駆込み女と駆出し男 2015年05月24日 | 映画 駆込み女と駆出し男 を観た。 時は天保十二年(1841)。老中水野忠邦の、世に言う天保の改革の真っただ中。 質素倹約令の発令により庶民の暮らしに暗い影が差し始めた頃のこと。 幕府公認の縁切寺として知られる鎌倉の東慶寺には、離縁を求めて女たちが駆け込んでくる。 ここは尼寺。生き地獄から抜け出す女たちの最後の砦、言わば避難所である。 さて、駆込みには作法がある。東慶寺門前で意思表示をした後に、まずは . . . 本文を読む