなことなんだと、
初めて知りました。