10、ジャムのこと 2012年03月08日 | 月夜の散歩 ジャムの好きだったモノ。 食べ物は何でも好きだった。 ものすごい執念で欲しがった。 特にパンは自分の餌だと思っていた。 テーブルの下でいつまでもクゥーンクゥーンとねだった。 座ってる人の腕と体の間に入ってくるのが好きだった。 鼻で僕の腕をはねのけてグイグイと入ってきて足に顎を乗せた。 人の背中に抱きつくようにすがるのが好きだった。 良くそのままおんぶをした。 僕が家に帰るとうれしさのあまり . . . 本文を読む